思いもしない勝ち方で古野プロ入り初勝利！

ヤクルト１－０中日

現在のチーム状況、今日の先発投手でこのスコアのゲームは全く予想していなかった。まるで去年までの中日戦が帰って来たかのようなロースコアの接戦となった。
その中で結果を残した投手陣、特に先発の古野には大きな拍手を贈りたい。ナイスピッチング！

昨シーズンは怪我もあって登板がなく、今シーズンようやく１軍でのチャンスを与えられた古野だったが、ここまでは後一歩から一歩半といった内容の投球が続き、７月の初先発の際も３回で降板となってしまい、チャンスを活かせたとは言えない投球が続いていた。
今日の先発に関しても駒不足からの消去法での先発起用と感じていたのだが、そんな古野が快投を見せてくれた。
結果から言ってしまうと６回８４球を投げ、被安打４与四死球３の無失点。試合前の期待値からしたら１２０点を与えても良いような投球内容だったと思う。
今日のゲームもテレビ観戦できていないのだが、シュート、スライダーでコースを広く使い、フォークで上手くタイミングを外したと言った所だろうか？
２回の２アウト１，３塁、３回の０アウト１，２塁、６回の２アウト満塁と大きなピンチが３度あったのだが、ボールをコースに集め、上手くゴロを打たせることに成功した。
ここの所好調の中日打線を６回無失点で抑えたことは自信にしてもらって良いのではないだろうか？これで古野は今日のチャンスを活かすことに成功した。大事なのは次回の登板である。ここで結果を残せば残りのゲームでの先発ローテーション入りも見えてくる。
そして久しぶりにロースコアの接戦となったのだが、７回からは継投に入った。７回の表の攻撃で古野を打席に送りながらもその裏から継投に入ったところに首脳陣の苦悩ぶりが見えた。（試合を見ていないので全く見当違いの事を言っていたらすみません。）それでも今日はここからの継投が当たる。
７回は山本哲が松井雅に２ベースを浴びてピンチを迎えるが、２アウト２塁、バッター大島の場面で久古を投入し、この久古が先日の広島戦同様に大島を三振に斬って取り仕事をすると、８回も森野を三振に斬って取る。このまま次打者のクラークまで投げ続けると思ったのだが、ここでベンチは石山への継投を決断する。石山はクラークを三振に斬って取りベンチの期待に応えると、ルナにヒットを許すものの和田を打ち取り、中日打線に得点を許さない。そして９回は、バーネットが先頭の平田にヒットを許し、ヒヤリとしたものの続く高橋周を併殺打、松井雅をショートゴロに抑えて、久々に先発、中継ぎ、抑えがきっちり機能した中で勝利を掴むことが出来た。
本当に投手陣がここまでやってくれるとは思ってもいなかったので、嬉しい勝利となった。年に数回しかないような思いもよらない勝利となった。

投手陣に比べて打線は中日先発の中田賢を中々捉えることが出来ず苦しんだ。５回まで森岡、武内の２ベース２本以外はほぼ完璧に抑え込まれてしまった。それでも６回、上田、川端の連打で０アウト１、３塁のチャンスを作るとバレンティンは三振に倒れてしまうものの、ミレッジ死球の後森岡に犠牲フライが飛び出し、先制することに成功する。その後追加点を奪うことが出来ず、苦しんだが何とか勝利を掴むことに成功した。
先日の広島戦で大ブレーキだった畠山に代えて武内を起用し、打順もいじったのだが実を結ばなかった。畠山の打順を含めてどうするのか明日のオーダーに注目してみたい。

投手陣が久々に踏ん張り、小川監督好みのゲームが出来たのではないだろうか？こうなると大事なのは明日である。八木がどこまで踏ん張れるかに注目である。


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