鵜久森の一打で連敗ストップ！

ヤクルト３ｘ－２中日

6連敗中ということもあり、真中監督は大きくオーダーを入れ替えた。しかし今日も打線は中日先発又吉の前に苦しんだ。それでも何とかロースコアの接戦に持ち込み、最後は開幕3戦目に代打サヨナラ満塁ホームランを放った鵜久森が再び代打でサヨナラ打を放ってみせた。代打として最高の仕事をしてくれている。

ヤクルト先発のブキャナンは2回に平田に先制のソロホームランを浴びるとその後のピンチで又吉にタイムリー内野安打を許し、2点を失ってしまう。しかしその後は、140キロ中盤を記録するストレートとカットボール、ツーシーム、チェンジアップ、カーブを内外角に配し、中日打線に追加点を許さなかった。8回を被安打７（被本塁打１）与四死球４の2失点ということで球数も130球を超えてしまったのだが、粘り強く投げてくれた。これだけの投球を披露したのだから、勝ち星を付けてあげたいのだが、これでも勝ち投手になれないのが今のヤクルト打線の現状を表している。それでも今後も期待したい投手であることに変わりはない。
9回は秋吉がわずか６球で三者凡退に打ち取り、直後のサヨナラ勝ちにつなげてみせた。秋吉はWBCからフル回転の状況となっているが、シーズンに入っても例年と変わらぬ投球を披露してくれている。頼りになるタフネス右腕である。

6連敗中完全に眠ってしまった打線を目覚めさせるために真中監督が動いてきた。今日の先発オーダーは、1番山田、2番山崎、3番バレンティン、4番畠山、5番雄平、6番中村、7番大引、8番西浦、9番ブキャナンである。
打線のバランスということを考えると個人的には、昨日までのオーダーの方が好きなのだが、打線が結果を残せない中で6連敗を喫していたことから、大幅にオーダーを変更して強引に流れを変えにかかるのも１つの選択肢ではある。結局得点は9回の代打鵜久森のサヨナラタイムリーを含めて3得点とこのオーダーが大当たりしたとは言えない部分もあるのだが、それでも3回2アウトからの山田、山崎の連続2ベースでの得点と6回の4番に入った畠山の同点ソロホームランに関しては、真中監督のオーダーが当たる形となった。

山崎に関しては、しっかり2軍で結果を残して1軍に上がってきた選手である。2年目の若手であり、チームの停滞したムードを払拭するにはいい選手である。今日はタイムリー2ベース含む2安打と結果を残してみせた。まだまだバッティングも非力に感じる部分もあるのだが、持ち味のスピードを活かした積極的なプレーに期待したい。

そして今日の試合は何と言っても鵜久森である。終盤の大事な場面で素晴らしい仕事をしてくれている。ストライクゾーンに来たボールは初球からしっかりスイングすることが出来ている。代打として打席に入る際にしっかりと準備が出来ている事が伺える。長打力のある打者が初球からフルスイングが出来ると言うことは相手バッテリーからしたら嫌なものだろう。おそらく明日以降終盤の大事な場面で鵜久森が起用された場合、相手バッテリーは相当慎重に攻めてくるのではないだろうか？浅いカウントでのボール球に手を出さないようであれば鵜久森の実力は本物なのではないだろうか？

今日のゲームも内容はイマイチなのだが、とにかく白星が欲しかったゲームである。1つ勝って流れが変わることを期待したい。明日は石川ーウィーランドということでやはり勝つとしたらロースコアのゲームだろうか？石川の好投に期待する他ない状況だろうか？


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