ヤクルト6-7x広島
2回表までに3点のリードを奪っていただけに絶対に勝たなければならないゲームだった。小川にしてもサヨナラ打を打たれた村中にしても踏ん張ってもらわなければならない投手なのだが、状態は良くないように感じる。
先発の小川はやはり調子が上がってこない。それでも今日は初回を三者凡退で抑えるなど、ここ数試合の中では調子自体は良かったほうではないだろうか?しかし2回に連打でピンチを招くと安部にインコースのカットボール系のボールを上手く捉えられてしまった。この打球がそのままライトスタンドに飛び込む同点3ランホームランとなってしまった。インコースの難しいコースのボールだったと思うのだが、ものの見事に打たれてしまった。安部を褒めるべきだとは感じるのだが、おそらく小川の調子が良い時であればあのコースのボールをホームランにされることはなかったのではないだろうか?
3回にも田中にヒットを許すと盗塁などでピンチを広げ、新井のタイムリー内野安打で勝ち越し点を許してしまう。その後味方打線が反撃し、逆転に成功するのだが、7回ピンチを招いて降板してしまい、リードを守りきれなかった。
7回のマウンドに上げたこと自体は個人的には全く問題ないと感じていたのだが、小川がその期待に応えられなかった。球数もまだ100球程度であり小川であれば7回の下位打線はしっかり抑えてもらいたかったのだが…
正直小川に関しては、あまりに状態が上がってこないため心配である。もちろん今現在のヤクルト先発陣を考えるとこの状態でもローテを守ってもらわなければならないのだが、次回の登板でも同じような状況であれば1回ローテを飛ばすことを考えても良いのではないか?と感じる。小川が先発しないのは痛いのだが、間を空けることで小川に調整期間を与えて欲しいとも感じる。来週の阪神戦を見てからということになるだろうか?
リリーフ陣は久古がワンポイントで登板したのだが、田中に四球を与えてしまい、ピンチを広げると0アウト満塁から登板した秋吉は良いボールを投げ込んではいたのだが、菊池の内野安打と丸の内野ゴロの間に2点を失ってしまい同点に追いつかれてしまった。秋吉は勝ち越し点を許さず、最低限の役割はこなしていたと思うし、ボール自体もキレていたと思うのだが、完璧な火消しリリーフとはいかなかった。
8回はルーキが抑え、9回からは村中を投入したのだが、この村中の制球が全く定まらなかった。9回は無失点で抑えたものの四球と暴投でピンチを招くなどふらふらしたピッチングになってしまった。そして続投となった10回もストライクを投げるのに四苦八苦し、最後は天谷にサヨナラタイムリーを浴びてしまった。シーズンは長いだけに10回も村中を使わざるを得ない状況だったと思うのだが、この調子の投手を最後まで引っ張らなければならないチーム状態はやはりかなりまずいように感じる。ここまで19試合に登板し、防御率1.59と好成績を収めてはいるのだが、今日の投球は僅差のゲームで使えるようなものではなかった。
小川にしろ村中にしろ調整を入れてもらいたい気持ちもあるのだが、投げながら復調を待つしかないのだろうか?
打線はここ2試合上手く抑え込まれてしまっていた九里を序盤に捉えて見せた。初回は坂口の2ベースからチャンスを作り、山田の犠牲フライで先制すると、2回には大引に2ランホームランが飛び出し、リードを広げてみせた。逆転を許した後の4回にも大引のタイムリー2ベースで追いつくと今浪は代わった戸田から犠牲フライを放ち、勝ち越しに成功した。
6回にも今浪に犠牲フライが飛び出し、リードを広げたのだが、7回以降はへーゲンズ、ジャクソン、中崎、今村にノーヒットで抑え込まれてしまい、防戦一方となってしまった。結局5安打に抑え込まれてしまった。
チャンスできっちり得点を奪えたことは良かったのだが、犠牲フライが3つということでもう少し追加点を奪いたかった部分もあったのではないだろうか?日本ハムから移籍してきた大引、今浪が活躍した一方で、山田、バレンティン、雄平のクリーンアップはノーヒットに抑え込まれてしまった。序盤にリードを奪う理想的な展開になりかけていただけに痛い敗戦となってしまった。まだまだ投打が噛み合わない状態が続いている。
明日からのDeNA戦も相手先発を考えると苦戦が予想される。最下位転落は免れたいのだが…
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コメント
下位打線だからこそ小川投手は降板かと私は思っていました。7回〜9回を秋吉・ルーキ・オンドルセク投手で繋いでくれていたら、たぶん勝てていた試合だと思います。村中投手は連投なのに2回は無理でしょう…。もちろん、根本的には小川投手が4失点もせず、2失点ぐらいで完投してくれるのが理想でしたが…。広島球場は、やはり怖いですよ。ウチも大引選手にホームランが出るような球場なのですから。今日の小川投手、というか今の小川投手には広島球場で続投の選択肢は無謀だったと思います。
小川に関しては中5日と中6日の影響ではなく単に調子悪いだけでスピードが落ちてしまっているのが原因でしょうね。これで先発陣が全て防御率4点台で軸になる投手がいなくなったので上位争いはないですけど、デイビーズが最後の救世主になれるかにかかってきましたかね(デイビーズもダメなら今年は最下位の可能性が高いですね)
試合は取れたゲームですが選手起用で疑問を感じますね、前日は西田起用でいい形で勝ったのにスタメンが中村なのは自ら流れを捨てた印象ですね。広島にいいように打たれているには中村の配球にも問題あるのは間違いないですね(簡単に見極めされていのはランナーいる時やカウントでの球の選択などが読まれてtいるかもしれませんね)
あと7回の小川の続投と村中の回跨ぎも勝ちたい執念あれば、そうしないはずですし前日の8点差でオンドルセクの登板が余計だったのが響きました(投げてなければ、この試合で2回いけたかもしれないですしね)
ヤクルトは試合消化がリーグで1番早く負け数も1番多いので実質最下位ですから今日から内容どうこうではなく神宮6試合で4勝2敗でないと交流戦に入ったら、この先発陣なら一気に離される事になりそうですね。
それと5月はビジターゲームが多く雨流れもなく6連戦のため野手陣の疲れが残ったままですよね、ホーム帰ってリフレッシュ出来ればいいのですが・・・・・日程も今年は味方してないですね
昨日の逆転負けは実に痛くて悔しかったですね。私は9回はオンドルセクに行ってほしかったですが、彼は前日に投げていたので、真中監督は躊躇したのでしょうか?
それならば、なぜあの点差が離れた前日の試合で彼を投げさせたのかが疑問です。クローザーの無駄遣いに過ぎないのではないでしょうか?
昨年は秋吉が「困った時は秋吉」とばかりに、素人目から見てもちょっと無茶苦茶で可哀想な使われ方をされてましたよね。無理がたたれば有能な投手が潰れてしまいます。首脳陣にはもう少し計画的に投手起用をしてほしいものですが、どう思われますか?
昨年から言ってきていますが、どうしてピンチの場面にこそ良い投手を使わないのでしょうか。7回に同点とされてから8回に、しかも下位打線に対してルーキを使って、何になるのかと思います。秋吉とルーキとオンドルセクは、こういう順番でなければいけないと、ルールブックにでも書いてあるかのようです。同点だったからまだいいものの、7回に逆転されていたとしても、ビハインドの場面でルーキを使ったでしょうね。
無死満塁と無死無走者、どちらで力のある投手を使うべきか、考えれば分かりそうなものなのに。
それと延長になって昨日の投手の無駄遣いの影響が、もろ出た格好になりました。
> 久保田さんへ
昨日の継投に関しては、ヤクルトファンの間でも意見が分かれていますね。
> kさんへ
広島にはいいようにやられてしまっている印象はありますね。かなり研究されているように感じますよね。特に田中はルーキーイヤーからヤクルト戦に強い印象ですが、あれだけ自信を持って盗塁を仕掛けられてしまうということは何かありそうですね。
> ヨシダヨウダイカンさんへ
私はてっきりルーキに9回も任せるのかな?と感じていましたが、やはり前日の登板が響いてしまいましたかね?
リリーフ投手の起用法は12球団全てが頭を悩ませているのではないでしょうか?
> trefoglinefanさんへ
リリーフ投手の起用法はどのチームも頭を悩ませているでしょうね?革命的な投手起用法を見てみたいですよね。