オープン戦 ヤクルト4-7楽天
今年のオープン戦は黒星スタートとなった。それでは早速振り返って見よう。
まず投手陣から触れていくと先発の石川は、2回を被安打3(被本塁打1)の2失点という内容だった。石川に関してはこの時期は結果云々という投手ではないので、今日は特に語ることはない。ベテランらしく開幕までにそれなりのイニングを投げられるように調整してもらいたい。
また今日は外国人投手3人が登板した。以前の記事で「キャンプのポイント」として「新外国人投手の実力」という項目を挙げたのだが、いきなり新旧の外国人投手のアピール合戦となった。
ロマンは2回を被安打2奪三振4の無失点。
バーネットは1回を無失点。
カーペンターは1回を被安打1の無失点。
ということで3人ともとりあえずは結果を残した。野手陣ではバレンティンとミレッジがスタメンに名を連ねているだけにやはり外国人投手の枠は2つだろう。カーペンターは猛アピールしなければならない立場にいる。球速はMAXで153キロが計時されていたようなのでボールの力はありそうである。今日登板の無かったナーブソン同様今後も注目してみていきたい。
投手陣で気になったのは真田の乱調である。1回を被安打4与四死球1の4失点ということで少し心配になる内容だった。以前の真田に比べて荒々しさが感じられなくなったかな?というのが個人的な印象である。悪い意味で小さくまとまってしまった印象すらある。(まあたかが1試合だけの結果ですが…)それでも結果を残さなければならない投手がこの数字では話にならない。決して悪いコースには感じないボールをポンポンと弾き返されてしまっていたのが気になる。
野手陣はスタメンから見ていきたい。
1番 セカンド 山田
2番 センター 上田
3番 サード 川端
4番 ファースト バレンティン
5番 レフト ミレッジ
6番 DH 畠山
7番 ライト 飯原
8番 キャッチャー 相川
9番 ショート 谷内
すでに公式戦を意識したオーダーと言っても良いのではないだろうか?このオーダーから畠山がそのまま抜ける。もしくはライトにバレンティンが入り、ファーストに畠山が入るという状態が現状のベストメンバーに近い形になるのだろうか?
今日に関しては、バレンティンにいきなり一発が飛び出したこととミレッジがしっかり走れていたことが大きな収穫ではないだろうか?やはりこの2人のうちどちらかが欠けてしまうとヤクルトの得点力は大幅に下がってしまうことが予想される。それだけに2人の元気そうな姿が見れたのはとても良かった。
オーダーに関しては、個人的には3番ミレッジ5番川端の並びの方が良いのかな?と感じるが、どちらにしてもメリット、デメリットはあると思う。私は5番に川端を置くことで①4番バレンティンが勝負を避けられても川端のバットコントロールを考えるとヒットゾーンが広がる可能性があること。②左打者である川端がバレンティンの直後を打つことで併殺打を減らせること。③川端の盗塁への意欲を聞いていると3番では次打者がバレンティンのため走りづらいこと。などの理由から5番に置いた方が良いのではないか?と考えている。
しかし川端は本来であればアベレージヒッタータイプであり、正しく3番バッターという印象があるし、3番に川端が入ることで1番山田2番上田3番川端で変幻自在の攻撃を仕掛けられる可能性がある。この1~3番の並びは魅力的である。また川端よりも長打力があるミレッジが5番に座ることでバレンティンを歩かせづらくするという効果もあるかもしれない。この3番と5番に関しては、ヤクルトファンの中でも意見が割れるところなのではないだろうか?(ミレッジは本来は1番を打ちたいのかもしれませんが、チーム事情を考えるとクリーンアップに座ってもらいたい。)
開幕まではまだ時間がある。じっくり見極めていってほしい。
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