さて恒例となっています甲子園大会の予想&個人的注目選手について書いてみたいと思う。今日組み合わせ抽選会が行われたのだが、今年は19年ぶりに全試合抽選が復活(昔のように本当にどこと当たるか分からない感じではないようだが…)今年も面白い大会になりそうである。それでは私なりに予想してみよう。
本命 浦和学院(埼玉)
対抗 明徳義塾(高知)
注目 瀬戸内(広島)、修徳(東東京)
こんな感じにしてみた。
本命はセンバツを制した浦和学院にしてみた。昨年もセンバツを制した大阪桐蔭を本命にしたのだが、浦和学院の場合は、昨年の大阪桐蔭のようなガチガチの本命という訳ではない。もしかすると「本命で1チームだけ選べ。」と言われれば1番人気にならないのではないだろうか?それでもあえて浦和学院を本命にした理由としては、2年生の打たれないエース小島がいるからだ。しなやかな腕の振りから投げ込まれるボールはキレ、コントロール共に抜群でこの手のタイプの投手としては超高校級と呼んでもおかしくない投手だと感じている。その小島をサポートする投手もいるため、簡単には崩れないと予想する。もし小島が登板過多になったとしてもこの小島非常に無駄のないフォームから投げれているということ、また上手く手を抜きながら投げれる投手に感じることから相手チームとしたら嫌な投手なのではないだろうか?またセンバツで3試合連続ホームランを放った高田や下級生時から注目されていた竹村などタレント豊富である。
初戦の相手が仙台育英(宮城)ということでいきなり山場となるが、この試合を乗り越えれば春夏連覇もあるのではないか?と見る。小島VS上林の対決は見物ですね。
対抗には明徳義塾を挙げてみた。昨年ベスト4の明徳義塾にもスーパー2年生の岸がいる。昨年の大会ではスーパー1年生として注目されていたが、投打ともにセンス抜群であり、私の好きなタイプの選手である。投手としては、先輩にあたる鶴川投手の高校時代に少し似ているかな?という印象である。浦和学院の小島同様簡単に崩れるタイプの投手ではないと思うので相手チームからしたら嫌な存在になるだろう。甲子園のスーパースター候補である。
明徳義塾の場合は、高知大会で圧倒的な成績を残して勝ち上がったわけではないのだが、岡豊、高知などの有力校との熱戦を制したことはチームに勢いを与えるのではないか?と感じている。明徳義塾も初戦の瀬戸内(広島)戦が大きな山場となるだろう。岸VS山岡の投げ合いは見物である。実力伯仲の両チームの対戦は個人的には初戦のカードの中で最も見てみたい対戦である。
注目したいチームは、上記に記した瀬戸内と修徳である。
瀬戸内については何と言っても山岡投手を早く見てみたい。まだしっかりと見たことはないのだが、雑誌やネットでは春以降一気に注目されるようになっていた。それでも強豪校の多い広島大会を勝ち上がるのは容易なことではないのだが、瀬戸内は激戦を制して甲子園に駒を進めてきた。これは本物と見て良いだろう。特に山岡は、今夏の広島大会で55回1/3を投げて被安打23与四死球15奪三振62で5失点という物凄い成績が残っている。ユーチューブで見る限り、小柄な身体ながら西武の西口を思わせるようなダイナミックなフォームから投げ込まれるボールは威力抜群である。明徳義塾打線とどう対峙するか注目してみたい。
もう1チームは、修徳を挙げてみた。大本命の帝京を下した勢いそのままに東東京大会を制して見せた。どれほどの投手力なのか分からないのだが、飯野、山下の3,4番を中心とした打線は切れ目のない打線に仕上がっているようだ。山下は捕手としての能力も高く評価されているようなので、勢いに乗れば台風の目的存在になるのではないだろうか?
注目選手は以前に名前を挙げたことがある選手と名前を挙げていない選手に分けて挙げてみたい。
投手(以前に名前を挙げたことがある選手)
小島 和哉(浦和学院)左投左打 2年
安楽 智大(済美) 右投左打 2年
2年生だが、この2人が抜けているのではないだろうか?センバツの優勝投手、準優勝投手である。小島は先程も書いた通り、打たれない左腕である。以前にそのしなやかな腕の振りが先輩の須永投手に似ているのでは?と書いたことがあったが、威圧感と言う意味では須永の方があったように思う。しかし打たれないのは小島である。2年生でこの完成度は素晴らしい。まだまだ身体の線が細いが、これからが楽しみな逸材である。
そして安楽は、センバツの時には完成度はまだまだかな?と言った内容のコメントを書いたのだが、どうやら安定感と言う意味でもセンバツの時とは段違いとの声が聞こえてくる。これは非常に楽しみである。センバツの時はまだまだ力任せの投球に感じたのだが、この夏はどんな投球をしてくれるだろうか?
投手(名前を挙げたことがない選手)
山岡 泰輔(瀬戸内)右投左打 3年
この夏是非甲子園で見てみたいと思っていた投手が個人的には、4人いて、一人は言わずと知れた松井祐樹(桐光学院)、もう1人は長身ながら安定感抜群との呼び声高い二木康太(鹿児島情報)そして残りの二人は広島のドクターK田口 麗斗(広島新庄)と山岡泰輔だった。
この4人の中で唯一甲子園に駒を進めたのが、この山岡だった。今年の高校3年生の中でドラフト上位候補に挙がって来る投手は、松井以外はあまりいなそうな気もするのだが、この山岡も小柄ながら、奪三振が多くて与四死球が少ないという完成度の高い投球が持ち味のようだ。初戦の明徳義塾戦でどんなピッチングを披露してくれるだろうか?サイズが小さいため即プロはどうか?という声が多いとは思うのだが、甲子園でどんな評価をされるか楽しみである。
野手(名前を挙げたことがある選手)
森 友哉(大阪桐蔭) 捕手 右投左打 3年
笠松 悠哉(大阪桐蔭)内野手 右投右打 3年
吉田 雄人(北照) 外野手 右投左打 3年
上林 誠知(仙台育英)外野手 右投左打 3年
野手(名前を挙げたことがない選手)
園部 聡(聖光学院)内野手 右投右打 3年
内田 靖人(常総学院)捕手 右投右打 3年
奥村 展征(日大山形)内野手 右投左打 3年
高濱 祐仁(横浜) 内野手 右投右打 2年
浅間 大基(横浜) 外野手 右投左打 2年
名前を挙げてみると投手より野手の方に魅力を感じる選手が多い珍しい大会となった。(もちろん個人的な見解ですが…)
ここに名前を挙げた9人の選手はいずれもプロ注目の選手だと思われる。以前に名前を挙げたことがある選手の中では、個人的には北照の吉田がおすすめ選手である。センバツの時にも書いたのだが、とにかく打席での立ち姿が美しい。どんなボールにでも対応できそうな雰囲気を持っている。即プロというタイプではないかもしれないが、そのバッティングセンスは同じ左打者の森、上林に引けを取らないと感じている。
名前を挙げたことがない選手の中では、奥村以外は、プロでも長距離砲として活躍する素質を持っていると思われる選手達である。特に内田がこの夏にググッと伸びてきた印象がある。甲子園の活躍次第ではプロ入りの可能性もあるのではないだろうか?
とにかく2年生の高濱、浅間も含めて、ヤクルトのドラフト候補と言う意味でも注目してみたい4選手である。
そして残る1人奥村に関しては、上記の4人とは全くタイプの異なる3拍子揃った高校生らしい好選手である。プロと言う意味ではまだ何とも言えないが、アマチュア野球ならどのカテゴリーでも力を発揮しそうな雰囲気がある。そのプレーぶりを楽しみにしたいと思っている。
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