大敗。新人王争いについてでも書きますかね…

ヤクルト1-9広島

昨日とは打って変わって、良いところなく大敗に終わってしまった。あまり書くこともないゲームである。

先発の石川は初回に鈴木誠に先頭打者ホームランを浴びるなど大量4点を失ってしまった。本人もコメントを残しているようにこの初回の失点が全てだった。今シーズンの石川は今日のような形で1イニングに大量失点を許してしまうケースが目立った。正直言って調子自体が物凄く悪かったというゲームは少なかったと思うのだが、ゲームの中でどうしても掴まってしまう場面があり、そこで踏ん張りきれず歯止めが効かなくなってしまうような投球が多かったのではないだろうか?ベテランらしいピッチングに期待したのだが…
それでも個人的には石川のボール自体の衰えはそんなに感じていないため、来シーズンも先発ローテーションの中心を担ってもらいたいと思う。

そして「リリーフ適正を見極めてもらいたい。」と書いた七條は2回を被安打7(被本塁打1)の4失点と打ち込まれてしまった。リリーフで投げるのならばもう少し球威が欲しいかな?と感じた。調子自体もあまり良くなかったのではないだろうか?リリーフ投手に求められるものはコンスタントに結果を残すことである。そう考えると今後が心配になる今日の七條の出来だった。

打線はルーキー大瀬良の前に抑え込まれてしまった。これで大瀬良は10勝目をあげ、新人王争いは一層激しさを増してきた。ヤクルトはこの大瀬良に3勝をプレゼントしてしまった。ストレートで押していけるのも素晴らしいのだが、ストレートも変化球もそれなりにコントロールされているところがプロで通用した一番の要因ではないだろうか?想像以上に完成された投手だった。

これでセリーグの新人王争いはおそらく4人に絞られたのではないだろうか?ちょっと成績を比べてみよう。
・大瀬良(広島) 25試合10勝7敗      防御率4.04
・三上(DeNA)  61試合1勝4敗11H19S 防御率2.27
・又吉(中日)   64試合9勝1敗21H1S  防御率2.31
・福谷(中日)   69試合1勝4敗32H9S  防御率1.76 2年目

おそらくこの4人の中から新人王が決定すると見て良いのではないだろうか?他には秋吉(ヤクルト)、祖父江(中日)辺りもいるが上記の4人に比べると数字のインパクトに欠ける。野手では田中(広島)、梅野(阪神)辺りも近年のルーキー野手としては頑張ったが、やはり規定打席に到達しなければ厳しいだろう。

そして上記の4人の争いは熾烈を極めている。本当に票が割れるのではないだろうか?
大瀬良は先発で2ケタ勝利というアピールポイントがあるが防御率4.04というのがどう取られるだろうか?
三上は19セーブという数字がアピールポイントとなりそうだ。後半になって打ち込まれて防御率が2点台にまで落としてしまったのがマイナスポイントだろうか?
又吉は9勝21ホールドというのがアピールポイントになりそうだ。9勝1敗という数字のインパクトは抜群である。
福谷は2年目というマイナスポイントはあるが、三上、又吉と比べると防御率が良い。

面白い争いである。個人的には19セーブをあげている三上を推したいかな?と思うが、ここら辺は好みで変わってきそうである。

話しは大きくそれてしまったが、今日唯一の打点を上げたのは先日ブログで取り上げた松井だった。詰まった当たりだったが今はとにかく結果が欲しいと思うので、気分的には大きな一本になったのではないだろうか?何とか残り試合で長打力をアピールしてもらいたい。

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コメント

  1. パイン より:

    読売が優勝しましたね。まずはおめでとうございます。

    さて、野球は準備のスポーツといいますが、立ち上がりにいつも打ち込まれる
    というのは、準備不足なのか、相手の準備が上まわっているのか。

    いきなりエラーが出ることを考えても、立ち合いで負けているのは間違いないですね。

    バッテリーコーチが機能していないのか、自由に打たせて打撃を向上させたように
    配球もバッテリーの自由にお任せなんですかね。
    中村は同じ球を続けることがありますが、甘いストレートを打たれていましたね。
    どういう狙いがあったのか、さっぱりわかりません。

    七條は変化球投手ですが、その変化球のコントロールが甘いんですね。
    そういうときはキレもなく、緩いボールになるのでピッチングも崩れてしまいます。

    投手全般にメンタルもフィジカルも弱い。
    メンタルを鍛えるのは容易なことではないので、体を強くして補うしかないですよね。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    巨人はチームとして円熟期を迎えていますね。強いチームですね。

    昨日の広島戦に関しては、あっという間に4点を失ってしまいましたね。

    中村のリードは古田っぽいな。と感じたことがありますが、古田ではないんですよね。存在感のある古田だからこそ活きてくるリードだったのかもしれません。やっぱり捕手古田は偉大な選手でしたね。

    七條に関しては、私はストレートが軸となる投手との印象を持っています。特にリリーフをやるのであればもう少し威力が欲しいと感じました。変化球も活きませんよね。

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