ヤクルト２－３ｘ巨人（延長12回）
今日のシチュエーションで今日の菅野の調子であれば10回戦って１つ２つ勝てるかどうかだと思う。そんな中1軍に戻ってきた成瀬を中心によく守った。相手のミスにも付け込み、9回に追いつき、12回には勝ち越し、その裏も2アウトまでこぎつけたのだが、そこからひっくり返されてしまった。しかしサヨナラ負けを嘆くようなゲームではなかったと感じる。ヤクルトの粘り、巨人の執念による好勝負だったのではないだろうか？
先発の成瀬は2回に村田にホームランを浴びて先制されてしまったものの8回を被安打５（被本塁打１）与四死球３の1失点と今シーズン1番のピッチングを披露してくれた。相手の先発が菅野だったこともあり、これ以上の失点は即敗戦に繋がるような状況での投球が続いたのだが、スライダー、新球ワンシーム、チェンジアップなどを効果的に使い、巨人打線に的を絞らせなかった。投球リズムもよく、守備陣もよく成瀬を支えていたと思う。ナイスピッチングだった。
リリーフ陣は失点すれば即サヨナラ負けという状況の9回からルーキ、10回は秋吉、11回は村中と繋いでいった。ルーキ、秋吉はパーフェクトリリーフを披露してくれた。2人ともに力強いボールを投げ込んでいた。ナイスピッチングだった。村中は徐々に信頼を得る中で延長戦に入ったからとはいえ今シーズン最も厳しい場面での登板となったのだが、2本のヒットと四球で2アウト満塁のピンチを招いて降板となってしまった。やはりまだ以前の打者を圧倒するような投球は出来ていないと感じるのだが、それでも現在の調子でこれ以上を求めるのは少し酷かなと感じる。
そして11回の満塁のピンチをオンドルセクが抑え、12回の味方の勝ち越しに繋げ、勝利目前に迫ったのだが、12回に2アウトを取ってから最後のアウトが取れず、坂本にタイムリー2ベースを浴びてしまった。坂本の前の打者代打大田にストレートの四球を与えてしまったのが、痛かった。しかし11回のピンチからの回跨ぎという事で強く責める事はできない。明日から気持ちを切り替えて投球してもらいたい。
打線に関しては、今日も菅野が物凄いピッチングを見せていただけに多くを語ることは出来ない。菅野の150キロを超えるストレート、ムービング系のファストボール、スライダーを厳しいコースに集め、ヤクルト打線をほぼ完璧に抑え込んでいった。これだけの投球をされてはどうしようもない。今日のヤクルト打線はコントロールの良い菅野を相手に早いカウントから積極的にスイングをかけて対応していた。この作戦はおそらくチームで徹底されていたと思うし、悪くない作戦だったと思う。しかし今の菅野はその上を行くピッチングを披露している。手の付けようがなかった。
それでも9回に前々日、前日のヒーローが自分の役割を果たして同点に追いつくことに成功する。先頭の代打今浪が追い込まれながらもしっかりボールを見極め四球で出塁すると荒木はバント失敗に倒れるのだが、その際に代走として起用されていた比屋根が1塁に帰塁しようとした際に相手捕手小林の悪送球を誘い、1アウト3塁とチャンスを広げると坂口が詰まりながらもセンター前にタイムリーヒットを放ち、追いついて見せた。連日最後の仕上げ部分は坂口が担ったのだが、代打今浪の積極的に行きながらもボール球に手を出さないという素晴らしい選球眼、比屋根の足でのプレッシャーのかけ方と脇役陣が自分の仕事場でしっかり結果を出してくれている。
そして12回には山口から代打飯原が2ベースを放ち、雄平がヒットで続き、0アウト１，３塁のチャンスを作ると巨人ベンチは山口を諦め、田原誠を投入する。この田原誠から畠山が三振に倒れ、大引もピッチャーゴロに打ち取られてしまうのだが、この際に田原誠が前進守備だったことを忘れていたのか無人の2塁に送球し、勝ち越し点を奪うことに成功した。正直もう一押ししたかったのだが、貴重な勝ち越し点を奪うことに成功した。
今浪、比屋根、飯原（ちょっと甘いといわれるかもしれないが西田も頑張っていたかな…）とベンチメンバーがしっかり自分の役割を果たしてくれた。負けてしまったもののチームの雰囲気はそんなに悪くならないのではないだろうか？
勝利目前に迫っていただけにもったいない印象も残るのだが、今日は冒頭にも書いたように10回同じシチュエーションでゲームをしたとしたら1回か2回しか勝てないのではないか？と感じるようなゲームだったと思う。そんな中で「これしかない。」と言ったゲームが出来たと思う。明日しっかり切り替えて勝利を掴み取ってもらいたい。
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勝っていれば今シーズンのベストゲーム候補に挙がるゲームだったかな？
2016試合結果
コメント
試合には負けてしまったけど…凄く清々しいというか、悔しかったけど心の底から『だから野球は面白い!!』と思った試合でした。
成瀬さんはじめ、投手陣も頑張ってくれました。延長11回は興奮し勝った気持ちでいましたが、やはり巨人打線は怖いですね…。『ピッチャーがムーチョだったら』『オンドルセクが最後まで完璧に抑えていたら』とかも思ってしまいますが、西田さんもピッチャーとして良い経験をしたしオンドルセクも乱れはしましたが、あのプレッシャーの中で良く頑張ってくれました。真中監督も最後は笑顔でしたね(*^^*)やりきった感があったと思います。
残りの巨人戦は絶対に勝って欲しいです。
菅野だったので負けは想定内だと思うのですが内容は相手のエラー多発で不思議な勝ちになったかもしれないゲームでしたね。
坂本のサヨナラ場面は配球ミスですね、オンドルセクは３連投で回跨ぎを考えたら抜けてしまうフォークを追い込んでからの選択は危険ですね、大田への四球、次打者の吉川との力関係など西田はまだまだ勉強不足ですけど責められないですね。開幕からベンチが２番手捕手を起用してこなかったツケが回ってきましたね、中村がケガなどの緊急事態がある事を考えたらワンサイドゲームの時は控え捕手の起用はしてほしいですね。
あと成瀬は腕を振れていたせいか腕の位置がスリ－クォータ気味から上から投げるように感じましたね、打てない巨人だったので次回のＤｅＮＡ戦でどういう結果になるかでローテに残れるか判断でしょうね。
週末は今村・高木なので菅野より球速もだいぶ落ちて球が遅く見えると思うので打撃陣は得点を取れると思いますから先発投手の役目が大きいですね、オンドルセク・秋吉が登板過多になりつつあるので出来れば使いたくないので連戦で延長続きで疲れはありますがチーム状態が悪くないので打撃陣の爆発に期待したですね。
それと畠山は体調が完璧じゃないですね、得意の田原にお手上げだと厳しいですね（ホームランが出れば状態が上がってきてる証拠になると思いますが）
雄平はソフトバンクの長谷川みたいなタイミングの取り方になってましたね、試行錯誤してますが畠山の状態がよくないので早く復調してくれるといいのですが。
いや、ベストゲームには成らないと思います。たとえスワローズが勝ったとしても
相手からのミスからですし、棚ボタの１点ですし・・・。
この試合でヤクルトも読売もどう捉えるかです。
この時期（５月）に今年はイケるとおもったら、もうそこでチームの浮上は無いでしょう。
敗けて反省、勝って兜の緒を締めよでしょう。
私の想像を大きく裏切るダメ瀬の好投も、２年ぶりの偽さかな君の勝ち星も、８回まで準完全ペースの菅野を最終回引き摺り降ろしたのも、昨日勝てれば、ただの３連勝じゃない会心の大逆転勝利だったのに…(涙)
でも雄鶏を責めることはしたくない、だって今まで何度もチームを救ってくれたのだから…ただ３連投だろう？今日なげれるのか？
だから今日は絶対に打線が大爆発して、さんちゅうは１イニングでも長く投げて欲しい！
以上いつもと違うニュアンスですみませんでした…
悔しいですね。もし勝っていたらと何度も思ってしまいます。
勝利まであと一歩でしたから。
結果論に過ぎないかもしれませんが、
無理に坂本と勝負せず、次の吉川と勝負すれば良かったです。
なんとか今日と明日は勝って欲しいですね。
オンドルセク投手で負けたのですから、仕方ないです。とはいえ、もし中村捕手だったら…、という思いも残ります。もちろん、中村捕手に代打を出したからこそ同点になったのですが…。飯原選手もよくぞ打ってくれました。でも、どうしてバレンティン選手を降ろすのでしょう…。なんだか、９回以降は引き分けに持ち込む采配だったとしか思えません。９回、荒木選手にバントさせた采配はどうなのですかね…？あの場面は、一気に勝ちに行くか、ゲッツーで負けるか。そういう采配でいいのでは？まぁ、私は素人。負けたので、こんな文句を付けているのでしょう。成瀬投手は、良かったです！このピッチングをいつも見せてくれたら安心してローテーションを任せられます！中島投手は出番がないままでした。今日は山中投手に代わって誰が落ちますか…。現代のプロ野球で一軍ワクが28人、ベンチ入りが25人って、少なすぎませんかね？取り留めのない駄文、お許しください。
こういう緊張感張り詰める総戦力戦の接戦を落としたのがこの時期であったのは良かったかなと。こういう試合は選手を成長させそうですし。そんな試合の最後のマスクが井野や田中ではなく西田だったのも運が良いとすら感じます
意外と同じ相手と似たシチュエーションがシーズン終盤に来たりするのでリベンジすべく選手はやる気に火が付いたと思います
巨人にミスがあったとは言え、ミスを誘発するようなことをヤクルトはしっかりやっていました。特に大引は８回に三振したものの12球も投げさせたことが、９回の菅野攻略につながったのですし、12回は巨人の守りに対して打者に集中させざるを得ない状況をつくりました。そうしたちょっとしたことから、何でもない伝達ミスが起きるのだと思います。
オンドルセクは大田に対する投球がお粗末としか言いようがありませんでした。どうしてあのようなことが起きるのか分かりませんが、大人気ないというかここだけはさっぱり意味不明で、余りにも雑というか、気持ちの入れようが微塵も感じられなかったです。それまで積み上げたものを一人で棒に振ったと言っても過言でない感じがしました。同じ打たれるにしても、四球を出すにしても、気持ちの全く感じられないプレイは、本当にシラけさせると思います。
ただ気持ちが入らなかったのはどうしてか、これをオンドルセク一人に押し付けるのは間違いで、首脳陣はどうしてこのような状況を作ってしまったのか、しっかり検証して欲しいと思います。やっぱりブルペンは少しずつ疲弊してきていると思います。
中島は見学だけで二軍落ち。見学に意味があったと言えばそれまでですが、６回や７回で負けているからと言って諦めるのも問題かも知れませんが、８回や９回で負けている状況だったら、こういう時にこそ新しい投手を使うべきだと思います。結果的に打たれたら「今日はもともとブルペンを休ませる日」と思えばいいのですし、結果を残すことで今後のブルペンに、１枚１枚駒が加わっていくことになるのです。今の時期はこれが大切なのではないでしょうか。そうしないといつまで経っても、同じ投手が毎日毎日投げていくことになると思います。
石川と新垣をベンチに入れて実質23人。つまり野手の控えはたった７人で野球をやるのだそうです。こんなことに平気でいられるのが私にはさっぱり分からないですね。巨人は25人フルで戦いますから、ここで既に差が出ています。
１軍登録は28人少ないのは事実ですが、これはこれで野球を面白くする要因にもなります。どこのチームも事情は同じ。だからこそ首脳陣にはもっと頭を使って欲しいと思います。
同じ巨人相手なのに、神宮では勝てて、東京ドームでは勝てないですね。
不思議ですね。
> スワローズ愛が止まらないさんへ
私も個人的には好きなゲーム展開でした。野球の面白さを感じられるゲームでしたよね。
> ｋさんへ
サヨナラの場面については、大田への四球、坂本の次が吉川だったことを考えるともう少し何とかならなかったかな？という気持ちもどうしても残ってしまいますよね。
> でぶちゃんさんへ
ベストゲームの定義は人それぞれですからね。でもこのゲームをベストゲーム候補に入れるということは少しヤクルトの実力を過小評価してしまっているということでしょうかね？
> つばくろまてさんへ
勝っていれば会心の逆転勝ちでしたよね。
チームに勢いも付いたと思うのですが…
> ケマルさんへ
坂本は追い込んでからの勝負球が甘く入ってしまいましたね。次打者を考えれば確かに無理する場面ではなかったですよね。
> 久保田さんへ
確かに1軍のベンチ入り枠は今後検討されることがあるかもしれませんね。現代野球においてリリーフ投手陣の負担が大きすぎる部分がありますもんね。
> saboさんへ
こういうゲームで選手が成長していくのでしょうね。負けゲームも大事ですよね。
> trefoglinefanさんへ
惜しいゲームでしたね。8回の大引の粘り、9回の攻撃と見事でした。
オンドルセクに関しては、やはり大田への四球が痛かったですね。
> trefoglinefanさんへ
trefoglinefanさんのようなアイディアはやはり必要になってくるでしょうね。
> 医者さんへ
中々東京ドームで勝てませんね。