今日は2014年シーズンのヤクルトスワローズのポイントを私なりにいくつか挙げてみたい。「2012シーズン」「2013シーズン」もよろしかったら合わせて読んでみて下さい。
2014年シーズンに向けてと言う意味ではまだ戦力補強も終わっていないと考えられるためこういった記事を書くのは時期尚早なのかもしれないが毎年年末年始にこのような記事を書いているので今年もこの時期に書いてみたいと思う。
正直言って来シーズンはリーグ優勝と言う意味では非常に厳しいシーズンになることが予想される。それでもあくまで優勝に向けてのポイントと言うことで書いてみたいと思う。
2014年シーズンのポイントは…
①怪我人を極力出さない。
・3年続けて全く同じものを挙げたいと思う。11年シーズン~13年シーズンまで怪我人が続出してしまった。3年も同じような状況が続いていることはプロのチームとして恥ずかしいことである。もちろん全く怪我人を出さないことは不可能だと思うのだが流石にここ数年の状況は脱してほしいと願っている。
残念ながら今シーズン終了後も怪我人のニュースは聞こえてきてしまっているのだが、何とかしてほしいものである。怪我によるもの以外での激しいレギュラー争いを見てみたいものである。
②小川采配
・2010年シーズンの途中から指揮を執る小川監督の5年目のシーズンとなる2014年。個人的には「チェンジ」とか「チャレンジ」というテーマで采配を振るってくれないかなあと考えている。「チェンジ」も「チャレンジ」も主に攻撃面でのことを指しているつもりである。
2013年シーズンは明らかに2012年シーズンに比べて統一球に変化が見られていたのにも関わらず今までと変わらない1点を取りに行く野球に終始している印象があった。強力な投手陣を擁している訳ではないのでこの戦い方が得策とは思えなかった。もちろん試合経過によって采配は変わってくるのだが、もう少し積極的に点を取りに行く姿勢を監督自ら打ち出しても良いのでは?と感じている。
オフシーズンの数少ない嬉しいニュースとして選手達から「盗塁」への意識が高まっていると感じるコメントが相次いでいることが挙げられる。バントで確実にランナーを進める作戦も大事なのだが、勝負する場面では積極的に仕掛けてほしい。「チェンジ」と「チャレンジ」シンプルな言葉だが今のヤクルトに必要なことなのではないかと勝手に思っている。
③リリーフ陣の整備
・リリーフ陣がそれなりに整備されれば流石にAクラス争いには絡めると思う。それほどまでに重要項目だと感じている。正直今のセリーグは巨人以外は「どんぐりの背比べ」状態だと感じている。おそらくリリーフ陣が上手く機能した順に順位が決まってくるのではないだろうか?
バーネット、山本哲、石山の3枚に新戦力の秋吉、カーペンター(まだ正式な入団発表はない)辺りが力でねじ伏せるような投球を見せてくれれば面白い。そこにサウスポーの久古が加わると思うのだが、やはり中継ぎサウスポーの数が絶対的に足りないのが気になる。ルーキーの岩橋が戦力になれば良いのだが今の所計算は出来ない。これから戦力補強をするのなら左の中継ぎ投手はどうしても欲しいところである。
石山に関しては、先発転向の噂も耳にするが昨シーズンのリリーフとしての投げっぷりを見ているとどうしても短いイニングを全力で行った方が合っている気がするので個人的にはリリーフとして期待したいと思っている。(押本辺りが完全復調するのならば石山先発転向もありかな?)
④助っ人外国人選手の活躍
・この項目も昨年から引き続いてポイントとして挙げたいと思う。2013年シーズンはバレンティンがシーズンホームラン記録を更新しセリーグMVPを獲得するという大活躍を見せたがそれでもチームは最下位だった。
バレンティン一人では勝てないのは事実だが、ヤクルトというチーム全体を見た場合助っ人外国人への依存度は非常に高いチームに感じる。助っ人外国人の活躍なくしてチームの上位進出は望めない。特に野手陣のバレンティンとミレッジにはチームを引っ張る活躍が求められる。この2人が全く力を発揮できなければチームの立て直しは難しいだろう。
⑤川端、上田、山田が主力に!
・この3選手が来シーズンからチームの顔になってほしい。宮本が抜けたことによってチームは新たな形を模索しなければならない状況になってくる。若くて潜在能力の高さを感じさせるこの3人の活躍で勢いのあるチームを作り出してほしいと考えている。
川端には全試合出場しての打率3割。上田、山田の両選手には全試合出場を目標にしてもらいたい。全試合出場するには身体の強さだけでなくしっかりと数字を残し続けることが求められる。非常に高いハードルだがこのくらいやってもらわないと優勝は見えてこないだろう。
(このメンバーに中村も加えたかったのだが、宮本が抜けてしまった中で相川の存在も非常に大きくなることが考えられる。また肘の故障も気になるためあえてメンバーからは外させてもらった。)
この5つをポイントとして挙げたいと思う。過去2年に比べて足りないものだらけでポイントを挙げるのが難しかったと感じている。来シーズンは間違いなく厳しい戦いが予想される。ヤクルトのチームカラーがガラッと変わるような変革が必要ではないだろうか?具体的には「1点を守る野球から1点でも多く点を取る野球へ」の変革に期待したい。
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コメント
お久しぶりです。
来季は、まずはAクラスが目標でしょうか。
チェンジとチャレンジという言葉が気になりました。
来季のスワローズの野球は今年までとは幾分違いが出てくるんじゃないかと思います。
真中&杉村打撃コーチ+福地コーチのもと、攻撃的で積極的な野球を見せてくると思います。
思い切った打撃、思い切った走塁、今年はボールが変わってもバントはそのまま多かったですが、機動力を最大限に発揮できればその分バントをしなくても済みますからね。
戦力的にも、怪我人の多さなども、課題は山積みにありますが、来季は思いきりのある積極的な野球を見せてくれることが楽しみです。
まさに仰っている通りだと思います。あとは交流戦ですね。昨年・今年と酷すぎましたからね…。
戦術や戦力に勝って重要ポイントが「ケガをしない」というのが、今年の不甲斐なさを物語っていますね。
まだ個々の戦力を判断できる時期ではありませんが、ケガさえなければ何とかなる、というのは希望です。
若手に主力になって貰いたいとは思いますが、宮本のように、とにかく猛練習でポジションを奪って欲しい。
野村さんの時代のように土台からチームを作り上げなくても、CSという制度で上位を目指せます。
それだけに、持ち味といわれた勝負強さと粘りを取り戻して欲しいものですね。
> ユウさんへ
まずはAクラスということになるでしょうね。
「チェンジ」と「チャレンジ」は自分が勝手に良い言葉だなと思って書き記したのですが、やはり積極的に動く野球をしたほうが今のメンバーには合っているかもしれませんね。
試合巧者「ヤクルト」という今までのイメージのまま戦うのは少し無理があるように感じます。
> 久保田さんへ
確かに交流戦はポイントですね。去年、今年とかなり苦しみましたからね。
> パインさんへ
2年続けて「怪我をしない」と言う項目を1番のポイントに持っていかなければならないことはちょっと寂しいですよね。
私は「試合巧者ヤクルト」と言う姿を今の選手達に期待するのは難しいかと感じています。脆くても若さを前面に出して積極的に動く野球をしてみても面白いかなと感じています。