先発ローテ５、６番手の微妙な争い続く

ヤクルト０－１阪神（オープン戦）

先日の広島戦に続いて1安打完封負けを喫してしまった。広島の黒田にしろ、阪神のメッセンジャーにしろやはりエース級を打ち崩すのは容易ではない。打てない中でどうやって点を獲るか？ということを考えていかなければならない。今日のヤクルト打線もベストメンバーではないのだが、やはり強力打線と言えどもただ打つだけでは脆い打線になってしまいそうである。各自が役割を理解した中で打席に入ってほしい。それでも打線に関しては、それほど心配しなくて良いかな？と楽観的に捉えている。

さて今日は先発ローテの５，６番手の枠について書いてみたい。今日の先発八木は、4回を被安打３与四死球２の1失点という数字が残った。ボールの威力がイマイチだったようで真中監督、高津コーチからの評価は低かったようだが、個人的には調子が悪くても4回1失点でまとめたことを評価しても良いのでは？と感じている。八木は調子が良かったとしてもゲームの中で突如として崩れてしまうことがあり、とにかく「勝てない投手」の印象がある。また昨シーズンは開幕時にチーム事情からリリーフに回されるなど起用方法にも恵まれていない印象がある。それでも13年にはシーズン通してローテを守るなど先発としての実績も持ち合わせている。それだけに先発ローテに入ってほしい素材であることは間違いない。次回の登板がどんな形になるのか分からないが、もう一回5イニングくらいチャンスを与えてほしいと感じている。
その他の投手では徳山が２回１／３を被安打１無四球無失点という投球を披露してみせた。オンドルセクがまだ結果を残せていないこともあり、徳山はリリーフかな？と感じているのだが、まだ先発ローテに入る可能性もあるのだろうか？2回１／３という微妙なイニングが妙に引っかかる。首脳陣はこの徳山をどんな形で起用しようとしているのだろうか？

ヤクルトの開幕ローテーション争いは、小川、石川、杉浦、成瀬の4枚は確定している。そして石山もアクシデントや大きな不調がない限りはローテーションに入ってきそうである。そうなると残る枠は１つとなる。今日先発した八木、先日の広島戦で4イニングを投げた古野、昨日のオリックス戦で4回を投げた村中、様々な起用方法が考えられるロマン、怪我からの完全復帰を目指す由規、そして上記の徳山辺りが候補だろうか？（2軍の試合は情報不足で分からないが風張辺りも大外から追い込んでくる可能性もあるだろうか？）
それぞれの投手がまずまずの結果を残しているのだが、皆決め手に欠けたり、不安要素があるのも事実である。どの投手にももう1回くらいはオープン戦での登板が考えられるだろうか？もう1回見てみて印象の良い投手が6番目の枠に滑り込むこととなりそうである。
皆さんは誰を推しますか？私は…今の所決められません（笑）。決してレベルの高い争いになっていないのが残念ですが、もう少し登板を見てみないと何とも言えないかな？と感じている。

P．S　藤井はチーム唯一の安打を放ち、今日もアピールして見せた。外野の守備はまだまだの部分もあるためとにかく実戦経験を重ねてほしい。また児山も１回２／３を被安打３与四死球１の無失点と一応結果は残してみせた。児山もよく１軍にしがみついていると思う。でもやっぱり個人的にはリリーフタイプという印象はないのだが…どうなるだろうか？


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