ヤクルト4-1阪神
送りバントで確実にランナーを進めて得点を狙う小川監督が好きな野球を展開したが、14安打で4得点とあまり機能しなかった。まあコツコツ点を獲る野球をするならば今日くらい投手陣がしっかり抑えてくれることが条件である。
今日は石山、秋吉、バーネットの投球を評価したい。
先発の石山は調子自体は普段と変わらずと言った所だったと思うのだが、良く粘って見せた。こういうピッチングの回数が増えてくれば来シーズン以降も先発ローテーションに残れるのではないだろうか?
今日はとにかく無駄な四球が少なかったのが大きかった。ランナーを出した後の投球に不安は残るものの意外と牽制球も上手く、最少失点に抑えてみせた。ストレートの球威がイマイチでもスライダー、カーブ、フォークと満遍なく使って阪神打線を抑え込んで行った。中村の同じ球種を連続で使うような特徴的なリードも今日はハマったのではないだろうか?
結局7回を被安打8与四死球1の1失点で今シーズン3勝目を上げた。残り試合も来シーズンに繋がるようなピッチングを見せてほしい。
そして8回秋吉、9回バーネットも今日は完璧な投球を見せてくれた。3点差あれば少しは余裕を持ってみることもできるだろうか?(それでも1点差や同点となるとこの2人でもやはり怖い。)
打線はバレンティンを欠く中でのゲームとなったが、雄平が5の5と大当たりするなど14安打を放ってみせた。しかし得点は4点止まりと言うことでどちらかというと拙攻の連続となってしまった。
先頭打者が7回も出塁したのだが、そのイニングの得点は2点のみということでどちらかと言うと課題が多く残るゲームだったと思う。今日は送りバントを4つ決めるなど手堅く行ったのだが、上手く行かなかった。それでも今日の送りバントに関しては、意図もしっかりしていたと思うし、選手もしっかり決めていたようなので采配そのものケチを付けるつもりはない。映像を見ていないので分からないが、今までバントを決める姿が想像できなかった石山も送りバントを決めたようなので少しホッとした。(6回のライトゴロも微妙な判定でしたね。)
投手陣がしっかり投げればこれくらいの援護で十分なのだが…(今シーズンのヤクルトはそうは行かないのである。)それでも今日も打撃陣はキラリと光る活躍を見せてくれた選手が何人かいた。
終わって見れば地味に5本のヒットを固め打った雄平が1番なのだが、スタメン出場で逆転タイムリーを放ってみせたユウイチ、そのユウイチの代打として出場し2安打放った飯原、好守に存在感を見せた中村とよく頑張っていたと思う。そしてタイトル争い真っ只中の山田も何とかしぶとく2本のヒットを積み上げてみせた。
目標を失いつつあるチームではあるが、何とか勝利のための野球を見せてほしいものである。その中でタイトルホルダーが現れるという形が最も健全な形だと思われる。
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