ヤクルト2-3巨人
今日はテレビ観戦できたのだが、悪い試合ではなかった。それでも勝つことは出来なかった。小川、石川で連敗が止められなかったのは痛すぎる。これで9連敗である。何とか1つ勝ちたい所なのだが…
先発の石川は初回から非常に慎重なピッチングを見せてくれた。数字としては、5回で102球を投げ、被安打5与四死球2の3失点という数字が残ったが、内容的には悪くなかったと思う。3回は2アウトランナーなしから2点を失い、4回は2アウトからピッチャーの杉内に勝ち越しタイムリーを許してしまうなど、点の獲られ方は悪かったが、3回の2失点については巨人というチームの良い意味での嫌らしさを感じさせられる2失点だった。2アウトランナーなしから1番大田がボテボテのサードゴロ内野安打で出塁すると、井端がファール粘って四球で繋ぎ、亀井、坂本の連続タイムリーで2得点というヤクルトにとってはダメージの残る点の獲られ方となってしまった。特に石川VS井端の対決は両者の技巧がぶつかりある面白い勝負となったのだが、最後は井端に軍配が上がった。結局この井端への四球が非常に痛かった。
このブログでは巨人の原監督を称賛する記事を何度か勝ているのだが、この井端に関しても中日をクビ同然で放出されたという経緯がある選手である。原監督就任前の巨人だったらこういった選手を獲得したとしても活かすことが出来ていなかったのだが、原監督はしっかりと戦力に仕立て上げてくる。もしかすると井端をこれだけ輝かせることが出来る球団は巨人しかないのではないかと感じさせるくらいである。自分の役割をとことんこなす井端も素晴らしいのだが、働ける環境をしっかり与える巨人というチームはやはり手強いチームである。
巨人を誉める内容の記事になってしまったが、今日の石川に関しては、5回で降板したものの杉内のタイムリー以外は責める気になれない投球だったと感じている。
リリーフ陣もロマンが2イニング、オンドルセクが1イニングをしっかりと抑え、ゲームを壊さなかった。投球内容も悪くなかったと思う。バーネットを含む助っ人三人衆が今シーズンはここまでよく踏ん張ってくれている。オンドルセクは開幕直後に比べてスピードも出てきている。これから先心強い存在になるかもしれない。
打線は巨人投手陣の前に4安打に抑え込まれてしまい、4回の川端の同点2ランホームラン以外は得点を奪うことが出来なかった。しかし手も足も出ないような内容ではなかったことも確かである。それでも巨人の堅い守備陣の前に得点を阻まれてしまった印象である。但し6回の攻撃が無得点に終わってしまったのはあまりにも痛かった。4回裏に石川が杉内をきっちりと打ち取り、6回表に川端が仕事をしていれば勝敗はひっくり返っていた可能性が高かったと思う。
先頭の代打比屋根が2ベースで出塁すると山田四球の後、荒木がしっかり送りバントを決め1アウト2,3塁というチャンスを作り、打席に前の打席でホームランを放っている川端を迎えたのだが、カウント3-1からのボール球に思わず手を出してしまうと続く外角のストレートに手が出ず三振を喫してしまった。8連敗中という現実が選手一人一人に重くのしかかってきているのではないだろうか?チャンスの場面で気持ちが空回りしてしまった。畠山四球で2アウト満塁となり、雄平が打席に入った場面でもカウント2-0からボール球を空振りしてしまうと最後は外角の変化球を上手く捉えたのだが、ライトフライに終わってしまった。雄平の打球は非常に惜しいものではあったのだが、川端にしろ雄平にしろカウント有利な状況で苦しむ杉内を助けるようなバッティングをしてしまったことも事実である。一気に畳み掛けるチャンスだったのだが…これがチーム状態の悪さなのだろうか?
このブログを書き始めてから毎シーズンのようにこういった大型連敗を目撃してきている。1回チームの雰囲気が悪くなると中々立て直せないのがここ数年のヤクルトの特徴である。こういったときに精神的にもチームをまとめてほしかった大引も怪我で離脱してしまっている。皆様からのコメントの中では新外国人選手の補強を願うコメントも頂いているのだが…何か打てる手はあるのだろうか?個人的には以前から何回か書いているように今のヤクルトに必要なのは川崎宗則のような選手かな?と感じている。そんな補強はあり得ないことも分かっているのだが…雰囲気を変える選手がいないこともヤクルトの弱点なのかもしれない。
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コメント
川端の三振した球のストライク判定は厳しかったですね。
この状況での試合では選手はプレッシャーで気持ちや体はガチガチですから、なので責められませんね。
試合後の真中監督のコメントが毎日同じ事を言っている気がして、ちょっとプロの監督としてマスコミ対応の仕方は問題ですよね(やっぱりファンもいるので負けても勝っても何か自分から発信するのは必要ですよね)、
あと打線はいじらないと明言してましたけど、普通これだけ連敗が続くといじるものなんですけど・・・。
希望ですが今の武器は中継ぎ陣が好調なので先発は5回まで全力でいってもらい(5人で中5日で回す)中継ぎを8人から9人に増やし6回から4人で継投していく(秋吉・川崎を落として江村・木谷・山中を使って欲しいですね)あと谷内が下で好調のようなので今浪を落としてあげて欲しいですね。
田中浩は何かありますよね、死球の影響かただの調子落ちなのかチーム内での確執なのか気になりますね。
やはり新外国人野手の獲得が一番です。
2010年にも、同じく打線低迷が原因で大型連敗があった時期に、ホワイトセルを獲得してから、少しずつ良くなっていきました。今回もそれをやる時ではないかと思いますし、すでに球団には要望書として手紙、FAXを送っています。
他の選手も頑張っていますが、ミレッジ、バレンティンがいない今は、そういう役目の選手を補強するのは悪くないと思います。
あとは、畠山、雄平、川端、山田の4人衆。それぞれ頑張ってるのはよくわかりますが、ダブルヘッダーで、調整目的でファームの試合にも出てみたらいいと思います。
確か、一軍にいても、ファームの試合は出れるはず。
勘を取り戻すまで、一、二軍とも関東での試合日のみ、この4人にはダブルヘッダーした方がいいと思います。ファームは1試合約2打席程度で。
私も新外国人補強して欲しいです。無理ならばミレッジあげれないかな?まだ守れないなら代打でも?ベテランの田中捕手を一回使って見るとか色々やってもらいたいです。
惜しくも経験の差で負けました。全盛期からは大きく衰えている杉内は緩急の使い方が上手いわ、井端はもちろん坂本だってレギュラーになってからの年月でいえばベテランといってもいいくらいですから失投は逃さないし厳しい球でもうまく合わせてきますね。それに原監督は昨日の試合後コメントで敵チームの小川を讃えて坂本を手放しでほめないのも大人だと感じました。
今のヤクルトはもう補強とかしない方が良いと思います。育成というか3~5年後を踏まえて補強やドラフトを考えていくべきで、外野は調子が良かろうと悪かろうと右投手でも左投手でも荒木上田雄平で固定していいと思います。ショートも西浦に固定してしまう。
強いて補強するならばまともなスカウトを雇うべきです。派閥とかくだらないのでとりあえず全員一新しましょ。あと1軍はしょうがないとして2軍のコーチ陣はOBで固めるのも辞めます。それが最善ですよ。
ミレッジもあまり期待できないので(復活してほしい)いろいろ調べました。
梅造さんのブログにも書いたのですが
BCリーグ信濃のレイエス外野手(レベルは?ですがチャンスに強く結構撃ってますよ!カラバイヨほどではないですが)薦めます。ビザ取得とかで来日が遅れるより国内で何とかしましょう。
後はあのグリエルかなあ、条件としてキューバのヤクルト現地法人(あるのかなあ?)に本人が日本でやりたいと直訴したら2千万位で雇ってやる(上から目線)。ていうかたかが素人が素人が此処まで案を出しているのに球団は一向に動かない、お前ら本当にプロか?
起爆剤として、一番で藤井を使って欲しい。
相手先発が右なら捕手で。左でも外野で使って欲しいですね。
> kさんへ
これだけの大型連敗となってしまうとどんな監督でも試合後のコメントは難しくなってしまうのではないでしょうか?
谷内は好調なら使ってもらいたいですね。実戦力のある選手に感じるので。
> -さんへ
球団に要望書を送ったのですか?凄い行動力ですね!
主力の親子ゲームは怪我のリスクもあるので難しいのではないでしょうか?
> パンダさんへ
ミレッジは交流戦のDHからの起用ですかね?
捕手3人体制は可能性があると思うのですが…
> saboさんへ
上田、荒木がやってくれましたね!ミレッジが復帰するまでは荒木、上田、雄平の外野陣を基本としても良いかもしれませんね。
> でぶちゃんさんへ
カラバイヨはBCリーグで化け物じみた数字を残してましたからね…あれほどの選手となると中々いないですよね。今後球団に動きはありますかね?
> ほしいも100%さんへ
藤井はオープン戦でアピールしたんですが、出場機会を与えられませんでしたね。まずは2軍で結果を残したい所ですね。