時間がないので簡単にまとめたいと思うが、シーズン前に挙げていたポイントに沿って2015年シーズン前半戦を振り返って見たい。昨シーズンの前半戦振り返りはこちらから→「2014シーズン前半戦FIYS的振り返り」
まずは昨年末に挙げたポイントを見てもらいたい。→「2015年シーズンのポイントは?」
1つずつ私なりに点数を付けながら振り返って見たい。
①怪我人を極力出さない。 40点
・昨シーズン前半戦での振り返りでは0点を付けたのだが、今シーズンは投手陣の怪我は少なかったと感じているので一応40点という甘目の得点を付けたいと思う。それでも前半戦後半は野手の怪我が続出し、2軍のゲームが成り立たなくなるような状況になってしまい、打撃投手の阿部を育成契約するなどドタバタしてしまうという大問題が発生してしまった。そしてシーズン前から心配していたバレンティンとミレッジは2人ともに長期離脱と嫌な予感が的中してしまった。そう考えるとやはり甘すぎるのかもしれないが、ここ数年に比べるとまだましなのかな?と感じる部分もある。
ちなみに2軍の野手が足りなくなってしまったことに関しては、「怪我人」という項目よりも「チーム編成」という項目にカテゴライズされるものと感じているため減点は行っていない。
②助っ人外国人選手の活躍 75点
・バレンティン、ミレッジがほとんど戦力にならなかったというのは非常に痛いのだが、その反面ロマン、オンドルセク、バーネットの投手陣3人が大車輪の活躍を見せてくれたため75点という高得点を付けてみた。
ヤクルト4年目のシーズンとなるロマンは今シーズンも先発にリリーフにとチームの為に働いてくれている。助っ人外国人選手の中では決して派手な存在ではないが、頼りになる存在である。
オンドルセクもオープン戦時は安定感に欠けるかな?と感じていたのだが、シーズンに入るとゲーム終盤の厳しい場面を任され、前半戦だけで42試合の登板を重ねてみせた。十分に合格点を与えることが出来る成績だと思う。
バーネットは100点を付けても良い投球を見せてくれた。33試合に登板し、防御率0.49は驚異的である。ストレート、変化球ともにボールのキレは抜群である。オンドルセク、ロマンに比べれば登板シチュエーションが限られているためこのままの状態を維持してもらいたい。
③リリーフ陣の整備 90点
・「甘い。」と言われてしまうかもしれないが、7,8,9回を任せられる投手がいるからこそ、40勝43敗1引き分けという数字で踏ん張ることが出来たと感じているので90点という高得点を付けたいと思う。上記の助っ人外国人3人衆以外のリリーフ陣は好不調の波がありながらもトータルで見るとギリギリ及第点を与えられるかな?と感じられる投球は見せてくれたと思う。それでもこのままではおそらく助っ人外国人投手3人衆が持たないと思われるためもう少し僅差のゲームで投げられる投手を増やしたい所である。
④真中新監督の采配 50点
・皆さん色々言いたいことはあると思いますが、私は50点は付けて良いと考えている。野手陣に関しては、本来は2番に川端を置いた超攻撃型オーダーを組む予定だったと思うのだが、怪我人が続出してしまったこともあり、真中監督がシーズン前に思い描いていたようなオーダーを組むことが出来なかった。その中で苦心しながらオーダーを変更して戦っていることは一定の評価をしても良いかな?と感じている。またシーズン序盤ボールが飛ばないと見るや否や打順を入れ替え、バントを増やすなどその時々に応じた作戦は取っていると感じる。ちょっと選手達に任せ過ぎているかな?という部分があるが、新監督としてはよく頑張ってくれていると思う。
それでも50点というのは投手陣の継投に「?」が付くことが多いことが原因である。この辺は高津コーチがイニシアチブを握っているのかどうか分からないのだが、もう少しロマン、オンドルセクの負担を減らしたり、秋吉の起用法を考えなければ後半戦は失速する要因になりそうである。
いっぱいいっぱいでの40勝43敗1引き分けなのか?まだまだ余力を残しての40勝43敗1引き分けなのか?この辺については後半戦を見て行けば自ずと見えて来るところだろう。
私が挙げたポイントについては昨シーズンに比べれば高得点を付けられる項目が多かったと感じる。今シーズンも我ながら昨年末に挙げたポイントにしてはまずまずのポイントを挙げられたと思う。前半戦はとにかくロマン、オンドルセク、バーネットの活躍に限るのだが、後半戦も持ちこたえることが出来るだろうか?
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コメント
シーズン前のポイントが、そのまま結果に表れてFIYSさんの予想した通りになったのではないでしょうか。
リリーフ陣の整備と助っ人3人が勝ちゲームとして確立されたおかげで今の順位になっている感じですねから90点ですかね(マイナス10点は中継ぎ即戦力と言われた竹下・中元・寺田が全く戦力にならなかった事で)。
怪我人に関しては主力のバレンティン(あとミレッジもかな)と杉浦が4月すぐに離脱してしまった事が大きなマイナスでしたね。特に杉浦は2桁を狙えると思っていたので、もし怪我せずにいたら小川に変わってエースになっていたのかなと考えてしまいます、あと館山が戻ってきてくれましたが由規がダメだったのとファームも怪我人多く野手不足もあって40点くらいですかね。(山田や川端がフル出場は立派ですね)
最後に真中采配は攻撃に関しては序盤でバントしない(併殺打は多いですが)ビジターでは盗塁やエンドランを積極的に使うなど真中スタイルが見えて良いのですが相手投手の出来や試合の流れでバントも多用してもいいのかなと思います、最近は選手起用が当たってる感じはありますので70点くらいですかね。
ただ投手起用に関しては継投や2軍との入れ替えなど高津コーチが全任されいるのか、それとも真中監督が決定しているのか起用に関しての判断基準が試合を見てても分からないので総合では判断しづらいですが投手に関してはビハインド時にも勝ちパターン投手を多く起用したので40点でしょうか。(もし後半戦に影響を与えるようなら20点くらいですかね)
> kさんへ
投手陣は大きな怪我がなかったと感じていましたが、杉浦を落としていましたね。杉浦には大きな期待をかけていたので40点は少し甘すぎたかもしれません。
真中監督の判断を下すのはまだ早いですよね。