ヤクルトファンよ立ち上がれ！

ヤクルト０－１２阪神

溜息が出てしまうような大敗である。オールスター前の悪い流れそのままに完敗というゲームになってしまった。オールスターブレイクがあり、後半戦開幕はホーム神宮である。先発投手が八木と言うこともあり、個人的にはかなり期待していたのだが、出鼻をくじかれてしまった。
ホーム神宮でのゲームに関しては、ファンが選手を支えたいのだが、ファンの声援も阪神ファンの圧勝である。この苦境だからこそファンは応援しなくてはならない。（それぐらいしか書くことが無くなってきてしまった。）私も近いうちに神宮に足を運べればと思っている。

先発の八木は、今日も勝てない投手らしい投球となってしまった。今シーズンのここまでの投球を見て、１軍で十分に通用することは分かっているのだが、どうしても要所要所で失点してしまう場面が後を絶たない。今日はそれが初回に来てしまった。
鳥谷を直球で空振り三振に取った場面もあり、おそらく調子が物凄く悪かったということはないと思うのだが、２アウトから阪神打線に掴まってしまい、新井貴、今成のタイムリーと新井良の２ランホームランで初回に５点を失ってしまう。相手の先発が苦手のメッセンジャーだったことを考えるともう初回の時点で勝負あり。といった内容のゲームだった。
結局八木は初回の５点以降は、阪神打線に得点を許さず、５回を投げ、被安打４与四死球４の５失点と言う内容だった。何とももどかしい投球が続いている。ボール自体は間違いなく、通用している。しかし同級生の小川の成績が、１０勝２敗なのに対して、八木は２勝７敗である。小川の防御率は、２．６２。八木は３．３６。確かに差はあるのだが、２勝７敗という成績はにわかには信じられないような防御率である。これだけ負けが込んでしまった一つの要因は、味方の援護点の少なさであり、その部分に関しては、八木に同情してしまうのだが、それだけが原因という訳ではなさそうだ。立ち上がりを始め、１イニングに大量失点をしてしまったり、勝っているゲームで踏ん張りきれない場面も目に付いてきている。ここら辺が改善されない限りは、勝てる投手にはなれないだろう。精神面の弱さ（優しさ）が勝利から遠ざかる要因となっているのではないだろうか？
それでも八木には期待して見たい。後半戦で自分の星を五分に戻すような活躍を願っている。その力は間違いなく持っている。もう一歩の所まで来ているのだから、次回の登板では自力で勝利を手繰り寄せてほしい。

中継ぎ陣に関しては、オールスター前の広島戦、DeNA戦と何ら変わりのない、崩壊状態が今日も続いてしまった。これは重傷である。先発投手が出来るだけ長いイニングを投げなければ勝利は近付いて来ることはなさそうだ。誰を投げさせても同じような状況なので手の打ちようがない。オールスターブレイクでの立て直しもままならなかったようだ。

打線も今日は散発３安打に封じられてしまった。苦手メッセンジャーを攻略できなかったのだが、バレンティンのバッティングが崩れ始めているのが気になる。オールスター前のDeNA戦での四球攻めでついにバッティングの調子を崩してしまったのかもしれない。こうなると中々元に戻らないのがバレンティンである。不安材料がまた一つ増えようとしている。
リリーフ陣がほぼ全滅状態なだけに打線は貪欲に点を取りにいかなければならない。

明日の先発は、石川ー藤浪である。石川は八木同様今シーズンは勝ちに恵まれていないが、石川は勝たなければ評価されない選手である。すでにベテランの部類に入ってきており、八木とは立場が違う。八木のように少し甘い目で見ることはできない。完封するつもりで投げてほしい。ルーキーの藤浪に簡単に負けてしまうことがあるようならヤクルトのチーム状態は非常に心配である。

それでもヤクルトファンの皆さん腐らずに応援し続けましょう。神宮で応援されていた方々にとっては、今日の阪神戦は非常に寒いものになってしまったと思いますが、明日こそは苦手阪神を倒してもらいたい。神宮でホームの選手が阪神の波に飲み込まれていくシーンはもう見たくない。


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