救世主はいた！その名はロマン！

ヤクルト１－０DeNA

ロマンの快投に期待したかいがあった。「これしかない！」と言っても良い勝ちゲームとなった。

ヤクルトの先発はロマン、DeNAは、高崎が先発した。ヤクルトのスタメンは捕手に相川を入れた以外は昨日と同じ。川端、福地の２，３番は継続してきた。

試合は初回から動く。ロマンは、先頭の荒波を四球で歩かせてしまう。それでも相川が盗塁を刺し、主導権を渡さない。その後、内村、ラミレスにヒットを浴びたものの金城を打ち取り、何とか無失点で立ち上がる。
するとその裏先頭のミレッジが好走塁もあって2ベースで出塁する。川端はきっちり送ってランナーを3塁に進めると2アウトから畠山がきっちりタイムリーを放ち、先制点を奪う。素晴らしい速攻だった。
ここからはロマンがいつも通り粘り強いピッチングを見せる。2回は後藤にヒットを浴びるもののダブルプレーで凌ぐ。3回も荒波にヒットを打たれるものの牽制で刺し、この回も結局3人で片付ける。
その裏先頭のロマンの2ベースと川端のヒットでチャンスを作るが、福地はファースト後藤の好守もあり、ダブルプレーに倒れてしまう。
嫌な空気が漂い始めた中、直後の4回に先頭の中村にヒットを浴びてしまう。しかし続くラミレスの打球をライト松井淳がスライディングキャッチで防ぐと、金城、渡辺直に対しては、連続三振を奪う。
ここからは両投手の我慢比べの展開となる。6回は、両チームランナーは出すものの無得点。7回はロマンが先頭の金城を四球で歩かせるもののバント失敗とダブルプレーで危なげない投球を続ける。
追加点を奪いたい打線はランナーを出すものの、ビッグチャンスは作れず、得点を取れる雰囲気が全くない。こうなるとロマンに期待するしかない状況になるのだが、この期待にロマンが見事に応える。
8回、9回と2アウトからランナーを許すものの後続をきっちり仕留め、3試合連続完投、2試合連続完封勝利で１－０で勝利し、DeNA相手に2連勝となった。

ロマンの投球内容は、9回136球を投げ、被安打７与四死球３の無失点。初回こそ不安定な立ち上がりだったもののその後は、ヒット、四球でランナーを許しても後続を危なげなく打ち取り、数字以上に安定感のある投球だったように思う。これで3試合連続完投となり、苦しい状況のチームを救ってくれている。正に救世主である。
今日の試合も援護は初回の1点だけだったのだが、しっかり9回まで投げ切ってくれた。コントロールもここ3試合は安定しており、球威も前半戦の球威を取り戻している。これなら大崩れはしなそうだ。ブルペン陣が崩壊状態な中一人で1試合投げ切ってくれるのは本当にありがたいことだ。
ここまでの活躍をするとは思っていなかった。思わぬ掘り出し物となってくれている。ロマンの好投を讃えるとともに、高確率で優良外国人を獲得してくるスカウトにも大きな拍手を送りたい。

打線は大量点は期待できない。それでも初回の先制点は見事だった。ミレッジの好走塁と川端の送りバント、畠山のタイムリーと非常にスムーズな攻撃だった。
こういう攻撃を試合の中で1回でも多く作れれば何とか五分くらいでは戦えるのではないだろうか？そして打順についてなのだが、川端2番の起用はどうなのだろうか？まだ3番に戻すのは早いかもしれないが、他に適任者もいないので明日の巨人戦からは3番に戻しても良いのではないだろうか？個人的な意見だが…

さて石川が不調で登録を抹消された中、明日の赤川には期待したい。優勝は厳しくなったが、巨人相手に意地を見せてもらいたい。痛快な3連勝！なんて結果が出たら嬉しいのだが…

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