オープン戦 ヤクルト6-2中日
投打の主力がしっかり結果を残した。
投手陣では石川が、5回を被安打2奪三振1の無失点。中日とは相性の良いヤクルト投手陣なのだが、新戦力の入った打線をきっちり抑え込んだのは評価して良いだろう。クラークとルナ、この2人をきっちり抑えることが出来れば今シーズンも中日戦は有利に戦えるのでないだろうか?そういう意味では今日の石川の好投は明るいニュースである。
球威で抑え込むタイプの投手ではなく、大きな貯金もできないでいるが、毎年少しずつ球種を増やし相手打者を幻惑する努力は伝わってくる。今シーズンはフォークに挑戦している。このボールが使えるようになればまた投球に幅ができそうである。
中継ぎ陣も藤田、久古、松岡は無失点リレーで繋いでくれた。しかし最後に出てきた山本哲は、1回を被安打4奪三振1与四球1の2失点。山本哲がこれだけ打たれるのは久しぶりのように感じる。この時期だけに心配なのだが、次回の投球に期待したい。
野手陣ではここの所好調の田中浩と畠山が結果を残した。やってくれなければ困る2人の活躍は嬉しい限りである。1番で出場した田中浩は5打数2安打1盗塁、4番で出場した畠山は4打数2安打1ホームラン2打点。田中に関しては、どの打順に座るかで役割も変わってくるため難しい部分もあるのだが、このまま好調を維持してもらいたい。畠山に関しては、今シーズンはしっかり4番に座り続けてもらいたい。個人的には昨シーズンは30本塁打を目指してほしいと言っていたのだが、今シーズンは3割20本を一つの目標にしてほしい。バットコントロールも良いほうだと思うのだが、今日のホームランのような豪快なスイングも畠山の魅力である。
さて今日の試合中日の先発はサウスポーの大野だったのだが、思い切ったオーダーを組んできた。1番セカンド田中浩、2番ショート川島、3番レフトミレッジ、4番ファースト畠山、5番サード宮本、6番DH川本、7番ライト川崎、8番キャッチャー中村、9番センター比屋根と右打者9人をずらっと並べてきた。DH制が採用されており、このままシーズンに突入することはないのだが、予告先発がある中なのでこのように右バッターを並べることも考えられそうである。
良い意味で気になるのは7番に入った川崎である。この試合でも大野からフェンス直撃のタイムリー2ベースを放っている。左殺しとしての起用が現実味を帯びてきた。
悪い意味で気になるのは1,2番だろうか。一時はミレッジを1番に固定したとのニュースもあったのだが未だに固まらない印象である。2番に入った川島には期待しているのだが、ヒットが出ない。個人的にはもう少しチャンスを与えてほしいのだがこのままでは使いづらいだろう。
田中浩が好調なだけに1番田中浩も考えられるのかもしれない。それにしても中々攻撃の形が見えてこないのは心配である。今シーズンもロースコアの接戦をものにしていくしかないだろう。その割に中継ぎ陣も不安定なのが気になる。
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