プロボクシングダブル世界戦 ▽WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ ○王者・内山高志(5回2分15秒、KO)同級9位・ハイデル・パーラ●(6日、東京・大田区総合体育館) 強すぎる! WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(33)=ワタナベ=が、2戦連続のKOで7度目の防衛に成功した。21戦無敗の挑戦者で同級9位ハイデル・パーラ(30)=ベネズエラ=を5回に左ボディーアッパー一発で倒し2分15秒KO勝ち。7連続防衛は日本歴代5位タイ。内山の戦績は20勝(17KO)1分け、プロ初黒星のパーラは20勝(10KO)1敗1分け。
(スポーツ報知引用)
王者井岡一翔(24=井岡)が無傷の12連勝を果たした。挑戦者の同級2位ウィサヌ・ゴーキャットジム(29=タイ)をKOで下し、同級初防衛。持ち前の冷静さを最後まで失わず、9回2分51秒、右ボディアッパーで挑戦者をリングに沈めた。
(日刊スポーツ引用)
ここ数日で日本人絡みの世界戦が続いた。佐藤、河野は敗れて防衛に失敗してしまったが、内山、宮崎、井岡はいずれもKOで防衛に成功した。
内山、井岡両選手に関しては、年始に今後誰と対戦するかが楽しみだという記事を書いた。内山はガンボアと井岡はローマン・ゴンサレスとの対戦が見てみたいと感じていたのだが、今の所はこの対戦が見られる可能性は低そうである。
特に内山は、ガンボアが階級を上げるとの話もあり、対戦は難しくなった印象だ。これからどういう道を辿っていくのだろうか?これだけ豪快に相手を倒せる日本人選手を私は知らない。それでも今回のパーラ戦は苦戦していた印象もある。パーラの柔軟性のある動きと独特なリズムに苦しんでいたのではないだろうか?年齢を重ねる中で動体視力という意味では少し心配な部分もある。個人的には早くビッグマッチと言われるようなカードが見たいのだが…
井岡に関しては、大晦日に王座決定戦でタイトルを奪取したため、今回はローマン・ゴンサレスとの対戦がファンの間では熱望されていたのだが、実現することはなかった。これによって井岡の株は少し下がった印象もあるのだが、今回の相手のウィサヌもサウスポーの厄介な相手だったと思う。そのウィサヌに様々なパンチをきっちり当てて主導権を握り、最後はボディでKOという試合内容は見応えがあった。井岡に関しては、内山と違いローマン・ゴンサレスと対戦するチャンスはあると思うので、ぜひ実現させてほしい。完成度の高いボクサーである。
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