ヤクルト２－７中日
残り32試合となって首位と２．５ゲーム差の3位につけているスワローズ。しかし選手層は薄く、その中でやりくりしていくしかない状況である。そんな中で今日のゲームはこれまでヤクルトのリリーフ陣を支えてきたロマンを先発に回して賭けに出たゲームだった。しかし結果は無念の惨敗となってしまった。ターニングポイントとなってしまうゲームかもしれない。
先発ロマンは今季51試合目の登板で2度目の先発となった。1回目の先発は開幕当初だったためまだチームの形が出来上がっていなかったのだが、今日の先発は当時の状況とは全く意味合いが違ってくる。これまでヤクルトがまがいなりにも首位争いが出来たのは、ゲーム終盤にロマン、オンドルセク、バーネットという強力な3本柱がいたからである。そのうちの1人ロマンを先発に配置転換するということは大きな賭けである。山中の離脱もあり先発投手が足りないとは言えかなり思い切った起用法であることに違いはない。
中4日での先発起用ということで非常に難しいシチュエーションでの登板となったロマンは、初回、2回はランナーを許しながらも無失点で切り抜ける。しかし3回にピッチャーのネイラーに四球を与えてしまうと大島にヒットで繋がれてしまう。続く亀澤のバントを処理したロマンは無人の3塁に送球してしまい、1点を失ってしまう。その後ルナ、エルナンデスにもタイムリーを浴び、この回3点を失ってしまう。5回には山田のエラーで1点を失ってしまい、結局5回を被安打７与四死球１の4失点（自責点２）という数字で降板となってしまった。5回で７つの三振を奪うなど調子自体は悪くなかったと思うのだが、ピッチャーへの四球、自らのエラー、味方のエラーが絡んで4点を失ってしまった。こういった細かいミスが頻発してしまうようではやはり優勝争いに踏みとどまることは難しいかもしれない。
6回からは中澤ー徳山ー岩橋とつないだが、徳山、岩橋が失点してしまい試合は決まってしまった。結局徳山、岩橋が失点してしまう所にヤクルトの投手陣の選手層の薄さを感じる。
打線は前回抑え込まれてしまったネイラーの前に今日も沈黙してしまった。今日のネイラーは序盤から細かいコントロールにも苦しんでおり、前回の対戦時に比べれば調子は良くなかったと思うのだが、ランナーを出しても得点に繋げることが出来なかった。2回に大引が四球を選び盗塁でチャンスを広げてから中村がタイムリーを放ち先制した場面は良かったのだが、それ以外は拙攻の連続となってしまった。
初回は0アウト1，2塁で山田が併殺打、5回は0アウト1，2塁から比屋根が送りバント失敗、続く川端が併殺打、6回は1アウト1，2塁から大引、デニングが凡退、7回は1アウト1塁から比屋根が併殺打とことごとくチャンスを潰してしまった。1点でも2点でも入っていれば試合展開は大きく違ってきたはずである。采配ミスなどではないため仕方ないと言えば仕方ないのだが…それでもこれだけ拙攻が重なってしまうとファンとしてはストレスが溜まってしまう。特に5回の比屋根送りバント失敗からの川端の併殺打は残念としか言いようがなかった。
ロマンを先発に回し勝負に出た今日のゲームを落としてしまったのは非常に大きな意味を持つと思う。このまま優勝争いから脱落してしまうのだろうか？
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賭けに負ける
2015試合結果
コメント
川端って、同点タイムリーとか、逆転タイムリーとか打った場面見た事無いですね。だから２番なんでしょうけど、ファンの期待を背負う選手ではないのでしょうか？エラーも多い選手ですし、現代野球のサラリーマン野球の代表選手の気がしてしょうがありません。
試合を見てましたが例のロマンのバント処理で無人の３塁への送球ですが、これは川端の判断ミスですね。バント自体はピッチャーの３塁側寄りで強めでしたからサードベースを空けてはいけませんよ、走者はネイラーで足も遅くタイミングはアウトでしたしから。暴投したあとも川端はサードベースカバーに戻ることもなく突っ立っていて大島の3塁進塁を許したのは集中力がなくなってますね（あと畠山のチャージもなかったのをみると野手も疲れで守備もボロボロの状態ですね）
試合はこのプレーで選手も球場全体もしらけてしまった感じでしたね。
打線はヒットは出てますが四球で繋げれてないですね、チャンスでボール球に手を出しているのとネイラーは制球に苦しんでいたので後ろに繋ぐ意識があれば攻略は出来ましたね。（チャンスで俺が俺がで気負い過ぎな感じを受けます）
今日のロマンの賭けは失敗でしたが内容は悪くなかったですし次は期待したいですね。
それとデニングはかなり調子が落ちてますけど、このまま起用していくのですかね？もう誰かを入れ替えない限り連敗は免れないところまできていますね。（ミレッジが起爆剤になると思うんですが上げないですね）
あと岩橋は通用しなかったですね、手術してからフォームも変わってましたね（2軍降格だと思いますが上げる選手もいないのは寂しい限りですね）
野手が力み過ぎていると思います。開幕当初を除いて野手陣が足を引っ張る試合は少なく先発投手の責任で負けることが多かったためにプレッシャーを感じなかったかもしれませんが、最近は野手が足を引っ張っている状況に自分でネガティブになっているのではないでしょうか？調子が悪くてもカットで粘れた川端があんなに簡単に凡退しているのもおかしいですから。
もう少しリラックスしてプレーすればミスも減ると思います。
あとは今浪と荒木をスタメン起用すれば良いかと。
ロマンは中6日で先発ローテで良いでしょう。ファーム組を先発出して4回降板されるほうが結果的にリリーフに負担かかります
8月はチーム状態が悪いですが３連勝もなげれば３連敗をありません。ここを乗り切ればまた大型連勝が来ると信じています。打線は水物きっと良くなるはずです。何よりヤクルトは２年連続最下位のチーム失うものはありませんからもっと監督にも大胆な采配をしてほしいです（不調のハタケを一回外すなど）
熱心に更新されている管理人さんには申し訳ないのですが、
優勝を狙えるチームではないな、と思いました。
とにかく凡ミスが多すぎます。バント処理も、こちらのバントも決まっていれば、
試合展開は変わっていたと思います。
個人的には３位でクライマックスシリーズで優勝するよりも、
ペナントで１位になることの方が重要だと考えていますので、
それを達成するのは困難だと感じました。
現有戦力では厳しく、なにか新しくブレイクする選手がいないと勝っていけないでしょう。
例えばバレンティンが復帰して３割３０本相当の活躍とか。
ポジティブな情報に期待するしかないですね。
７回表２死無走者で中澤から徳山へのスィッチなど、いったい何を考えておられるのかと思います。案の定イニングを跨いだ徳山が打たれたのですが、それ以上に考えなくてはいけないのは、攻撃のリズムができないということです。あっさり２アウトを取って、さあもうひとつさっさとアウトを取って攻撃に移ろう、というところで、投手交代などに付き合わされていたら、それで野手はがっくりきて攻撃に対する戦意をそがれてしまうのではないかと思います。こんな投手交代をしたら、例え徳山があっさりルナを凡退に打ち取っても、攻撃のリズムは生まれないと思います。
慎重になるのは分かりますが、もっと腰の据わった図太い采配をしないと、相応の成績しか修められないと思います。
> ハーローさんへ
川端は今シーズンはサヨナラヒットがありましたよね。バットコントロールは素晴らしいので期待しましょう。
> ｋさんへ
やはりロマンはまずまずの内容だったのですね？本当にタフな起用法をされますが、チームの為に働いてくれますよね。
ミレッジはようやく1軍に戻ってきましたね。
> saboさんへ
今日の大爆発を明日以降に繋げてほしいですね。
ロマンは次回も先発ですかね？
敗戦でしたが、私はロマン投手が先発でも使えたことの意義は大きいと捉えています。ですので、４〜５番目の先発投手として位置させていいと思います。山中投手が離脱した以上、ロマン投手か秋吉投手を先発に回すのは必然的なことです。さらには、阪神、巨人にも決定的な要素はありません。ですから、まだまだ優勝を狙えると信じています。川端選手の守備は不安ですが、あのアベレージの高さはチャンスメーカーとして必要なものです。畠山選手と山田選手の打点の多さは川端選手が２番にいるからこそのものでもあります。小川投手、館山投手は貯金組、石山投手、石川投手、ロマン投手は５割以上をキープ。あと一人は敗戦覚悟の先発で臨めば、ギリギリ阪神に追いつくでしょう。ミレッジ選手も戻ってきましたし、バレンティン選手がいなくても、打ち勝てる打線だと信じて応援していきましょう！
> Sさんへ
打線は水物ですね！今日は山田中心に大爆発でしたね！
> ケマルさんへ
まあ2年連続最下位のチームですからね。もう過去の試合巧者のヤクルトの事は一旦忘れなければなりませんよね。
それでも優勝を目指して戦ってもらいたいです！
> trefoglinefanさんへ
私も昨日の中澤～徳山への継投はあまり好きな采配ではありません。今日の大量リードでの秋吉投入も「？」でした。それでも内部にしか分からない事情があるのでしょうね。
> 久保田さんへ
ロマンを先発に回すという思い切った采配はある意味「必然」ですかね？私もあくまでも優勝を期待して応援するつもりです。