青木宜親(ロイヤルズ)後一歩届かず

大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は29日(日本時間30日)、カンザスシティーで第7戦が行われ、ジャイアンツがロイヤルズに3―2で勝ち、4勝3敗で2年ぶり8度目の世界一となった。ジャイアンツは2010、12年に続きここ5年で3度目の制覇。ロイヤルズの青木宣親外野手(32)は「2番・右翼」で先発出場し3打数無安打、1四球だった。
(スポニチアネックス引用)

惜しかった。ロイヤルズという決して強豪とは言えないチームの一員としてワールドシリーズ制覇まで後一歩まで迫って見せた。メジャーリーグを見る機会はほとんどなく、今シーズンに関しては、スポーツニュースでしか青木の活躍は見ることが出来なかった。それでも後半戦の活躍ぶりが素晴らしかったことはよく伝わってきていた。
青木のメジャー挑戦に関しては、以前にも記事にしているので見てもらいたい。→「青木メジャー挑戦」、「メジャーリーガー青木宜親

正直私は青木のメジャー挑戦に関しては、厳しいものになると予想していた。しかし青木は実力でメジャーのレギュラーの座を掴んでみせた。ヤクルト時代から素晴らしかったバットコントロールを駆使して2割8分を超える打率を残し、守備、走塁ではメジャーに移籍してから身体のキレを取り戻し、スピード感あふれるプレーを見せてくれている。チームに欠かせない存在になって見せた。
ここまで来たら是非青木にワールドシリーズ制覇を達成してもらいたかったのだが…本当に惜しかった。イチロー、松井秀は別格として日本人野手はメジャーでは苦戦し続けている印象があるが、田口や井口や岩村と同様に青木もチームの勝利に貢献できる選手として存在感を高めてみせた。日本人野手がメジャーで生き残るための1つの方法を見せてくれたと思う。
打率3割を達成できていないため、ヤクルトファンからすると数字自体には物足りなさも感じるのだが、おそらくチームバッティングをするなどして自分の役割をしっかりこなしているのだろう。苦労してきただけにワールドシリーズ制覇を達成してもらいたかった。ヤクルト時代はクールにも映った青木だが、試合後泣いて悔しがったという報道を見て青木という選手の本質を垣間見ることができたような気がした。

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コメント

  1. sabo より:

    ほんとうにクールなイメージの強かった青木があんなに熱い男だったとは意外でした
    ニューヨークみたいな都市だったら日本食もあるでしょうけど
    ブルワーズもロイヤルズも地方のチームで生活環境にはかなり苦労したはずです
    日本時代からのファンならMLBでも3割打つところを観たいですけど今のMLBは投高打低時代で球場も打者有利不利が激しいので
    正直難しいだろうと思います
    だからこそワールドシリーズ制覇させてあげたかった

    松坂大輔といいMLBで絶対に生き残るという負けん気がある選手は見てて勇気が出ますね

  2. FIYS より:

    > saboさんへ

    青木はメジャー挑戦に関しては、スタート時から苦労の連続だったかと思いますが、本当によく頑張ってくれていますよね。ワールドシリーズは惜しかったですね。またチャンスが巡ってくれば良いのですが…

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