ヤクルト４ｘ－３広島（延長10回）
今日も小川が初回に先制点を許す苦しい試合展開となったが、リリーフ陣の好投と打線の粘りで終盤に追いつき、延長戦に持ち込むと最後は坂口がサヨナラ犠牲フライを放ってみせた。こういうゲームをものに出来れば今シーズンも優勝争いに絡めるはずである。
先発の小川は今日も初回に先制点を許す立ち上がりとなってしまった。もう何試合も同じような投球が続いている。ボールが走らず丁寧に投げようとしているのは分かるのだが、ボールにキレがないため打者にしっかり見極められてしまっている印象がある。初回は2つの四球でピンチを招くと新井にタイムリー2ベースを浴びてしまった。2回も0アウト1，3塁のピンチでダブルプレーの間に1点を追加されてしまう。その後は何とか無失点で切り抜け、5回を被安打５与四死球５の3失点（自責点２）でまとめてみせたが、5回までで１１１球を要するという非常に苦しいピッチングとなってしまった。褒めるところを探すほうが難しく感じるような内容となってしまった。
今シーズンの小川はとにかく球数が多くなってしまっている。そのため長いイニングを投げることが出来ないでいる。小川は今シーズン２００投球回を目標にしていたと記憶しているのだが、このままでは厳しいことは間違いないだろう。ストレートに力強さが戻ってこなければ今後も苦戦が予想される。
小川が５回でマウンドを下りてしまったのだが、６回から登板した松岡が２イニングを無失点に抑え、流れを引き寄せると、その後味方の反撃が始まった。８回はルーキ、９回はオンドルセクとランナーを出しながらも無失点に抑え、延長戦に持ち込むと１０回は秋吉が力で広島打線をねじ伏せてみせた。
エース小川が５回で降板という苦しい展開になったのだが、松岡、ルーキの粘りの好投が味方の反撃を呼び、追いついた以降もオンドルセク、秋吉と相手に得点を許さなかった。小川の不調をリリーフ陣が見事にカバーしてくれた。
打線は前回の対戦で抑え込まれてしまった九里に今日も苦戦してしまった。初回は坂口のヒットと川端の２ベースでいきなり０アウト２，３塁のチャンスを作ったのだが、山田の犠牲フライによる１点のみで攻撃を終えてしまった。ここからは九里の打者の芯を外すようなカット系、シュート系のボールに苦戦し、６回までこの１点のみに抑え込まれてしまった。テレビで見ていてもあまり凄さの伝わってこない投手なのだが、やはり打ちづらい何かがあるのだろうか？
広島は７回からへーゲンズを投入し、逃げ切りを図ったのだが、その７回にバレンティンがホームランを放ち、１点差に追い上げると８回には１アウト後昨日のヒーロー今浪が四球で出塁すると代走比屋根が二盗、三盗と足でかき回し、川端の投手強襲のファーストゴロの間にホームベースを駆け抜け同点に追いついて見せた。代走比屋根の足が同点劇を演出して見せた。見事な仕事ぶりだった。
そして１０回には中村が２ベースで出塁すると比屋根がきっちり送り、１アウト３塁の場面を作ると坂口がセンターに犠牲フライを放ち、サヨナラ勝ちとなった。正直坂口のセンターフライは浅かったため、微妙なタイミングになるかな？と思ったのだが、センター丸の返球が大きく逸れたため悠々セーフとなった。
得点は４点のみであり、苦しい展開ではあったのだが、今日の４得点はどの得点も１人１人がきっちり自分の仕事を果たしたからこそ得点に繋がったと感じるものばかりだったのではないだろうか？２点を先行された直後に坂口、川端、山田の流れるような攻撃で奪った１点、重苦しいムードを吹き飛ばしたバレンティンのホームラン、代打の今浪が出塁し、代走の比屋根が足でチャンスを広げて川端の内野ゴロの間に同点に追いついた８回の攻撃、中村の２ベースから始まり、比屋根がきっちり送って、坂口が最低限の仕事をした１０回とどの得点もいい形だったように感じる。
快勝ではないが、ディフェンディングチャンピオンらしい粘り強さを感じるゲームだったと思う。
にほんブログ村
坂口サヨナラ犠飛！シブい！
2016試合結果
コメント
ホームラン以外タイムリーヒット無しで勝てるとは、、、残塁も少ないしヤクルトじゃないみたい笑
比屋根坂口はじめ選手たちは本当にいい働きをして素晴らしいゲームを見せてくれました
リリーフの踏ん張りや山田のファインプレーなどあげたらきりがないくらい印象の残る場面ばかり。雄平のレーザービームもアウトには出来なかったけどかっこよかった
今年は大引の守備がすこぶる良いと感じるんです。去年より遥かにいい
見た目は地味ですが足運びやステップが綺麗で取り上げられないファインプレーが多くあるように感じます
前日の逆転勝ちの流れが続いてましたね、これで五割なのでそろそろ貯金生活に入りたいですね。今日は菅野なので後半まで接戦に持ち込みたいですが成瀬の出来次第ですね（ダメならデイビーズが下で好投していたのでローテ入れ替えでしょう）
小川は中５日なのか今年からフォームを少しいじった影響なのか分かりませんが（試合は壊してませんが）ここ数試合は同じ内容ですね。来週は中６日で広島戦だと思いますが結果が出れば、もう中５日は止めた方がいいですね。
この試合は比屋根の三盗が大きかったですね、終盤の外国人投手に対して足はやっぱり有効なので足を使える選手がもう１人欲しいですね。ヤクルトはレギュラー固定なので控えのバランスを考えると守備固めと足がある選手を重宝した方がいいかなと（山崎を使ってみたいですね）
それとオンドルセクですが私的にはバーネットより抑えの実力は上と見てます、球威あるのに球が動きますし球種もカーブ・フォークもあって多彩なのとクイックが出来るのでランナー出しても走られる心配もないので大量失点するのも少ないですし相手打者も真上からくるので打ちづらいと思いますしね。
２試合続けての逆転勝ちは痛快です。中村捕手、比屋根選手、坂口選手、皆、素晴らしいです。松岡投手以下、中継ぎ投手陣も見事でした。ただ、もう本当に小川投手の中５日だけは止めてほしいです。これでは、小川投手がつぶれます。さぁ、今日の成瀬投手はどうなりますか？スンナリ貯金ができるような快投を願ってはいますが…。
石川や小川が本調子でないなかで、よく最低限の仕事をしたと思いますし、腐らずに投げれたのも野手との信頼関係ができているからだではないでしょうか。しかし本来の投球ができていないことが深刻なことも事実でしょう。中５日にするのなら球数を制限するべきなのですが、実質見学組の多い中継ぎ投手陣を見ると、そうした制限もとてもできる状況にありません。
そうしたなかで無理やりでも中５日にしたのは、神宮で成瀬や山中を投げさせたくないからだと、てっきり思っていました。ところが日程を見ると、この２人を神宮から避ける為のローテって、組むことができないですね。だとしたら何の為にこの２人に無理をお願いしたのかが、さっぱり分からない状況にあります。
ライアン…なんか昨日の鰹と同じ展開(笑)まあ悪いなりに良く粘りましたね。
マツケン…彼のナイスＰが逆転劇を呼びましたね♪昨日の投球はきっと熊本の人にも勇気と希望が出たことでしょう(笑)
るぅ木…悠平のミスも有りヒヤヒヤしたけど、良く抑えた(笑)
雄鶏…無失点記録継続中♪
しゅうきち…まさかの出番だったけど良く抑えてくれました♪昨日１日だけど休養出来たことが良かったのかな(笑)
ハタケ…あの場面でエラーするとは何事だぁ！
テット…初回のチャンスに犠牲フライはちょっと物足りないかな(笑)
バレ…一発出たけど、チャンスで凡退続きは無ぇだろう(涙)
イマナミン…あそこで四球選び出塁したことがデカカッタ！
へーやん…何が驚いたって２盗、３盗を立て続けに決めたことだよ(笑)それと送りバントでサヨナラ演出してくれてありがとう♪
シンゴ…本音言うとあそこはタイムリー打って欲しかったんだけどなぁ～(笑)
悠平…まあ最後だけは良く打ちましたね(笑)
サカロー…これがプロ初のサヨナラ打だったんだ？良く決めた、おめでとう♪本当燕の一員になってくれてありがとう！
雄平…君は早出特打ち＆レポート用紙３枚に反省文書いてを提出すること！ウグシンにレギュラー奪われるよ(笑)
本当まさかのカード勝ち越しは嬉しいで～す！一昨日の逆転勝ちが昨日の試合でも生きていましたね♪
この調子で今日の玉子ドームで菅野君を打ち崩して欲しい！頼みますよ燕打線！そして先発は？?？ダメ瀬かぁ～(涙)
オリックスはなんで坂口を自由契約したのか不思議ですね。
> saboさんへ
大引の守備は本当に安定していますよね。ヤクルトに来なければこれだけの選手だということに気づくことが出来なかったと思います。
> ｋさんへ
小川は中5日の影響というよりは、調子自体良くないように感じるんですよね。個人的にはもう1試合同じような投球が続くようなら1回ローテを飛ばすようなことも検討する必要が出てくるのかな？と感じています。
> 久保田さんへ
サヨナラの立役者中村、比屋根、坂口が渋い活躍をしてくれましたね。ナイスゲームでした。
> trefoglinefanさんへ
投手の起用法に関しては、trefoglinefanさんが提案しているように新しいことアイディアを考えていくことが必要になってくるでしょうね。そういう意味では今のヤクルトも何か新しいことにチャレンジしているのかもしれませんよ？現段階ではちょっと無理をさせているように感じてしまいますが…
> つばくろまてさんへ
初戦を落とした中でよく勝ち越しましたよね。リリーフ陣の踏ん張り、脇役陣の活躍とチームの雰囲気が良くなりそうな勝利でしたね。
> SSさんへ
坂口がここまで戦力になると思っていなかったので少し驚いています。しかしやはり比屋根や現在離脱している上田の力も必要になってくると思います。