本拠地初勝利はサヨナラ勝ち

ヤクルト２×ー１DeNA　（延長１０回）

今日の先発はヤクルト館山、DeNA国吉ということで投手戦が予想されたのだが、予想通りの展開となった。投球内容が良かったのはDeNAの期待の若手国吉だった。３回まではパーフェクトピッチング、５回にヒットと２つの四球で満塁と攻め立てるが、館山、比屋根が倒れて得点できない。一方の館山は、ヒットと四球で毎回ランナーを許す苦しい投球が続くが、ベテランらしくランナーが出ても落ち着いた投球を続けこちらも得点は許さない。
試合が動いたのは６回裏だった。１アウトからミレッジがレフトスタンドへのソロホームランを放つ。ソロホームランではあるが、ホームランで点が獲れているのはチームとして大きい。
しかし喜んだのも束の間、直後の７回表に絶好調の森本にタイムリーを浴び同点に追いつかれてしまう。結局館山は、８回を投げ、被安打７与四球５の１失点ということで苦しみながらも先発の役割を果たしてくれた。前回は５回で降板したが、今日は８回を投げ、球数も１１６ということで徐々に調子を戻しているように感じた。
９回は好調バーネットが三者凡退で片付ける。その裏のサヨナラのチャンスには相川に一本が出ず、延長に突入する。１０回はこれまた好調な押本がヒットを許しながらも三人で抑えるとその裏、この試合、初打席の武内がDeNA守護神山口からヒットを放つ。比屋根が送りバントに成功し、得点圏にランナーを進めると、最後は田中浩が右中間突破のサヨナラ２ベースを放ち、ゲームセット。２×ー１で勝利し、３連勝となった。
今年のヤクルトもこういうロースコアのゲームをものにしていく必要がある。今日は館山がベテランらしい投球を見せてくれた。本調子とは思えないのだが、得点は与えない。ある意味館山らしい投球だったと思う。ここまで好調のバーネット、押本は、今日も得点を許さず、勝利に貢献した。
野手陣では、ミレッジにホームランが飛び出した。これで２号目ということでこれからどんなバッティングを見せてくれるか非常に楽しみである。ホームランもそれなりに期待できそうな雰囲気がある。
作戦的には、足の速いランナーが塁にいる場合、もう少し盗塁やエンドランを絡めても良い気もするがどうなのだろう？小川監督は、どちらかというと終盤はより確実にランナーを進めることを重視しているように感じる。この場合、送りバントをしっかり決めることが重要になってくる。この試合では、９，１０回にノーアウトのランナーをきっちり送ることに成功した。その結果が１０回の田中浩のサヨナラタイムリーにつながった。
送りバントは小川ヤクルトの生命線なのかもしれない。


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