ヤクルトは13日、新外国人として昨季まで台湾リーグ兄弟でプレーしたオーランド・ロマン投手(33)を獲得したと発表した。
最後の外国人補強は、噂されていた通り、ロマン投手となった。これでヤクルトの外国人は5名(フェルナンデス投手は確か日本人扱い。間違っていたらすみません。)となった。4名までしか1軍登録ができないため、外国人同士の競争が発生する。ロマン投手がこの競争を勝ち抜くことは容易ではない。守護神のイム・チャンヨン、中継ぎに定着したバーネット、ホームラン王バレンティン、5ツールプレイヤーのミレッジ、台湾最多勝投手ロマンとどの選手にも魅力はあるが、現時点で最も厳しい立場にあるのはロマン投手だろう。イム、バーネット、バレンティンは不安定な部分もあるが、日本で実績を残している。ミレッジは未知数な部分が大きいが、魅力的な選手であり、全く使われないということはないだろう。ロマンは、オープン戦でアピールする必要がある。先発で考えているのか中継ぎで考えているのかは分からないが、開幕から1軍で活躍するには、オープン戦で圧倒的な数字を残す必要があるだろう。
ここまでは、ロマンが1軍で活躍することは難しいのではないかと書いてきたが、5番目の外国人として見れば中々良い補強なのではないかと思えてくる。先程も書いたように現在のヤクルトの外国人選手には不安定な部分が多い。全員が揃って活躍できる可能性は、低いだろう。そこでWBCプエルトリコ代表、台湾リーグ最多勝という実績のあるロマン投手の力が必要になってくるかもしれない。もし開幕1軍に残らなくても腐らずに野球に取り組んでもらいたい。
まだ投げている映像を見ていないので何とも言えないが、速球が武器で三振を奪えるタイプの投手のようなので、バーネットとポジションを争う可能性が高いのではないだろうか?
状況によっては先発に回ることもできそうなので、チームの穴を上手く埋めてもらえるとありがたい。ロマンが実力で1軍の座を奪うようなことがあれば、来シーズンの投手陣は厚みを増すだろう。早く投げる姿を見てみたい。
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