助っ人4人に石川!谷内!継投もピタリと決まる!

ヤクルト4-0DeNA

タイトル通りのゲームだったと思う。バレンティンの特大ホームランにルーキ、ペレス、オンドルセクの新助っ人外国人3人衆の継投、石川の好投に谷内の活躍と理想的なゲームとなった。

前回の登板でDeNA打線に滅多打ちにあった石川は今日も初回に先頭の桑原に左中間を破られる2ベースを浴びるという嫌な出足となったのだが、この回を無失点で切り抜けると2回~5回まではいずれも3人で攻撃を終わらす危なげない投球を披露してくれた。右左関係なく、内外角を広く使ってDeNA打線を手玉にとってみせた。特に右バッターの内角に決まるストレートとカットボール、左バッターの内角に決まるストレートとシュートの精度が高かったのではないだろうか?内角を意識させることで右バッターへの外のシンカー、左バッターへの外のカットボール、スライダーをより効果的に使うことが出来たのではないだろうか?中村のリード含めて素晴らしかったのではないだろうか?

その石川は7回1アウトから筒香にフェンス直撃の2ベースを浴びると、ベンチはスパッと石川を諦めルーキを投入してきた。スコア的には4-0とリードしており、石川の球数も88ということでもう少し引っ張っても問題ない場面だったのだが、前回2本のホームランを浴びているロペスが打者だったこともあってか石川を引っ張ることはしなかった。
これは石川のスタミナ面の不安を考えての継投でもあったと思うのだが、それとともに勝ちゲームのリリーフ陣が首脳陣の信頼を勝ち取り始めている証拠とも考えられるのではないだろうか?
変わったルーキがロペス、山下幸をしっかり打ち取って仕事を果たすと8回からはペレスをマウンドに上げてきた。ペレスはDeNAの下位打線を圧倒すると9回も引き続きマウンドに上がった。結局9回はピンチを招いてしまい、2アウト1,2塁という場面でオンドルセクにマウンドを譲ることになってしまったのだが、ボール自体は走っているように感じられた。今後も終盤の大事な場面での登板がありそうである。そして最後はオンドルセクがしっかりと締めくくり見事な完封リレーを完成させてみせた。

昨シーズンのリーグ優勝の立役者は間違いなくロマン、オンドルセク、バーネットの助っ人外国人3人衆の活躍にあったと思われる。今シーズンはロマン、バーネットが退団してしまったためブルペン陣の整備がどこまで進むかがヤクルトの浮き沈みの鍵を握ると見られているのだが、ここまでは新外国人のルーキ、ペレスがいいピッチングを披露してくれている。まだシーズンは始まったばかりのため合格点を与えるのは早過ぎるのだが、それでも今のところは貴重な戦力になってくれている。このままチームに欠かせない存在になってもらいたい。

打線も井納相手によく打ってくれた。12安打で4得点ということで繋がったとは言いづらい部分もあるのだが、それでも効果的に得点を重ねてくれたと思う。
初回は川端のヒットと山田の死球でチャンスを作ると雄平が低めのフォークを上手く拾って一二塁間をしぶとく破る先制タイムリーヒットを放ってみせた。ここ数日雄平のバッティングに不安を感じるという記事を書いているのだが、そんな中で結果を残し続けている。
3回にもその雄平が2ベースでチャンスメイクすると打撃好調の谷内がタイムリー2ベースを放ち追加点を奪うことに成功する。5回には山田がヒットで出るとバレンティンが狙い済ませたように井納のストレートを完璧に捉え、広い坊ちゃんスタジアムのレフトスタンド上段に突き刺さる2ランホームランを放ってみせた。
今日のバレンティンのホームランは凄まじい打球だった。昨シーズンは怪我でほぼ1年を棒に振りホームランも1本しか見ることができなかったのだが、今日のホームランは怪我前のバレンティンを思わせるような豪快な一発となった。DeNAをはじめとする他チームにインパクトを与えるに十分のホームランになったのではないだろうか?他チームは警戒せざるを得ない状況になると思われる。明日以降にも繋がるホームランになったのではないだろうか?
その他の選手ではやはり谷内である。大引離脱後最初にチャンスを与えられたのは西浦だったのだが、そのチャンスを活かせず、西浦、今浪、谷内辺りが併用されてきたのだが、ここに来て谷内が打撃でのアピールを続けている。1軍レベルの投手のボールに力負けしなくなってきていると感じるし、選球眼も良くなってきているように感じる。覚醒間近と考えて良いだろうか?しかし今日は走塁ミスがあっただけにここら辺は谷内のような頭を使ってプレーできるタイプの選手には禁物のプレーだけに明日以降気を付けていってもらいたい。大引も2軍でのゲームには復帰しているだけに近いうちに戻ってくると考えられるのだがあっさり大引にレギュラーを渡すことなく大引VS谷内の構図を作り上げることが出来るだろうか?

2連戦の初戦を獲ったことは大きい。明日は何とか原樹理に勝ち星を付けてあげたいところである。

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コメント

  1. sabo より:

    石川は立ち上がりは調子があまり良くなさそうでしたがそこからの修正力は流石です
    中村のリードも冴えてました
    谷内の覚醒、バレのホームラン、雄平の2試合連続タイムリー、川端の猛打賞と隙のない攻撃が出来て気持ちいいですね

    今日はヤクルト選手全員集中力を発揮出来ていた理想的な状態だったと思います
    特に守備の動きは良かった
    谷内、バレ、上田のファインプレーだけでなく全員動きにキレがありました
    この調子で明日は原に初勝利を!

  2. k より:

    石川はリベンジ果たしてくれましたね、内容は球が高かったので、まだまだですかね(初回のピンチを相手の無理な走塁に助けられましたかね)
    気になったのは山田・バレンティンの並びの方がいいですね、山田が1塁にいると盗塁を気にして真っ直ぐ系が多くなるので、この前の巨人戦でもそうですが長打が期待出来ますね(山田・畠山の並びより脅威に感じます)
    あと谷内は巡って来たチャンスで課題の打撃で結果が出た以上はレギュラーを掴んで欲しいですね、山田との二遊間も悪くないですし堅実な守備を基本とすれば安定すると思います。
    それと森岡のスタメンは理解に苦しみますね、打撃内容は相変わらずで去年から改善が見られないし選手会長も変わったので1軍に置いておく理由ないので鵜久森をあげるとか捕手3人制するとかでもいいのかなと思いますね。
    あと川端は守備がグラブが下から出るようになって良くなりましたね、今年のヤクルトは失策が少ないので守備力でも勝てるチームなりそうですね。

  3. 久保田 より:

    中継ぎ・抑えの外人トリオ、いい状態で一安心です。これなら、先発投手は6回までで大丈夫でしょう。今日は、前回に打たれたDeNAが相手なので、石川投手の早めの交代も納得です。しかしながら、バレンティン選手はケタ外れな存在です。今年も60本塁打ぐらい打ちそうです。あとは原投手に早く勝ち星を!できれば高山の存在感を抜いて新人王を獲ってほしいものです。

  4. つばくろまて より:

    鰹…見事にリベンジ果たす!
    るぅ木、ペレス、雄鶏…怪我には気をつけて、チームのために頑張っちくりよ!
    バレ…今年のバレはマジすげぇかも?ちょっと嬉しい誤算?
    雄平…彼も今年は地味に貢献度高いよねぇ(笑)
    やっちん…あまり褒めると次怪しいから、この辺で…もちろん頑張れよ!
    昨日は投手陣は言うこと無し(笑)
    打撃陣はやっちんの走塁死もあり、二桁安打で4得点かぁ…(6番打者が流れ止めた感)
    今日のジュリーには効率の良い攻め方で初勝利をプレゼントしたげて下さいませ!
    悠平…ちゃんとリードしたげてあげなさいよ!

  5. FIYS より:

    > saboさんへ

    川端の猛打賞は忘れてはいけませんよね。本当にバットコントロールが天才的ですよね。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    2年前までを思うと本当に守備は安定してきましたよね。数字では見えづらい部分もある守備部門ですが、やはり守備が安定しているのと破綻しているのとではチーム状態が変わってきますよね。

  7. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    ブルペンの助っ人外国人3人衆はここまで頑張っていますよね。このままチームに欠かせない存在になってもらいたいですね。

  8. FIYS より:

    > つばくろまてさんへ

    ヤクルトは打者1人1人の技術が高いことは間違いないと思うのですが、どうも打線が繋がりませんね。

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