久々の嬉しい悩み。今後の八木の起用法は？

ヤクルト５－０巨人

八木がやってくれた。プロ入り初勝利である。テレビ観戦できなかったのが残念だが、今後に期待が持てる投手が登場した。

ヤクルト八木、巨人ホールトンで始まったこの試合。八木は序盤ランナーを出してしまい、苦しい場面が続くが何とか無失点で抑えていく。すると打線が3回に苦手ホールトンを掴まえる。福地、相川の連打などでチャンスを作ると、雄平の内野ゴロと田中浩のタイムリーで2点を先制する。
八木は得点獲ってもらった以降もランナーを溜める不安定なピッチングが続くが、ホームは踏まさない。
巨人はCSを見据えて澤村を6回からマウンドに上げるが、ヤクルト打線はバレンティン、畠山、川端の3連打と森岡の内野ゴロで2点を追加する。8回にも川端の3ベースと森岡のタイムリー2ベースで1点を追加する。
八木は、7回を投げ、被安打５与四死球４の無失点でマウンドを降りる。8回、9回は、山本哲、松岡がランナーを許しながらも得点を与えず、５－０で勝利した。

八木は、前回のDeNA戦での好投もあり、素材の良さは見せつけてくれていたが、今日の試合では結果も残してくれた。コントロールにまだ不安があり、今日も危うさが残るピッチングだったが、ほぼフルメンバーの巨人相手に堂々たるピッチングを見せてくれた。
球速の割に巨人打線が打ちづらそうにしていた。三振が奪えるところも高評価につながる。ストレートの質の良さが目立っていた。
以前から書いているように八木は来年以降の戦力だと考えていたのだが、チームの不振もあり、早めにチャンスが巡ってきた。その結果今日のプロ入り初勝利につながった。
そこで嬉しい悩みが出てきた。試合後の小川監督のコメントから今シーズンの登板はもうなさそうなのだが、CSでの登板はどうだろうか？あるとしたら巨人戦での登板だろう。去年のCSで山田を抜擢したようにチームの状態によってはチャンスがありそうである。
もし登板する場面があるようなら間違いなくチームにとって大事な場面での登板となりそうだ。個人的にはまだ八木の起用には不安感が強く、無理して起用してほしくないのだが、それでも数少ない期待できる若手投手である。チームの救世主となるようなことがあればCS突破の可能性も見えてきそうである。

打線は、ホールトン、澤村から得点を奪えたのはCSにつながるはずである。特にホールトンはここまで苦しめられていただけに今日の2得点は得点以上の意味を持つ。
今日のヤクルトのスタメンはほぼベストメンバーだと思う。ここにミレッジが復帰することとなればどんな打順になるのかとても楽しみになってきた。

巨人に嫌な印象を植え付ける意味のある消化試合となった。

P.S　松岡がようやく1軍のマウンドに戻ってきた。残りのシーズンでCSに向けてのテストが行われると思われる。どんな投球を見せてくれるか注目したい。

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