古野好投！畠山2発！

ヤクルト４－３楽天

タイトルの通りである。古野の好投と畠山の2本のホームランが勝利を手繰り寄せた。終盤追い上げられたが、神宮6連戦の初戦をしっかりものにしてみせた。

今日の古野の出来は素晴らしかった。2回こそ味方の野選と死球も絡んで0アウト満塁のピンチを招いたが、このピンチを無失点で脱するとその後は嶋のソロホームラン以外はほぼ完璧に抑え、7回を被安打３（被本塁打１）与四死球１の1失点という素晴らしい数字を残してみせた。カットボール、スライダー、シュートで打者の内外角を広く使い、元々得意としていたフォークボールも効果的に使ってみせた。複数の球種を打者の内外、高低にしっかり決めることが出来れば、そう簡単に打ち崩されることはないだろう。前回の日本ハム戦での早期KOの反省を活かすようなピッチングだった。次回の登板にも期待したい。

リリーフ陣は8回オンドルセク、9回バーネットできっちり試合を終わらせられれば良かったのだが、今日はオンドルセクが楽天打線に掴まってしまった。四球と連打で1点を失い、その後登板したロマンもタイムリーを浴び、1点差まで追い上げられてしまった。一球速報を追っている限りでは、オンドルセクもロマンもそこまで調子を落としているということではなさそうなのだが、実際にはどうなのだろうか？それでも前回のソフトバンク戦と同様にロマン、オンドルセクが失点しても勝利できたのは良かったと思う。ロマン、オンドルセク、バーネットが揃って登板する日はとにかく「勝つ」ことが最も大切なことである。
そしてバーネットは今日も1点差のしびれる場面での登板となったが、威力のあるボールで楽天打線を圧倒して見せた。これで今シーズンは22試合に登板し、25イニングを投げた中で未だに防御率は０．００である。このバーネットの快投がなければもっと負けが込んでいたことは間違いないだろう。頼りになる守護神である。

打線はDH制の無い神宮でのゲーム、また相手の先発がサウスポーの塩見ということもあって打順を入れ替えてきた。
1番山田、2番荒木、3番川端、4番雄平、5番畠山、6番デニング、7番中村、8番西浦、9番古野と組んできた。藤井の代わりに荒木、今浪の代わりに西浦を起用してきた。個人的には2番荒木という起用法はあまり好きではないのだが…

結局打線の組み替えが上手く行ったという感じでもなかったのだが、先日のソフトバンク戦に続いて5番畠山がホームランでチームを引っ張って見せた。2回には塩見の低めの変化球を上手くすくい上げ、先制の2ランホームランを放つと、楽天に1点を返された後の6回にも塩見の低めの変化球を上手く捉えるソロホームランを放ち、楽天を引き離してみせた。バレンティン、ミレッジを欠く中でやはり畠山にはあくまでもホームランを含む長打に期待したい。多少打率が低くても今日のような効果的なホームランを放つ畠山の方が相手にとっては嫌がられるのではないだろうか？素晴らしい仕事をしてくれた。
その他ではピッチャーの古野が大事な場面でしっかり犠打を決めてみせた。結局この送りバントが活きる形となり、ワイルドピッチで1点追加することが出来た。やはりピッチャーも犠打を含めて最低限の仕事をこなしてくれると打線が繋がり易くなる。今日の古野は投打に活躍してくれた。

今日の先発オーダーに関しては、やはり2番荒木という起用法が引っ掛かる。荒木の勝負強いバッティングを活かすのであれば6番か7番に置くのが理想的かな？というのが私の考えである。2番川端のように攻撃的な2番バッターとして起用するということであれば分からなくはないのだが、荒木が右バッターだけに仕掛けづらい部分はあるだろう。どうしても荒木を上位に置きたいのなら、以前のように1番荒木、2番川端、3番山田という並びか、1番山田、2番川端、3番荒木という起用法も悪くないように感じるのだが…

兎にも角にも神宮6連戦の初戦を取ることが出来たのは大きい。今日の楽天打線の印象から言うとおそらく3戦目に先発するであろう成瀬はそこそこ抑えられるのではないだろうか？明日の新垣で勝つことが出来れば3連勝も見えてくると思う。新垣のピッチングに期待したい。

P．S　真相は分からないのですが、やはりボールが飛び始めていませんかね？打者が首をひねった打球がフェンスオーバーする場面を何度か見るのですが、これは2013年シーズンの序盤によく見られた光景ですよね？
まあ反発係数が発表されるのか（発表されているのか）どうかもよく分からないのですが、個人的にはどうしても気になってしまいます。しかしこれ以上気にしても仕方ないのかもしれませんね。


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