ヤクルト12-11阪神
昨シーズンまでならこういうゲームをした場合、勝っても素直に喜べなかったが今年のチーム状況を考えると素直に喜んで良いと思っている。今シーズンはこういった乱打戦も楽しみましょう。なにより勝ったのですから!敢えてナイスゲームと言いたい。
一応簡単に振り返って見たい。
初回にいきなり3点を奪われた直後の攻撃。1番山田がヒットで出ると2番雄平が秋山の外角のストレートをレフトスタンドに叩き込んでみせた。この一撃は驚いた。開幕から見てきてやはり2番的なバッティングを期待するのは難しいな。と感じていたのだが、このバッティングが出来るなら自由に打たせたくなる気持ちが分かる。それほどまでに素晴らしいバッティングだった。
この後、バレンティンの四球、川端の2ベースでチャンスを作ると畠山のセカンドゴロと相川のタイムリーで2点を追加し、いきなり逆転して見せる。
2回にはバレンティンのタイムリーと阪神の守備の乱れで2点を追加する。このままヤクルトペースに持っていきたかったのだが、石川が阪神打線に掴まり、3回には同点に追いつかれてしまう。それでも4回に山田、雄平、ミレッジの3連打で同点に追いつく。
しかし直後の5回に石川がマートンに逆転2ランを浴びるとその後もピンチを招いてしまう。すると代わった押本が今成にタイムリー(山田、雄平のまずい守備もあったが…)を浴びてしまい7-10と点差を広げられてしまう。
その裏ヤクルトは畠山、森岡、代打のユウイチのヒットでチャンスを作ると、山田の犠牲フライで1点、雄平のタイムリーで1点差に詰め寄る。
そして6回には相川のタイムリーが飛び出し10-10の同点に追いつく。そして8回に森岡のタイムリー2ベースで勝ち越すと山田にもタイムリーが飛び出し12-10と2点を勝ち越す。
最終回にカーペンターが1点を失うが何とか逃げ切り12-11で勝利し今シーズン初の連勝を飾った。
まあよく勝ったなあ。という印象である。19安打6四死球で12点。タイトルにもしたように2番雄平が当たった格好となった。私は2番上田を推していたのだが、皆さんのコメントの中では雄平のバッティングに期待するコメントが多く届いていた。皆さんこのバッティングに期待していたのですね。起用し続けた小川監督も喜んでいるだろう。
今日は山田、雄平、ミレッジが猛打賞、畠山、相川、森岡が2安打とヒットを重ねた。バレンティンが3つの四球を選んだことも大きかった。ハマればこういう攻撃が出来るのが今年のヤクルトスワローズの魅力だろう。(守備には多少目を瞑る必要がありますが…)
投手陣は先発の石川が最後まで立ち直れなかった。4回2/3を被安打9(被本塁打2)与四球2の10失点(自責点8)という散々な結果に終わってしまった。特にマートンには2本のホームランと走者一掃のタイムリー2ベースを浴びて7打点を荒稼ぎされてしまった。昨シーズンからかなりやられている印象があるのでチームとしてマートン対策に取り組まなければならない。
石川に関しては2試合続けて掴まってしまっているが、代わりに先発が出来る投手もいないので投げてもらうしかない。前回の登板でもそうだったのだが、良いイニングはそれなりに抑えているので希望の光はあると思っている。
今日は乱打戦の中で山本哲が2回を無失点、石山が1回を無失点と試合を落ち着けてみせた。6回~8回まで3イニングを無失点で抑えたことが逆転勝ちに繋がった。リリーフ投手はコンスタントに結果を残すことによって評価されるポジションだが、こういうゲームでの好投は高く評価しなくてはならない。ナイスピッチングだった。
クローザーは今日もカーペンターが務めたのだが、やはり安定感に欠けヒヤヒヤのピッチングとなってしまった。このポジションには最後まで苦しみそうである。
今シーズンのヤクルトはとにかく打ち勝つ必要がある。そういう意味ではナイスゲームと言いたい。また乱打戦の記事を上手くまとめられず、文章が乱れてしまったことを謝罪したい。こういうゲームのまとめは難しいなあ…
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コメント
昨日、平松さんの解説で『スワローズの1,2,3番が猛打賞って最近ありましたか?』まさにその通りです。自分でも稲葉が2番打ってた頃以来(97年)じゃないかな・・・。大体、1番が出塁した時点で送りバントだったもんなあ・・・。今日現在、川端以外スタメン3割以上てのも正直凄いです。
> でぶちゃんさんへ
打線はやはり魅力的な選手が揃ってますね。確かに1~3番が全員猛打賞なんてことは滅多にないですよね。