ミレ、バレ、ハタケ揃い踏み！バレンティンは３発（場外２発）！

ヤクルト１２－３DeNA

ようやく安心して見れる試合を見ることが出来た。それにしてもミレッジ、バレンティン、畠山の３人が３人ともホームランを含む猛打賞というのは物凄いことである。３人で９安打５ホーマー１１打点！これぞクリーンアップである。「お見事！」

打線は、初回からプロ入り初先発の土屋を攻める。今シーズン初スタメンとなった比屋根が四球で出塁すると続く川島の打席の初球に盗塁を成功させる。やはり盗塁という選択肢が増えることは相手チームに与えるプレッシャーが違うと思うので１番には足のある選手を起用してもらいたい。川島が送り、１アウト３塁の場面を作るとミレッジのタイムリーで先制点を奪う。そして続くバレンティンは、レフトスタンドへライナーで飛び込む２ランホームランを放ち、いきなり３点を先制する。それぞれが役割を果たした見事な攻撃だった。
攻撃陣はこれで手を緩めることなく２回にも土屋を攻めこむ。１アウトから比屋根が２ベースで出塁すると２アウトからミレッジがライトへ２ランホームランを放つ。そして絶好調バレンティンは、２打席連続となるホームランをレフト場外へ叩き込む。これで６－０となり、６年ぶりの登板となる松岡を楽にする。

松岡は、序盤からの大量援護にも守られ、初回からストレート、フォークを軸にスイスイとDeNA打線を抑え込んでいく。ときおり投げるカーブも有効に使い、DeNA打線にチャンスすら与えない。
５回２アウトから松本にホームランを浴びてしまうが、６回１０１球を投げ、被安打４（被本塁打１）与四球１の１失点と先発の役割を果たした。DeNA、ヤクルトともに先発の谷間だったのだが、松岡は経験を活かして落ち着いたピッチングを見せてくれた。ストレートの球速もここぞという場面では力を込めて投げており、先発用のピッチングにモデルチェンジを図っていた。田中雅とのコンビも良かったのではないだろうか。
新外国人のラルーがどうなるかにもよるのだが、もう少し松岡の先発登板が見られそうである。

打線は、４～６回まで三者凡退で抑え込まれてしまうが、７回に畠山がライトスタンドへ３ラン、８回にはバレンティンがバックスクリーン左の場外へ２ランを放ち、勝負を決めた。
畠山のホームランは技術的にも素晴らしかったのではないだろうか？サウスポー大原の外角高めのボール気味のシュートを上手く右手で押し込んで右中間へ運んだ。いかにも畠山らしい一発だった。最後のヒットは見ることが出来なかったのだが、２回のセンターへの２ベースも速球派の三嶋のストレートを捉えたもので復調の兆しが見え始めた。畠山が復調するとバレンティンが絶好調ということもあり、打線に厚みが出ることは間違いないだろう。
バレンティンに関しては、１年に数回訪れる絶好調モードに入っている。波が大きいのはこの選手の特徴なので贅沢は言わないでおく。打てる時にファンの皆さんの度肝を抜くようなホームランをこれからも打ってほしい。明日全く打てなくても文句は言わないことにするつもりである。

ミレッジも３番が板に付いてきた。絶好調のバレンティンに回そうとする姿が好印象である。足もあって長打もあるミレッジは、チームに欠かせない存在である。ミレッジ、バレンティン、畠山のクリーンアップが機能すれば、貧打線が突然強力打線に変身する。波があるが面白いチームである。
そして１，２番はようやく１番に足のある比屋根を起用してきた。私の中では２番に田中浩、７番に川島でも良いのでは？と感じるのだが、１番に関しては足のある選手で固定しても良いのではないだろうか？比屋根は右投手の三嶋からもタイムリーヒットを放ち、首脳陣にアピールした。明日の１，２番はどうなるだろうか？注目してみたい。

とにかくテレビ中継も見れて最高のGW前半戦となった。明日からの仕事も頑張れそうだ！


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