今日はパリーグの即戦力予想を振り返ってみたい。
2016年ドラフト即戦力予想記事はこちらから→「2016年ドラフト即戦力予想」
投手
西武1位 多和田 真三郎 富士大 18試合7勝5敗0S 98回2/3 防御率4.38
オリックス2位 近藤 大亮 パナソニック 1試合0勝0敗0S 3回 防御率0.00
ソフトバンク1位 高橋 純平 県立岐阜商 出場なし
新人王候補としては、多和田の名前を挙げていたのだが、前半戦は怪我での出遅れもあって苦しんだ。それでも後半戦になると新人完封一番乗りを果たしたり、1試合15奪三振を記録したりと、その潜在能力の高さを見せ付けてくれた。やはり本来のボールを投げることが出来ればプロの中でも十分やっていけることを示してくれた。西武は今シーズン限りで岸が退団となったのだが、来シーズンはその岸の穴を埋めるような活躍を期待したい。
近藤に関しては、開幕直後の初登板で右肩を負傷し、そのままシーズンを終えることになってしまった。右肩の故障ということで非常に心配である。即戦力で期待されていただけに本人も焦りを感じていると思うのだが、何とか復活してもらいたい。
高橋に関しては、ソフトバンクに入団したこともあって1年目はじっくり下で育てられた。後半戦には1軍に上がってくる可能性もあるかな?と感じていたのだが、今シーズンは1軍での登板はなかった。しかし間違いなくソフトバンクの将来を背負って立つ投手だと思う。
多和田にしろ近藤にしろ高橋にしろやはり課題はフィジカル面だろうか?プロの世界で1シーズン通して活躍するということはそれだけでも大変なことのようだ。
その他の投手では日本ハムの加藤や井口が多くの登板機会を与えられ、日本シリーズでも登板を果たして見せた。新人王を獲得した3年目の高梨含めて日本ハムの若手投手が躍動した。
野手
オリックス1位 吉田 正尚 青山学院大 63試合 231打数67安打 34打点 10本塁打 打率.290
オリックス10位 杉本 裕太郎 JR西日本 1試合 3打数0安打 0打点 0本塁打 打率.000
吉田は開幕スタメンの座を獲得したのだが、怪我での離脱が痛かった。しかし後半戦に復帰してからはそのフルスイングでオリックスファンの心を掴んでいた。正直あのフルスイングでプロのボールを捉えられるのかな?という不安もあったと思うのだが、自分の長所を失うことなくプロのボールにアジャストして見せた。
阪神の高山にも言えるのだが、正直1年目からこれだけ通用するとは思わなかった。素晴らしいバッターである。
杉本に関しては、厳しいシーズンとなってしまった。来シーズン以降も苦しむかもしれないが、何とかチャンスを掴んでもらいたい。スケールの大きい選手である。
吉田の他に驚かせてくれたのは、楽天の茂木である。全く予想していなかったのだが、ショートのポジションを掴み、打撃、走塁で魅せてくれた。想像以上に素晴らしい選手だった。守備に関しても適応力が高くまだまだ伸びるのではないだろうか?
今シーズンはセパともに野手の奮闘が目立ったのではないだろうか?
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コメント
セリーグ編と合わせて読ませていただきましたが…。
こうやって振り返ってみますと、完全なる即戦力って、本当に少ないですね。何十人もの選手が入ってきても、レギュラースタメン入り・ローテーション入り・抑えのメンバー入りという選手&投手は、わずか数人なんですね。
プロ野球のレベルが上がったのか、アマチュア野球のレベルが低いのか…、その辺は私にはよく分かりませんが、新人に頼れないのではFA補強に走るチームの気持ちも理解できます。
さて、我がヤクルトスワローズ! 今年の新人こそ即戦力がいてほしいです。まずは、星投手の開幕一軍に期待したいです。
> 久保田さんへ
そうですね。完全な即戦力は中々いないですよね。それでも今年のパリーグの投手は面白いですよ。
星もここにきて一気に評価を高めていますよね。