前半戦振り返り

今日は、前半戦を振り返ってみたい。37勝37敗5引き分けの4位という結果なのだが、皆さんはどう評価するでしょうか?
2012年の始まりに私なりに12年シーズンのヤクルトのポイントを5つ挙げていたのでその5つのポイントに沿って振り返ってみたい。

① 怪我人を極力出さない。
去年のシーズン後半は怪我人、体調不良者が相次いだ。プロ野球の世界に怪我は付き物。それでもできる限り怪我をしないように闘ってほしい。控えの層が厚くないヤクルトでは、1人の戦線離脱が大きなダメージとなってしまう

振り返りー今シーズンも怪我のオンパレードである。開幕時点で怪我を抱えている選手が多かったのだが、その後も主力選手の離脱が相次いでいる。長いシーズンどのチームにも怪我人は出るものである。怪我人が出なければ優勝できたなんてのは、言い訳でしかない。しかしヤクルトの場合、元々層が厚くないだけに一人の怪我が大きな戦力ダウンにつながってしまう。投手では、イム、由規、村中、松岡辺りの離脱は痛かった。野手では、上田、川端、相川、武内、飯原辺りの怪我が重くのしかかってきている。武内、飯原に関しては一気に崖っぷちに追い込まれた感もある。
すでに戦列に復帰している選手もおり、後半戦どれだけの選手が戻って来てくれるのかは分からないが、少しでも万全に近い状態でゲームに出てほしいと陰ながら願っている。

② 畠山の活躍
去年は、4番の座を奪いチームの主力として活躍した畠山選手。しかしCSは不振に陥ってしまいました。私はまだ畠山選手を信頼しきれていません。この畠山選手が、去年以上の活躍をするようだとヤクルトの得点力が大幅に上がるはずです。

振り返りー 今の所、打率・258 本塁打7 打点34 という成績が残っている。不調で打順を下げられることもあり、私の不安が的中してしまった形だ。ここにきてようやく畠山らしいホームランも見られ始めているので、後半戦に期待したいと思う。投手陣が苦しんでいたり、打線の得点パターンが少ない中で、この畠山の成績は後半戦もポイントになりそうである。

③ イム・チャンヨン
試合ごとに波が大きいのが気になる。身体は強く、年齢的な衰えはないものと信じたいが心配である。守護神として今年も君臨してほしい。
 
振り返りー開幕前から怪我もあり、調子が上がらず、外国人枠争いにも敗れてしまったため、クローザーのポジションを確保することさえできなかった。バレンティンの不調もあり、1軍に昇格したものの肘を痛め、全治1年との診断が出ている。個人的には、イムのダイナミックな投球フォームが好きだっただけに残念である。今シーズンの投球がヤクルトでの最後の投球になってしまう可能性が高い。

④ 宮本、相川の起用法
ベテランの2選手、ともに昨年はチームを引っ張ったが、シーズン通しての活躍を望むのは厳しい状況だ。上手く休養を入れながら試合に出続けてほしい。もしくは、2人を脅かすような若手の活躍に期待したい。

振り返りー相川は怪我で戦列を離れた際に、中村が一気に台頭し、レギュラーの座を脅かし始めている。最近は、中村がスタメンマスクを被る試合も負けてしまうゲームが多いが、私はどちらかというと中村派である。強気のリードと、同じ球種を続けられるリードは、時に古田を彷彿とさせる。(私だけかもしれないが…)強肩も含めて非常に楽しみな素材である。後半戦も相川と激しいレギュラー争いをしてほしい。
宮本に関しては、脅かす存在がいない状態である。シーズン前は、もう少しショート山田、サード川端といったゲームが増えるのではないかと思っていたのだが、現状は、宮本がレギュラーをがっちり掴み、時々森岡辺りが代役で出てくるくらいである。宮本に関しては、シーズン通しての活躍を期待するしかない状況である。

⑤ ポスト青木
12年シーズンは、青木選手がいない。上田選手、比屋根選手、ミレッジ選手など、まだ実力が未知数の選手がどの程度活躍できるか楽しみに待ちたい。

振り返りーこれに関しては上田の怪我が痛かった。ミレッジ、バレンティンが想像以上に頑張ってくれただけに上田がレギュラーに定着していればそれなりに青木の穴は埋まったと思っている。しかし実際には怪我をしてしまい、外野陣は固定できていない。そんな中、他の外野陣から一歩遅れをとっていると思っていた和製大砲松井淳が出て来てくれたことは嬉しい誤算である。松井淳としてはこのチャンスを手放すわけにはいかないだろう。後半戦は、松井淳VS上田のレギュラー争いが勃発するかもしれない。

年始に挙げたポイントを振り返ってみると、この成績は仕方ないかなと思う。特に怪我人の多さと畠山の不調は残念だった。
年始の時点で挙げたポイントの割には、それなりに的を射た項目を挙げていたんだなあと我ながら感心してしまった(笑)

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コメント

  1. パイン より:

    予想は悪い意味で、よく当たっていますね(笑)

    宮本、相川といったベテランの頑張りだけが目立ってますかね。

    今になって思えば、昨年の首位争い、CS争いのダメージが予想以上に大きかった感じですね。

    投手陣には故障が蔓延し、調子がいいといえる投手はゼロ。

    野手陣は、終盤の浮足立った状態のままシーズンをまたぎ、本来のプレーを取り戻せない。

    昨年、宮本が「優勝は、すれば経験になる。出来なければ体験に過ぎない」といっていた通りですね。

    畠山など、体力と経験の不足から終盤失速したことを今年は克服する、といっていましたが、何をどうするのか、本人もよくわかっていなかったのではないかという気がします。

    森岡は、小器用にどこでも守れてしまうことが、ときに不利に見えますが、ケガ人が多いショートに定着させてもいいのではないでしょうか。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    予想というより、心配な点を挙げたのですが、本当に悪い意味で当たってしまっていますね。特に怪我人続出の現状は非常に残念です。

    森岡は、高校時代は大スターでしたよね。バットコントロールは素晴らしいと思っています。レギュラー奪取のための課題は、守備だと考えます。守備範囲を広くしたり、肩を強くするのは難しいと思うのですが、捕球、送球の技術をもっと高めて欲しいと思います。打撃は、試合に出続ければそれなりの結果は残せそうな気がします。但し、川端と比べると劣ってしまう部分が目立つように感じます。
    明徳義塾高校時代から好きな選手だったので、中日を戦力外となり、若くしてヤクルトに入団となったときは嬉しかったのを覚えています。今後の活躍に期待したいですね。

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