ヤクルト7-8阪神
バレンティンに2本、田中浩と飯原が1本ずつホームランを放ったが、それでも勝てなかった。どんな形でも良いから勝ちたかったのだが…今日も投手陣が踏ん張れなかった。
阪神打線の勢いを今日も止められなかった。甲子園球場自体は、どちらかと言うと投手有利の球場だと思うのだが、雰囲気に飲まれてしまっている。3連敗するほどの実力差は感じないのだが…
今日の木谷は、味方が援護点をくれた後に必ず失点するという非常に悪いパターンにはまってしまった。昨日の石川同様リードを守りきれず、結局4回2/3で被安打8与四死球3の5失点と試合を作ることが出来なかった。前回の登板では安定した投球を見せてくれたのだが、まだまだ試合によって差が激しい状況のようだ。与四死球が失点に絡んでしまったのも残念だった。
リリーフ陣では前回の緊急登板では好投した石山が、今日は2アウトランナーなしから3失点ということで非常に厳しい投球となってしまった。昨シーズンも決して安定感のある投球を見せていた訳ではないのだが、ストレートの威力があったため相手打線を抑え込むことが出来た試合も多くあった。しかし今年は昨シーズンの疲れもあるのか、調子の悪い日が多いように感じる。ロマン辺りと配置転換し、負けゲームでの登板から仕切り直した方が良いのかもしれない。(本来であれば2軍で調整したほうが良いのだが、こんな状況の石山の代わりもいないような状態である。)
今週は、真田、ロマンとチームがリードを許している展開で登板した投手が良く踏ん張ってくれた。正直内容はそこまで良かったとは言えないのだが、シーズン中は結果が全てである。これからも自分の役割を全うしてもらいたい。
他のリリーフ陣は厳しい場面でどうしても踏ん張りきれない状態が続いている。今のヤクルトの場合、守備陣が投手陣を救うというのは中々難しい状況のため、投手にかかる負担も大きくなってしまっている。ディフェンス面に関しては悪循環にはまってしまっている。
攻撃陣に関しては、今週はそんなに悪くはなかったと思う。今日のゲームでは4本のホームラン全てがソロホームランと言うことで得点効率は悪かったが、初回のダブルスチールなど仕掛けて点を獲りに行こうとしたことは良かったと思う。昨シーズンに比べて積極的に打って点を獲りに行こうとする姿が見えているので、そんなに文句を言うつもりはない。大雑把な野球になってしまっても仕方ないからとにかく積極的に行ってほしい。
ミレッジが戻ってきて先発オーダーが固まってくればそれなりの打線になりそうである。ただこれだけ点を獲っても勝てていないというのが非常に厳しい。
ここ20年間のヤクルトと言うチームは個々人の能力が他チームの選手達より劣っていると見られても、「上手い野球」「試合巧者」などと言われ前評判が低くても上位を争うチームを作ることが多々あった。しかし今のチームは個々の能力はそれなりに高くても勝つことが出来ないでいる。そつのない守備、走塁、投手陣の踏ん張りがチームを支えてきたのだが、今のチームはこの辺の数字に表れにくい部分の力が極端に劣っているように感じる。上位を争うのは少し厳しいのかもしれない。それでも期待するのは勝利である。オープン戦ではないのだから内容云々は正直どうでも良い。とにかく勝利が欲しいのだ!
こんなチーム状態だが、それでも私は、チームの勝利を願っている。
P.S 昨シーズンから阪神打線を止められませんね。特に上位打線には好き放題やられてしまっている印象があります。クリーンアップはゴメスが加わり強力になっているし、上本、大和の1,2番もかなり嫌らしい。この1,2番コンビ最近のプロ野球界ではあまりお目にかかれなかった小柄で小技の利く右打者の1,2番と言うことで興味深い。それにしてもヤクルト投手陣ももう少し何とかすることは出来ないのだろうか?
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