４．１は石山で決定。ドラ２風張、人的補償奥村も結果を残す。

ヤクルト６－１阪神（練習試合）

今日も昨日に続いて神宮での無観客試合ということで練習試合なのだが、「オープン戦」のカテゴリに入れさせてもらった。

ここの所連敗を喫しており、もやもやしたゲームが続いていたのだが、今日の練習試合はヤクルトファンにとって見所の多いゲームになったのではないだろうか？

まずは先発の石山が6回を被安打5の1失点としっかり結果を残して先発ローテ入りを引き寄せた。オープン戦前から真中監督はこの石山に期待しており、先発枠確定との報道もあったのだが、個人的には石山に関しては、結果を残して初めて先発枠に入れる投手だと感じていた。そんな中でしっかり結果を残した石山には期待してみたいと思う。
今シーズンから本格的に取り組んでいるシュートも上手く使えているようだ。昨シーズンの石山は質の良いボールを投げてはいたのだが、残った数字は3勝8敗防御率４．５３というものだった。八木もそうなのだが、この石山もいいボールは持っているのだが、試合全体で見るとどこかでヘマをしてしまうイメージがある。しかしシュートというカウント球にも勝負球にもできそうな球種が1つ増えたことによって投球の幅が広がりそうである。今シーズンはシーズン前から先発として準備してきた石山に注目である。4月1日の阪神戦でも今日のような投球を見せてもらいたい。

7回から2イニングを任されたのはドラフト2位の風張だった。7回は2安打を浴びるとボークもあり、ピンチを招いたようだが無失点で抑えると8回は三者凡退に抑えたようだ。映像を見ていないので何とも言えないのだが、1軍のマウンドでしっかり結果を残したことを自信にしていってもらいたい。先発起用も検討されているようなのでもう少し長いイニングを投げている姿を見てみたい。楽しみな投手である。

打線も見所が多かった。ここまで中々結果が付いてこなかった畠山が2本のタイムリー含む3安打、山田が阪神のリリーフエース、オ・スンファンからホームランを放つなど2安打、そして昨日から1軍のゲームでも起用されている奥村がタイムリー2ベースを放つなど明るい情報が多いゲームだった。
バレンティンがいない中でポイントゲッターとしての仕事が期待される畠山が今日はしっかり結果を残した。1番山田2番川端の並びに注目が集まるがやはりミレッジ、雄平、畠山辺りのクリーンアップが結果を残さなければ得点力は中々上がってこないと思う。ベテランと呼ばれる歳に差し掛かっている畠山だけに安定感のある数字を残してもらいたい。
山田もオープン戦序盤戦は結果が出なかったが、日本代表での欧州代表とのゲームから結果が出始めた。今日はオ・スンファンからのホームランということで評価して良さそうだ。それにしても昨シーズンから山田の打球が良く飛ぶ。杉村コーチと作り上げてきた打撃は本物である。3割30本30盗塁も本当に視野に入って来るのではないだろうか？これだけホームランを打てる選手になるとは思わなかった。
そして人的補償で巨人から獲得した高卒2年目19歳の奥村が早速タイムリー2ベースを放ちアピールした。チーム事情から今後はファームでの調整となるようだが実戦力の高さをいきなり見せつけてくれた。楽しみな若手である。

P．S　今日は映像を全く見ていないのだが、ヤクルトファンも満足できるようなゲームだったのではないだろうか？無観客試合だったのがもったいなかったですね。


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