ヤクルト4-1巨人
想定外の七條完投勝利だった。今日はコントロール良く、テンポよく素晴らしいピッチングを見せてくれた。そしてキャッチャーの中村も好守に七條を援護した。どこまでも理想的な勝利となった。
七條は、初回から内外角、高低にストレート変化球を散らし、巨人打線に的を絞らせなかった。どのボールが良かったという訳ではなかったが、どの球種もしっかりコントロールされていた。こういうピッチングが七條の真骨頂なのだろう。スライダー、シュート、チェンジアップと様々な場面で使い分けることが出来ていた。見事な投球術だった。
敢えて言いたい。「これくらいのピッチングが出来るのならばプロ4年目30歳での初完投は遅すぎる。」今日は、2年ぶりの先発で719日ぶりの勝利と言うことだ。即戦力ルーキーとして素晴らしいデビューを飾ったのも今日と同じ巨人戦だった。しかしその勢いは長くは続かず、プロ生活で輝いていた時期は非常に短かったのも事実である。それなりに完成度の高いピッチングを見せてくれていたのだが、それでも通用しないということで正直私の中では過去の選手になりかけていた。そんな中での完投勝利である。先日は徳山がプロ入り初勝利を上げたのだが、この七條も徳山に負けじと続いて見せた。徳山も七條も次の登板が非常に大事になってくる。チャンスを活かす投手は現れるのだろうか?
打線は巨人先発内海相手に良く喰らいついた。特に元々は内海キラーだった飯原の3塁打含む2安打、中村のダメ押し2ランホームラン含む2安打3打点の活躍ぶりは目立っていた。脇役陣の活躍で掴んだ勝利は何とも気持ち良い物である。
2回の先制点は1アウト2,3塁から谷内が犠牲フライを放って奪ったものだったが、この場面に関しても次打者が七條と言うことを考えるとどうしても谷内で1点が欲しかった場面だった。ここでしっかり犠牲フライを打てた谷内はやはり中々しぶとい選手である。
4回には上記の通り、飯原のフェンス直撃の3ベースでチャンスを作ると中村のタイムリーで追加点を奪う。そして1点差に詰め寄られた後の6回には雄平が2ベースで出塁すると飯原セカンドゴロの後、中村が高めのストレートを豪快にレフトスタンドに叩き込んでみせた。山を張って思い切り引っ叩いたような豪快なホームランとなった。七條を大きく援護する2ランホームランだった。
今日は打線だけでなく、守備でも畠山や谷内が大事な場面で良く守ってくれた。七條のテンポの良い投球がバックの好守を呼んだのか?それともバックの好守が七條の好投を呼び寄せたのか?どちらにしても素晴らしいゲームだった。やはり巨人を叩けると気持ちいい!
P.S 山田は8月の月間MVPを受賞しましたね。おめでとうございます。そして今日は猛打賞!昨日はスランプなのでは?と言う記事も書いたのだが、そんな中での猛打賞!素晴らしい!
にほんブログ村
コメント