畠山グランドスラム！苦手久保を攻略！

ヤクルト８－０DeNA

DeNAの先発が苦手久保ということで勝つとしたらロースコアかな？と感じていたが、初回に畠山の満塁ホームランを含む6連打などで5点を奪い、試合を決めてみせた。先発小川も開幕戦に続いて無失点投球を見せるなど理想的なゲームとなった。

初回の攻撃は見事だった。昨日のゲーム同様真中監督がやりたかった攻撃が出来たのではないだろうか？今日も1番荒木、2番川端、3番山田、4番雄平、5番畠山、6番田中浩、7番中村、8番大引と並べて来た。初回は荒木が凡退したものの川端、山田、雄平の3連打で満塁とすると畠山がライトスタンドへ飛び込む満塁ホームランを放ち幸先良く4点を奪った。畠山のホームラン自体は、完全にファールの打球が風に戻されてライトスタンドに飛び込むというラッキーなものだったが、打線が繋がる中であっという間に4点を奪ったという内容については高く評価しても良いのではないだろうか？
その後も田中浩、中村の連打でチャンスを作ると大引の犠牲フライで1点を追加する。

こうなるとエース小川は楽になる。強風の吹き荒れるコンディションの中毎回ランナーを許す投球となったが、点差が開いていたこともあり、危なげない投球を披露する。結局7回で106球を投げ、被安打５与四死球２の無失点とエースらしい投球を見せてくれた。これで開幕戦から14イニング無失点である。強力DeNA打線相手にこの投球は価値が高い。ストレートも変化球も投球術もハイレベルな投手である。後はオープン戦で結果が出なかったホーム神宮球場での投球が課題と言ったところだろうか？頼りになるエースである。

そしてリリーフ陣に関しても今の所満遍なく登板機会があり、それなりに結果を残してくれている。今日は大量リードがある中でオンドルセクー古野と繋いで完封リレーをしてみせた。まだバーネット、秋吉以外はどういった場面で登板になるのかはっきりしていないが、どの投手もそれなりのレベルで安定しているため、投手の状態を見ながら起用できるのではないだろうか？投手陣に関しては先発、リリーフ共に噛み合っている。

打線は初回以降もヒットを重ね、川端、雄平、田中浩が猛打賞を達成し、大引が2試合連続となるタイムリー2ベースを放ってみせた。田中浩に関しては、ミレッジ離脱後は外野のレギュラーとしてスタメン起用されているが、守備も打撃も好調である。守備に関しては、今シーズンからチャレンジしている外野のポジションをそつなくこなしてくれている。この辺が田中浩の野球センスの高さということなのだろう。キャンプの時点では非常に苦しい立場に置かれていたが、実力で外野のレギュラー争いに加わっている。しっかり結果を残しているだけにまだまだチャンスは与えられそうである。ベテランでも１つ１つのプレーを真面目に丁寧にこなす田中浩の姿は、チームに好影響を与えるのではないだろうか？


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