ダルビッシューバーネットのリレー

今日はレンジャーズのダルビッシュが658日ぶりにメジャーのマウンドに戻ってきた。右ひじ靭帯再建手術からの復活ということでどういうピッチングを披露するのか注目されていたのだが、怪我前同様ファストボールも変化球もキレキレだった。日本野球を見て育った私からすると150キロ台後半を記録する惚れ惚れするようなフォーシームが大好きなのだが、150キロ前半のツーシーム系シンカー系のボールやカットボールも打者からするとかなり厄介なボールだろう。ここにスライダーやカーブも混ぜてくる。どの球種も一級品であり、世界中を見渡してもトップレベルの投手であることを再確認させてもらった。
球数が多くならないように気を使っているようにも感じたのだが、それでも5回で7つの三振を奪い、1失点でマウンドを降りた。球数は８１球ということでダルビッシュとしてはまずまずの球数だったのではないだろうか？後は今日のような投球を先発ローテを守りながらコンスタントに続けられるかどうかである。
こんな言葉はおかしいのだが「超メジャー級」の投手である。過去に「ダルビッシュ快投」という記事を書いているのだが、これからがダルビッシュの全盛期となることを願っている。

そしてダルビッシュの後を受けて６回からマウンドに上がったのは前ヤクルトのバーネットだった。バーネットは間違いなくヤクルトで育った選手である。メジャー経験なくNPBで技術を学び、今シーズンから念願のメジャーのマウンドに上がっている。バーネットがいなくなってしまったことはヤクルトにとっては痛手なのだが、昨シーズンのリーグ優勝に大きく貢献してくれたバーネットのメジャーでの成功を願っているヤクルトファンは多いのではないだろうか？
今シーズンはしっかりレンジャーズブルペン陣を支えてくれている。今日はダルビッシュの後ということでNPBでは圧倒的に感じたカットボールも少し見劣りしてしまったのだが、コントロールに気を付けながら丁寧に投げている様子は感じることが出来た。そして何よりバーネットが憧れていたメジャーの舞台でしっかり仕事をこなす姿を見ることが出来て良かった。

今日のゲームはまだ試合中なのだが、ダルビッシュにこのまま勝ちが付くことを願っている。


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