2015シーズン　セリーグブレイク選手予想

まだ人的補償などで動きがあるかもしれないが、今年も来シーズンのブレイク選手予想を行ってみたいと思う。昨年のブレイク予想はこちらから→「２０１４シーズン　セリーグブレイク選手予想」

読売ジャイアンツ
投手　今村　信貴　左投左打　太成学院大高　４年目
・昨年に続いてこの投手の名前を挙げたい。今シーズンは思ったような結果を残すことは出来なかったが、サウスポーで１４０キロを超えるストレートを投げ、大きなカーブとフォークをしっかりコントロールすることが出来る。これだけで潜在能力の高さは伺わせてくれる。来シーズンはブレイクするのではないだろうか？

野手　大田　泰示　右投右打　東海大相模高　７年目
・昨シーズンはようやく橋本がレギュラー争いに加わったが、来シーズンこそはこの大田に期待したい。抜群の飛距離とスピード感溢れる走塁は魅力十分である。徐々に１軍の投手のボールに対応できるようになってきている。来シーズンは大きなチャンスである。

チーム
・やはり若手の層は厚い。今シーズンは小山が飛び出したが、江柄子、笠原、土田辺りも力強いボールを投げ込み、リリーフとして面白い存在になりそうである（人的補償の可能性はありますが…）。サウスポーだと公文もそろそろ結果を残したい所だ。
野手では、大きなチャンスが巡ってきているのは、間違いなく小林である。相川の移籍加入はあるものの阿部がファーストにコンバートされたことによりレギュラー奪取のチャンスである。是非このチャンスをものにしてもらいたい。

阪神タイガース
投手　歳内　宏明　右投右打　聖光学院高　4年目
・高校時代から甲子園で活躍していた歳内がついにプロでも甲子園で躍動する日が来そうである。ストレートの球速アベレージが少しずつ速くなってきているように感じる。おそらくこのストレートが生命線だろう。打者に嫌がられるストレートが投げられるようになれば得意のスプリットが活きてくるはずである。楽しみな素材である。

野手　森越　祐人　右投右打　名城大　5年目
・トライアウトで阪神に拾われた森越の名前を挙げたい。大ブレイクというのは難しいかもしれないが、鳥谷がメジャーに移籍という形になるようなら常に1軍に帯同できるような存在になれるのではないだろうか？まずは守備からアピールしたいところだろう。面白い存在になりそうである。

チーム
・投手は伸び悩んでいるかな？という選手が多いのも確かだが、その分楽しみな選手も多いと思う。岩本や秋山、2年目のシーズンとなる岩貞や山本は何としてでも結果を残したいシーズンではないだろうか？
野手はもう１，２年待てば横田、北条、西田、中谷、陽川、梅野など将来の主力に成り得る選手が数多く存在する。来シーズンも1人くらいは飛び出す可能性があるかもしれない。どの選手も魅力的である。

広島東洋カープ
投手　戸田　隆矢　左投左打　樟南高　4年目
・高校時代からキレのあるボールを投げ込み好きなタイプの投手だったのだが、徐々に身体が出来上がってきており、来シーズンの大ブレークを期待させる。コントロールもまずまずなので先発として二桁勝利が期待できるのではないだろうか？左投手が少ないチーム事情もプラスに働きそうである。

野手　鈴木　誠也　右投右打　二松学舎大付高　3年目
・想像以上の速さでプロの世界に順応し始めている。来シーズンは外野手での起用になるのだろうか？守備に課題が多い内野で鍛えるよりも本人の為には良いのではないだろうか？一気のレギュラー定着もありそうである。同年代で最も活躍している野手は二刀流の大谷だと思うのだが、追いつけ追い越せで頑張ってもらいたい。

チーム
・投手では戸田以外のブレイク候補は少ないかもしれない。あえて挙げるなら2年目となる九里辺りだろうか？それだけチーム状況が安定してきたという言い方もできるかもしれないが、もう少し楽しみな若手がいても良いのかもしれない。
野手では鈴木と同期の高橋、美間が2軍で経験を積み、順調に成長してきている。この3人がモノになるようなことがあればこれからの広島の未来も明るいのではないだろうか？

中日ドラゴンズ
投手　若松　駿太　右投右打　祐誠高　3年目
・以前このブログでも少し取り上げたのだが、この投手は掘り出し物ではないだろうか？球速自体はそれほど出ないのだが、キレのあるストレートと縦のカーブ、フォークかチェンジアップか落ちる系のボールも操り、コントロールもまとまっている。先発として大きく育ててもらいたい。

野手　高橋　周平　右投左打　東海大甲府高　4年目
・3年続けてこの選手の名前を挙げたい。伸び悩みという言葉が適当とは思えないが、もう少し数字を残しても良い選手だと思う。その柔らかいバッティングは魅力十分である。来シーズンは打率を残すことに重きを置くのか？ホームランの数に重きを置くのか？それともその両方に重きを置くのか？チーム、本人はどのように考えているのだろうか？両方狙っても3割20本くらいは充分に期待できる選手だと思う。

チーム
・投手では大学、社会人出の即戦力系の選手が最近は活躍している印象が強い。そろそろ上記の若松の他にも西川や濱田、小川や伊藤辺りが一気に飛び出してくると面白くなるのだが…どうなるだろうか？
野手は高橋以外に来年のブレイクが期待される選手はいないかな？と感じる。どちらかというと今年のドラフトで指名されたルーキーがどれくらいの成績を残せるかのほうに注目が集まりそうである。チーム事情からいうと誰か1人捕手に飛び出してもらいたいところだろう。

DeNAベイスターズ
投手　柿田　裕太　右投右打　日本生命　2年目
・今シーズンは1軍での登板がなく、グラウンド外のことで話題になってしまうなど厳しいルーキーイヤーとなってしまったが、投げるボール自体は素晴らしいボールを持っていると思う。後はしっかりとゲームを作る力を付けていけば来シーズンもしくは来々シーズンには1軍の戦力になると思う。先発でもリリーフでもこなせそうな部分もプラスポイントである。

野手　桑原　将志　右投右打　福知山成美高　4年目
・今シーズンはプロ入り初本塁打を放ったりサヨナラヒットを放ったりと小ブレイクした桑原だが、実戦力、打席での粘りもありプロの世界で長く活躍できる要素を持った選手に感じる。来シーズンはレギュラーに定着したいシーズンになるのではないだろうか？

チーム
・今シーズンオフに多くの選手が戦力外になるなどまだまだチームの整備中という印象が強い。投手では柿田の他には同じく2年目のシーズンを迎える平田辺りに結果を残してもらいたい所だろう。
野手では高卒2年目を迎える関根に大物感が漂っている。来シーズンは難しいかもしれないが、近い将来球界を代表するようなリードオフマンに成長するかもしれない。スピード感あふれるプレーが魅力の乙坂も関根に負けないように1軍入りを目指してもらいたい。

ヤクルトスワローズ
投手　杉浦　稔大　右投右打　国学院大　2年目
・ルーキーイヤーは怪我で出遅れ、シーズン終盤にようやくデビューという状況だったが、数少ない登板の中でも潜在能力の高さは見せてくれた。キレのあるストレートと変化球をしっかりコントロールできており、フィジカル面の不安を解消できれば２桁勝利が狙えるだけのものを持っていると思う。是非２桁勝利と新人王を目指してもらいたい。

投手　徳山　武陽　右投両打　立命館大　４年目
・もしかすると人的補償で移籍してしまう可能性もあるのだが、今シーズンは明らかにストレートの球速が上がり成長の跡を見せてくれた。先発としてもリリーフとしても可能性のある投手だと思う。個人的にはプロテクトしてもらいたいと思い、プロテクト予想のメンバーにはいれたのだが、どうなるだろうか？

野手　該当者なし

チーム
・野手に関しては、大引の補強もあり各ポジションにほとんど空きがない状況である。そうなると実績のない若手が出て来る隙間は少ないと思われる。個人的には今シーズン称賛する記事を多く書いた谷内に頑張ってもらいたいのだが、ショートのレギュラー争いはどうなるだろうか？
投手もどんぐりの背比べ状態で上記の２人以外は来シーズンのブレイクは期待薄かな？と感じている。ドラフトで５人獲得した即戦力が期待される投手がどのくらいの数字を残せるだろうか？

セ・リーグまとめ
・個人的な好みもあるのかもしれないが、高卒の選手の名前が多く挙がっている。野手では大田、鈴木、高橋がスターの階段を登っていけるかどうかに注目である。
投手では戸田、杉浦辺りは２桁勝利を上げる可能性が十分にあると思う。

皆さんもオススメの若手選手がいたら是非教えて下さい。


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