館山12球で降板

練習試合 ヤクルト12-3ロッテ

右ひじ靭帯再建手術からの復帰を目指す館山が昨年の4月5日以来のマウンドに上がった。しかし先頭の根元を打ち取った後の角中に四球を与えたところで右肘の違和感で降板となってしまった。今の所大事には至っていないということだが、非常に心配になるニュースだった。
全治1年と言われていながら自ら「今年の開幕投手を狙う。」と宣言し、ここまで順調にリハビリをこなしてきた。しかしやはり万全の状態からは程遠い状況なのだろう。過剰な期待はしないでおきたい。

ここまでのハイペースでの調整がどのような結果を生むかまだ分からないのだが、再度長期離脱してしまうような結果に終わってしまったとしても館山を責める気持ちにはなれない。「甘い。」と言われてしまうかもしれないが、それほどまでに館山と言う男はギリギリのところで戦っている選手なのだと思う。2011年シーズンにも感じたことなのだが、自分の投手生命を削ってまでチームのために投げ続けようとする姿は正しく「男」である。そんな投手の調整法に素人の私がとやかく言うつもりはない。自分の思うままに挑戦し続けていってもらいたい。
一応再建手術の際に書いたブログも貼っておきます。→「館山は靭帯再手術へ。全治1年。

館山がそんな状態ということで先発ローテ争いは激しさを増しそうである。今日は候補者である赤川と古野がマウンドに上がった。
赤川は館山の緊急降板もあり難しい部分もあったのかもしれないがそれにしても3回2/3を被安打5(被本塁打1)与四球2の3失点という内容は打たれ過ぎである。まだ2月なのだが開幕ローテーション入りに黄色信号が点滅し始めている。ちょっと心配な状況である。
古野は3回を被安打3与四球1の無失点という結果が残った。ランナーを出してから粘れるかどうか?という部分も非常に大事な要素である。シュートとスライダーを上手くコントロールできれば先発5番目6番目のイスに座ることも可能と考えられる。5~6回をきっちり投げられる「ゲームを作れる投手」になってもらいたい。

野手陣は好調山田がホームランを含む3安打、川端がホームランを含む2安打、畠山が満塁ホームランと主力になってもらいたい選手が結果を残した。

ちなみに今日のオーダーは

1番 セカンド   山田
2番 サード    川端
3番 ファースト  バレンティン
4番 レフト    ミレッジ
5番 DH      ユウイチ
6番 キャッチャー 相川
7番 センター   雄平
8番 ショート   森岡
9番 ライト    上田

という並びとなった。キャンプの時から3番バレンティンという報道もなされていたため驚きはないのだが、3番にバレンティンを起用する場合は2番に川端を入れるのだろうか?小川監督が腹を括って攻撃的に行くならそれも面白いかなと感じる。
しかしファーストバレンティンはいつまで引っ張るのだろうか?個人的には現実味はないのでは?と感じているのだが…それでもバレンティンがファーストに回れば今日のように上田と雄平の併用出来たりとプラスの部分もあるのは確かなのだが…それならいっそのこと雄平にファーストにチャレンジしてもらって畠山などと競わせた方が良いのでは?と感じてしまう。開幕時にはどんな先発オーダーが組まれているのだろう。

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