投手陣が踏ん張るも完封負け。12連敗。

ヤクルト０－１DeNA

DeNAの先発が安定感抜群のウィーランドという事もあり、苦戦が予想されたのだが、そのウィーランドと山崎の前に散発3安打に抑え込まれ完封負けとなってしまった。連敗はついに12となってしまった。
今日も時間がないので短めに。

先発の星は、前回の巨人戦同様、味方の援護がない中でよく粘って見せた。球数は多く、5回で109球を要してしまったのだが、4回に梶谷にタイムリー3ベースを浴びた以外は、得点を許さなかった。ストレートで中々空振りが奪えず、これといったウイニングショットもないことからどうしても球数が増える傾向にあるのだが、それでもここ2試合は、ストレートの威力もあり、相手打線から嫌がられるようなボールが投げられているように感じる。想像以上に試合を作れるルーキーである。それだけに勝ち星を付けて上げたいのだが、星自身も3連敗となってしまった。

リリーフ陣も今日は、素晴らしい投球を披露してくれた。ギルメット、中澤、石山と3イニングをノーヒットでリレーしてみせた。特にギルメットは2イニングをパーフェクトに抑え、三振も3つ奪ってみせた。リリーフタイプの助っ人外国人としては、ストレートのボリューム感という意味では、物足りないものがあるのだが、豪快に投げ下ろすオーバーハンドのフォームから繰り出されるスプリットは角度があり、打者からすると厄介なボールになっているのではないだろうか？来シーズンに向けてという意味では、ギルメットはここからが正念場になりそうである。

打線に関しては、DeNAの先発がウィーランドだったこともあり、打てないことはある程度織り込み済みだった思うのだが、ミスも重なり、ホームが遠かった。初回にチャンスでバレンティン、荒木が凡退してしまったこと、2回に先頭の藤井がヒットで出塁しながら牽制で刺されてしまったこと、9回に上田が送りバントを決められなかったことなどが響いてしまった。今日のウィーランドの調子とヤクルト打線の調子を合わせて考えると、そうチャンスがある訳ではないことは分かりきっていたはずである。それだけに走塁ミスやバント失敗、相手のミスを活かせない攻撃では、得点には繋がってこない。この辺りをきっちりこなしてほしい。
また今日は、1番に山田を起用してきたのだが、これにはどういった意図があったのだろうか？現在のヤクルトの野手陣のバランスを考えると長打のある山田は３番に配置するのがセオリーだと思うのだが、敢えて１番で起用してきた。結局この１番起用は当たらなかったのだが、今後も１番での起用を続けるのだろうか？違うとは思うのだが、もし山田の個人記録のための１番起用であるのならば、考え直してもらいたいと思う。もちろん山田は１番で起用されてもチームに貢献できるだけのものを持った選手だと感じるのだが、それでも今のチーム状況を考えると１，２番タイプの選手は多いため、敢えて山田を１番で起用する必要はないように感じる。明日以降どのようなオーダーを組むだろうか？


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