右肩痛から復帰し、育成選手から支配下登録を目指すヤクルト・由規投手(26)が22日、イースタン・リーグ、巨人戦(ジャイアンツ球場)に先発し、5回3安打2失点。MAXは151キロをマークした。
由規は結局、5回を98球、3安打8奪三振で2四球の2失点だった。
前回2軍で登板した今月11日の楽天戦(山形・天童)では6回5失点ながら、手術後最多の99球を投げ、2勝目をマーク。152キロも計測し、肩のスタミナや球威が戻りつつある。
由規の1軍での登板は2011年9月3日の巨人戦(神宮)が最後。今季からはついに育成契約となり、背番号は「11」から「121」に。球団は肩の状態を慎重に見極めており、投球内容に加えて、登板後の痛みの有無や投球内容なども支配下登録への重要なポイントになる。
(サンケイスポーツ引用)
過去記事はこちらから→「由規来季は育成枠…との報道あり。」、「由規リリーフ転向プラン」
上記のサンケイスポーツの記事の通り、由規の1軍での最後の登板は2011年9月3日である。そこから右肩痛を発症してしまい、復活に向けて懸命のリハビリに励んでいる状況である。これまでも何度か復活への期待を抱かせるような投球を披露してくれていたのだが、登板後の肩の状態が思わしくなく復活には至らなかった経過がある。
今シーズンもキャンプ、オープン戦の段階から一進一退の状況が続いてきていると感じている。正直今日の投球内容については気合も入った中で1軍でも通用するようなボールが投げれていたのではないか?と感じるのだが、肝心なのは明日以降の右肩の状態である。プロ野球は1シーズン144試合という長丁場である。先発投手にしろリリーフ投手にしろシーズン通しての活躍が期待されていることは言うまでもない。由規は今シーズン前にはリリーフ転向という情報も流れたのだが、今現在は先発としての調整を続けている。今日の登板は中11日での登板ということでその中で5イニング98球を投げられたことは収穫である。
中10日で100球前後の球数をコンスタントに投げられるようであれば支配下登録される可能性は高い。今のヤクルトのチーム状況を考えると是非とも復活してもらいたいのだが、明日以降に肩に違和感が出るようであればまだ支配下登録するのは早いのではないだろうか?これまでも肩の故障で長期離脱してしまった投手が復活出来ずに苦しんできた姿を数多く見てきている。1試合、2試合であれば本来の姿に近い投球を披露して「完全復活か?」とファンを喜ばせるのだが、結局肩の痛みや違和感が再発し、完全復活に至らないことも多い怪我である。
由規に関しても現時点では多くの期待を掛けることは出来ないのだが、この4年9ヶ月の中で最も1軍マウンドが近付いて来ていることも間違いないと思われる。現在のヤクルトの投手陣の中で最もスター性のある投手と言っても過言ではない由規の復活を心待ちにしている。
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コメント
まだ焦らなくても良いのでは、と思ってましたが即登録&一軍に上げそうな予感
今日は特に気合い入れて投げたでしょうからこれからの方の状態を見て慎重に判断してほしいところ
内容からすると支配下は間違いないでしょうが、やっぱり回復状態ですよね。
本人は投げたいので大丈夫と言うでしょうし、今年ダメなら解雇なのは分かっているので一か八かで1軍で投げてそれで肩が壊れても構わない覚悟なんでしょう。
肩のクリーニング手術から復帰して活躍した人は少ないですので私は来年まで待ってあげたい気持ちです。
投手陣が崩壊しているからあげるのは球団の事情もありますがヤクルトは今までも無理させてケガを再発パターンが多いので、まだ早いと感じます。
穿った見方ですけれども…。たぶん、由規投手の完全復活は難しいでしょうね…。ファームで「そこそこ投げれた」と言っても、原投手はファームで完封しましたし、古野・八木・杉浦投手も、ファームではとてもいい成績です。新垣・中澤投手ですら、ファームでの成績を見れば一軍に上げて来るのも納得なんです。現状、由規投手のファームでの成績は、これらの投手より劣っています。私は、少し前からの「由規、一軍復活」的な報道は、一軍で先発させ、お客さんを神宮に集めるためのビジネスの手段のような気がしてきました。由規を潰したのは球団・本社にも大きな責任があるのに、引退前に一稼ぎしたい、というのが本音なのではないでしょうかね?数年前、投げられない由規投手を、ファン投票でオールスターに選出させて、実際になげさせてしまったアホな本社です。今回は、ビジネスの匂いしかしません。由規投手が、かわいそうでなりません。100勝どころか、ダルビッシュ、田中マー君のようになれたかもしれない逸材だったのに…。
由規の支配下登録で一軍に帰って来るのはチームにとって嬉しいですが、今季いっぱいはどんなに好投しても、中10日で登録抹消を繰り返しながら起用した方がいいでしょうね。まだ一軍で登板していないし、慎重に様子を見ないといけないだろうし。今は谷間でも、特に大事な試合の日を選んで登板すればいいかなと。
ただ、由規復活で他の投手たちが奮起して良くなっていけたらそれだけでも意味があると思います。
そういえばライアンが入団してから一軍で投げてないので、ライアンと同時に一軍にいるのは初めてでは?
> saboさんへ
焦りは禁物ですがラストチャンスとも言える状況ですよね。
> kさんへ
おそらく完全復活というのは難しいでしょうね。本人としては一か八かという感じで覚悟を持って投げるのでしょうね。見守りましょう。
> 久保田さんへ
由規に関しては今回がラストチャンスの可能性があるので壊れる覚悟で1軍のマウンドに戻ってくるのではないでしょうか?久保田さんのおっしゃる通り「完全復活」というのは難しいかもしれませんが…
> 医者さんへ
私がこのブログを書き始めてから由規は1度も1軍のマウンドに上がっていないので、小川入団後同時に1軍登録というのはおそらくないはずです。報道の通り1軍に復帰できると良いですよね。