ラミレス２０００本安打達成。ヤクルトは３連敗

ヤクルト３－６DeNA

まずはラミレスの２０００本安打を祝福したい。若くしてヤクルトに入団してから巨人、DeNAと渡り歩いて１３年。外国人選手としては初めての２０００本安打を達成した。
ヤクルトに入団した時からパワフルなバッティングが目立っていたのだが、日本でプレーするうちに明らかに粗さが無くなり穴の少ないバッターに成長を遂げていった。長年に渡って安定した成績を残せたのもこのバッティング技術の向上があったからと考えられる。
ヤクルトファンの私からすると巨人に移籍せずにもっと長くヤクルトでプレーしてもらいたかったのだが、こればっかりは仕方ない。どの球団に移籍しても人気者になり誰からも愛される存在のラミレス選手に大きな拍手を送りたい。今日の弾丸ライナーのホームランで決めた２０００本安打。お見事でした。

さて祝福気分に浸るのもここまでである。阪神、広島との３連戦では弱点を露呈しながらも何とか勝ち越していた。しかし今のチーム状態で勝ち続けられるほどプロの世界は甘いものではない。昨日今日のゲームを見る限りではDeNAの方がチーム力は上である。

相手の先発がサウスポーの藤井ということでヤクルトは飯原、川島の１，２番に組み替えてきた。（田中浩は８番）結果からするとこの２人は合わせて９打席に立ったのだが、出塁は川島のヒットでの１回だけということで効果はなかった。
それでも２回に畠山のホームランで先制すると４回には、相手のミスと相川のタイムリーで２点を追加する。その前の守備では飯原の好返球と相川のブロックで失点を防ぐなどここまでは完全な勝ちペースの試合に感じていたのだが…

５回にミレッジが荒波の打球にダイビングするものの後逸してしまいピンチを招くと鶴岡のタイムリーで１点を失う。そして６回にはラミレスのホームランでまた１点失うと、石川は続く中村紀にもヒットを浴び、ここで降板となってしまう。代わった松岡は２アウトまでこぎつけるものの渡辺直に余計な四球を与えてしまう。このピンチでヤクルトは久古を投入するのだが、これが裏目に出てしまう。DeNAの石川にインコースのストレートを上手くライトスタンドに運ばれる３ランホームランを浴びてしまい、３－５と逆転を許してしまう。
こうなると今のヤクルトには厳しい展開となってしまう。８回には今日昇格したばかりの正田が１点を失ってしまい、結局３－６で敗れてしまった。

野手陣に関しては、現状誰を出してもそんなに変わりはないだろう。今日は畠山に一発が出たので、とにかくミレッジと畠山の長打に期待したいと思う。１，２番に関しては明日どういうメンバーで臨むか注目してみたい。個人的には１番上田、２番田中浩で良いのではないかと思う。（少し投げやりではあるが…）もしかすると１番ミレッジもあるかな。三浦相手にどう食らいつくか…積極的に仕掛けてもらいたい。

投手陣は、館山、日高、藤田が一気に登録抹消されてしまった。館山に関しては非常に心配である。日高と藤田は調整して早めに１軍に戻ってきてもらいたい。

館山がいなくなると石川への期待は大きくなるのだが、今日は中盤に掴まってしまった。３点のリードをもらっていただけに６回は何とか投げ切ってほしかったのだが…少しでも長いイニングを投げてもらいたい。逆転３ランを浴びてしまった久古は、今日に関しては切り替えてもらいたい。決して悪い球ではなかったと思う。石川に上手く打たれてしまった割り切ってもらいたい。日高が抹消され正田もピリッとしない中では久古に期待するしかない。
今日登板した投手の中では七條、阿部が結果を残してくれた。２人とも生き残るためには結果を出し続けるしかない。頑張ってもらいたい。

明日の先発は八木と三浦ということで苦しい試合が予想されるが同一カード３連敗だけは避けてほしい。巨人が逃げているだけにいきなり優勝に向けて黄信号が灯ろうとしている。巻き返してほしい。


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