バレ2発も空砲。オーレンドルフの評価は先送り。

ヤクルト3-6DeNA

バレンティンの2打席連続ホームランも勝利には繋がらなかった。オーレンドルフは今日も安定感に欠ける投球となってしまった。前回はランナーを許しても粘れたのだが、今日は粘り切れなかった。

オーレンドルフは今のところ評価が難しい投手という印象である。今日は4回0/3を被安打5(被本塁打1)与四死球4の5失点と大きく崩れてしまった。今日で3試合目の登板となるのだが、ストレートも変化球もボール自体は悪くないと感じているし、試合によっての波も今のところあまりないかな?と感じているのだが、コントロールのバラつきとランナーを出した後のピッチングにはやはり不安が残る。
初回のロペスのソロホームランはある程度は仕方ないものだと感じるのだが、味方の援護もあり、逆転してもらった後の4回の投球は頂けなかった。簡単に2アウトを取り、打順も下位に回るという場面で倉本、戸柱への四球も絡み、2アウト満塁というピンチを招いてしまうとピッチャーのクラインに逆転タイムリーを浴びてしまった。もちろん気を抜いてはいけないのだが、倉本、白崎、戸柱、クラインという並びは脅威を感じる打順ではないし、いずれの打者もそこまで調子が良くないのだが、2アウトランナーなしの場面からこの4人で2点を失ってしまった。特に倉本へのストレートの四球は投手としては「やってはいけないこと」だった。戸柱とは無理に勝負しなくて良い場面だったため勝負を避けたのはある程度仕方ないのだが、クラインに打たれてしまった。この回の2失点は不用意だった。
オーレンドルフはプリンストン大学という超名門大学を卒業しており、アメリカでは、インテリスポーツ選手としても有名だったようだが、コントロールが定まらなければその頭脳も中々活かすことが出来ない。特に今日のゲームの崩れ方は残念だった。評価を下すのはもう少し先になりそうなのだが、そろそろ勝ち星が欲しいところだろう。次回の登板でしっかり勝ち投手になってもらいたい。

リリーフで登板した原樹理は、昨日は中8日でのマウンド、今日は連投で2回2/3を投げるという難しいシチュエーションでの登板が続いている。個人的には原樹理は先発として試合を作るタイプの投手だと感じているため、出来れば先発として準備させてあげたいという気持ちを持っているのだが、チーム状況がそれを許さない。また原樹理はプロに入ってからそこまでの実績を残していないため、まずは与えられた場所で結果を残すしかない。

打線は今日もバレンティンが2本塁打含む3安打を放った以外は、雄平と中村のヒットのみの5安打と湿ったままの状態である。決して状態が良いとは言えないクラインに2つ目の白星を謙譲してしまった。前回の対戦時にも書いたのだが、私は今年の新外国人の中でこのクラインはかなり脅威になるのではないか?と感じていた。しかしオープン戦からコントロールが定まらず、おそらく本来の投球は出来ていないと思われる。しかしそんなクラインを打ち崩すことが出来ないでいる。まだまだ打線が本調子になるまでは時間が掛かりそうである。
それでもバレンティンに2本のホームランが飛び出したことは光明だろう。2本ともバレンティンらしい特大のホームランだった。欲を言えばランナーがいる場面、ホームランが期待される場面での一発をもっと見てみたいといういう気持ちはあるのだが、相手バッテリーがそこまで警戒していない場面でしっかりホームランを稼げるのもバレンティンの長所ではある。バレンティンの一番の魅力はやはりホームランである。これからもファンに数多くのアーチを見せてもらいたい。そして出来ればそのホームランでチームを勝利に導いて欲しい。

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コメント

  1. k より:

    オーレンドルフの評価は一回りしてからかなと思ってますが投手に打たれての負けは思い切りが足りないのと気持ちが弱い投手かなと感じます。おそらく球場が広い甲子園やナゴヤドームでは力を発揮して、また足をあまり使わない阪神や巨人の方が結果は残すかもしれませんね。
    あと原樹理は連投は出来そうですね、杉浦とのドラ1コンビで今はしっかり中継ぎで経験を積んで夏場にセットアッパーを任せられるくらいになって欲しいですね。
    試合は、また山崎をスタメンを外れましたが理由が分からないですね(鵜久森に長打を期待したと思うのですが)相手の投手によって、もう少しオーダーも工夫した方が相手も嫌がると思いますが・・・・あと畠山は速い真っ直ぐに遅れているので厳しいですね(半速球しか打てないですね)4番として畠山と心中するのは以前スランプになって最下位に沈んだ時を思い出すのでスタメンを外す決断した方がいいですね。

  2. FIYS より:

    > kさんへ

    オーレンドルフの評価はもう少し待って見ないと判断できませんよね。

    原樹理は個人的には先発で起用してもらいたい投手だと感じていますが、大学時代から当たり前のように連投して来た投手なのでそういう意味ではリリーフ適性もありますかね?

    畠山の怪我は予定外ですね。

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