平井が支配下登録。成瀬はリリーフへ配置転換。

ヤクルトは6日、育成選手の平井諒投手(25)を支配下選手として登録したと発表した。背番号は現在の167から、昨年まで付けていた67に変更される。
(スポニチアネックス引用)

まずは平井が支配下登録されたニュースからである。2013年に右肩を故障してからほとんど登板できない状況であり、今シーズンは育成契約となっていたのだが、2軍でリリーフとして実績を積んだ中で由規よりも早く支配下登録されることとなった。現在投手陣が崩壊していることもあり、支配下登録されたばかりだが、この平井にはいきなり期待が掛けられそうである。今シーズン2軍では19回1/3を投げて防御率1.86ということで数字だけを見ると今のヤクルト投手陣(2軍)の中で最も結果を残している投手と言える。私自身はまだ平井の投げている姿を見ていないため何とも言えないのだが、肩の故障から復帰した中でコンスタントに登板を重ねていることは評価したいと感じる。
2012年シーズンに見せてくれた150キロを超える速球が戻っているのかどうかは分からないのだが、パワータイプの日本人投手が不足しているチーム状況を考えると貴重な存在になりそうである。一足早く支配下登録された中島はまだ1軍で登板していないのだが、平井は中島とは違ってすでに1軍での実績を積んでいる投手である。出来るだけ早く1軍のマウンドで投げる姿を見せてもらいたい。ダイナミックなオーバーハンドから投げ込まれる力強いボールを再び1軍のマウンドで見てみたい!

そしてもう1つ気になるニュースが飛び込んできた。それは成瀬がリリーフに配置転換になったというニュースである。個人的には先発投手が足りない中でのこの配置転換には驚いてしまった。スポニチアネックスの記事で見ただけなので、本当に配置転換するのか不明な部分もあるのだが、今シーズン左打者に対しては数字を残していることが配置転換の決め手になったのだろうか?
成瀬に関しては、全盛期の空振りを奪えるストレートがあればリリーフでも面白い存在になったかもしれない。と感じるが、今現在の打者を交わす投球スタイルはどう考えても先発向きの投手のように感じている。
今シーズンも先発として決して良い投球を披露しているとは言い難いのだが、それでもワンシームなどを習得して技巧的な投球スタイルで勝負しようとしている姿は見えていただけに、ここでの配置転換は少し残念な気持ちである。もちろん首脳陣の思惑が当たってリリーフとして輝きを取り戻せれば良いのだが…個人的には「上手く行く絵が描けない。」状態である。

2軍では古野、杉浦辺りが先発として結果を残し始めているようなので、交流戦期間中に先発に抜擢される可能性が高そうである。平井の支配下登録、成瀬のリリーフ転向とともに注目してみたいと思う。最悪のチーム状態の中で最後まで足掻くことも悪くはないのかもしれない。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. K より:

    平井の支配下は悪い事ばかりのチームに取って良かったですね。1軍でも中継ぎ起用だと思うのですが肩の故障なので無理強いは出来ないので、しっかり登板間隔を空けて欲しいですね。
    それと成瀬は最後通告でしょうね、先発タイプですが首脳陣が年齢的にも先発からの降格人事で中継ぎでも結果が出なければ構想外になる可能性は大ですね。
    私的にも成瀬の中継ぎは賛成で1イニングやロングリリーフなら結果を残す可能性は先発よりもあるかなと考えてます。(あと新垣も中継ぎに回ってくれるといいのですが)
    成瀬・石川の空いた先発は新垣・古野・八木でしょうけど楽天戦には八木にもう一度チャンスを与えて欲しいかなと思います(いい球を投げているので)
    あと土肥と竹下も1軍の方が結果を残すかもしれないので見てみたいのですがね

  2. 久保田 より:

    私は野球経験者でもありませんし、詳しいことは分かりません。ですが、そんな私でさえ、「平井投手を上げろ!成瀬投手は中継ぎに回せ!」と何度も書いてきました。こんなことは、野球の素人でもファンであれば分かることです。真中・高津は、悪いけどバカなんですかね…。今ごろになって気付くのは遅すぎますよ。では、それでチーム状態が必ず良くなるのか、という保証はありません。とはいえ、打順を替えたら、得点力が確実にアップしました。ならば、投手陣も名前や過去の実績にこだわらず大幅に配置転換すべきなんです。私は、古野・杉浦投手か、松岡・村中投手を先発に回したほうが、成瀬投手よりはるかに期待できると思います。それでも負けたら納得が行きます。平井投手は、ハッキリ言って久古投手などより役立つ可能性があります。それなのに、育成という名目にこだわってきた真中・高津の阿呆さに苛立ちの日々でした。名選手が監督やコーチになると、どうしてもラベルに固執するのは分かります。ですが、真中は、高津に比べたら大した選手ではなかったのですから、ファームで本当に頑張っている選手の存在に、もっともっと前から気付いてくれると思っていました。…ただ、もう遅すぎだと思いますね。 今年の状況では、上がってくる投手も負の連鎖のプレッシャーに勝てないところまで来てしまったと思います。石山・石川投手を上げる前なら、まだギリギリ間に合ったと思いますが…。

  3. trefoglinefan より:

     風張があっさり二軍落ちです。まるで最初からそれが分かっているかのように。そもそも風張には何か期待して一軍に上げたのでしょうか。最初から1回投げさせたら二軍落ちが、まるで既定路線になっていたかのようです。こんな扱いをするなら、私は最初から一軍に上げるべきではなかったと思います。前回の投球を見て、通用しないことくらい誰だって分かるくらい酷かったのですから。
     実績のある投手はどんなに調子を落として同じ失敗をしても一軍に留まり、そうでない投手は味方の援護が期待できなくテンションの上がらないどうでもいい場面で1回だけ使って即二軍。こんなことをやっていて選手が育つ訳ないと思います。
     私はせっかく上げたのですから風張を一軍に留まらせて、それこそ原を中10日で使うつもりで二軍に一旦降ろし、原の代わりに風張をベンチに置くべきだったと思います。こんなことを繰り返したら、風張だけでなく同じように一軍に上がった投手は、どうせ投げさせてもらえるかどうかも分からないし、投げても1回で終わり、というふうになってしまわないかと思います。

  4. trefoglinefan より:

     一軍登録は野手がざっと17名。投手は10名は頼りになる選手を選んで登録し、そのなかから試合ごとに先発やロングリリーフなどで疲労の大きい投手を2~3人ずつ選んでベンチから外します。そして残りの1枠は二軍で状態の良い投手を、10人で穴埋めできない日に先発させるのです。
     そのくらいのことをやってできるだけ多くの投手を使っていくようなことをしないと、投手の整備はいつまで経ってもできないと思います。今の投手陣の状態で、先発と中継ぎの適性など論じられる状況ではないのではないでしょうか。先日の阪神戦から初回や2回に失点しなかったのは、オリックス戦の原だけです。つまり5月11日以降2回まで失点しなかった先発投手は、5月27日のデイヴィーズと6月5日の原だけ。しかもこの2人は3回に失点しているのです。つまり今の小川すら先発に適しているかどうか割り切るくらいのことをすべきではないでしょうか。抑えすら抑えられないのなら、クローザさえ意味があるかどうか分からないので、一切無差別にしても良いくらいと言っても過言ではないでしょう。
     今のヤクルトは過去にどのチームも体験したことがあるのかないのか分からないくらいに酷い投手陣で、尋常な手段で他球団に対抗できる訳ないと思います。だからこそ知恵を絞らなくてはいけないのではないてしょうか。
     それにしても今更ですが、予告先発など実に酷いルールだと思います。チームによってはその日の状態に応じて先発を決めたい、ということがあり得るのですし、今のヤクルトは正にそのような状態かと思います。つまり予告先発は投手起用の在り方を限定させた、実に詰まらないものとなったのではないでしょうか。導入当初からこんな馬鹿げたルールはないと思ってはいました。ファン・サーヴィスとやらの為かも知れませんが、私に言わせれば馬鹿が野球をやり易くなったとしか思えないですし、中日の落合監督がこの導入に強硬に反対したのも、そうした理由があったと思います。

  5. trefoglinefan より:

     正直これくらいしないといけないと思います。そうしないと永遠に登板機会すらない状態ですので。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    私も八木にはもう一度チャンスを与えても良いかな?という印象を持っています。しかしどうやら明日明後日は新垣、古野のようですね。新垣は自分との勝負にまずは勝たなければならないので何とも言えないのですが、古野は楽天相手であれば試合は作れるのではないでしょうか?

  7. FIYS より:

    > 久保田さんへ

    おそらくですが、平井に関しては肩の故障からの復帰を目指していたため、コンスタントに実戦登板を重ねられるようになるまでは支配下登録をしない方針だったのではないでしょうか?
    成瀬に関しては、私は先発継続派です。

  8. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    確かに風張は1軍に上がって登板しては2軍落ちの繰り返しで、ちょっと首を傾げるような起用法になっていますね。 

  9. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    投手の起用法は何か革命的な起用法を考えるチームが出てきても良いですよね。今のヤクルトのチーム状況からすると逆に思い切った策を使いやすい時期かもしれませんね。

    予告先発に関しては、私も反対派です。先発の読み合いもプロ野球観戦の楽しみの1つだと感じていましたし、そこでの駆け引きを見るのも面白かったですよね。 

  10. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    オンドルセクを先発起用し、2イニングで交代するような策もありですかね。 

タイトルとURLをコピーしました