ヤクルト0-3DeNA
今日は打線云々よりも相手先発の久保を讃えるべきゲームだったと思う。これだけの投球をされてしまっては中々打ち崩すことは出来ない。
久保に関しては、そこまで凄みを感じる投手ではないのだが、打者との駆け引きが非常に上手く、打者のタイミングをずらすことに長けている投手と言う印象がある。阪神時代からこの久保にはいつの間にか抑え込まれてしまっている印象が残っている。
タレント揃いの「松坂世代」の中では甲子園での実績はあるものの地味な存在であり、プロ入りしたのも社会人6年目のシーズンであり「松坂世代最後の大物」などと呼ばれていた記憶がある。そんな久保も年数を重ねるごとにピッチングに円熟味が増してきており、いつの間にか「松坂世代」のトップランナーになった印象すらある。
今日の久保はその実力を如何なく発揮した。抜群のコントロールから投げ込まれるストレートと変化球を駆使してヤクルト打線に的を絞らせなかった。9回で118球を投げ、被安打4無四球での完封勝利と言うことでヤクルト打線は手も足も出なかったというようなゲームになってしまった。特に6回からはパーフェクトに抑え込まれてしまった。同じ球種を投げるにしても微妙にタイミングをずらして投げ込む久保の術中に見事にはまってしまった。それにしてもこれだけのピッチングを見せる久保は久々に見たような気がする。
ヤクルトの先発ナーブソンは、梶谷に先頭打者ホームランを浴びるなど立ち上がりに掴まってしまったが、ここ数試合同様安定した投球を見せてくれた。ここ4試合の投球は安定感も抜群で素晴らしい。
今日は7回を被安打5(被本塁打2)与四死球1の3失点という数字が残った。やはり相川とバッテリーを組むようになった以降、カーブの使い方が変わってきている。このカーブで緩急を付けることによって打者のタイミングを崩すことに成功しているように感じる。梶谷とバルディリスのホームランはもったいなかったが、全体的に見ると合格点を与えられる投球内容だったのではないだろうか?
本当に来シーズンのナーブソンとの契約はどうするのだろうか?序盤戦の姿を本来の姿と見るかここ数試合の姿を本来の姿と見るかで評価は大きく変わってきそうである。
P.S 明日の予告先発はドラ1ルーキー杉浦ですね。純粋にどういったピッチングを見せるか楽しみです。期待せずに見守ってみたいと思います。
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