小川好投も7回の好機を逃して敗北

ヤクルト０－３中日

小川は良かったのだが、打線が今シーズン勝ち星のなかった若松に抑え込まれてしまった。7回のチャンスで同点、逆転と行きたかったのだが、ここで得点出来なかったのが余りにも痛かった。

小川は8回を被安打8（被本塁打２）与四死球２の3失点と先発の役割は果たしてくれた。今シーズンは怪我での離脱やクローザーでの大炎上などもあったのだが、先発としての役割はしっかり果たしてくれている。ストレートを軸に投球を組み立てられる時の小川は簡単には崩れない。絶好調というわけではないと思うのだが、小川のペースで投げることは出来ているのではないだろうか？それだけに大島のソロホームランとゲレーロの2ランホームランは痛かった。特にゲレーロのホームランは1点差の8回に浴びた2ランという事で痛恨の一球となってしまった。変化球が真ん中高めに入ってしまった。完全な失投だったのではないだろうか？
それでもしっかり8回を投げてくれたのは立派である。エースであればもっと勝ち星を積み重ねてもらいたいのだが、今の小川であればこれだけ投げてくれれば御の字である。2桁勝利は厳しくなってきたのだが、1つでも多く勝ち星を積み重ねてもらいたい。

打線は中日先発若松の前に抑え込まれてしまった。試合映像を見れていないので若松の調子が良かったのかどうかは分からないのだが、長い事勝てていなかった投手にこれだけ抑えられてしまうとは思わなかった。7安打を放ったのだが、ヒットを放ったのは藤井の3安打、山田の2安打、中村、奥村の1安打の4人だけと言う事で繋がりに欠けてしまった。それでも7回に藤井、奥村の連打で0アウト1，3塁のチャンスを作り、一打同点、逆転のチャンスを作ったのだが、このチャンスをモノにする事が出来なかった。この場面スコアは０－１で打席には投手の小川を迎えたのだが、首脳陣は小川をそのまま打席に立たせた。そして最終的には送りバントを選択し、1アウト2，3塁という場面を作って、坂口、代打大松のバットに期待したのだが、坂口、大松は凡退してしまい、結局無得点に終わってしまった。
昨日ブキャナンが完投していただけに小川を6回で諦めて、大松辺りを代打で起用し勝負を賭けるという手もあったのだが…この辺りは皆さんはどのように感じただろうか？結果論からするとこの采配は失敗に終わってしまった。投手をそのまま打席に送ってスクイズではなく送りバントを選択して1アウト2，3塁を作るという采配は、15年前、20年前くらいまではよく使われていた策のように記憶しているが、最近ではめっきり少なくなった作戦ではないだろうか？あり得ない策ではないのだが、こういった選択が裏目に出てしまう事が多いのも今シーズンのヤクルトである。小川が力投していた事を考えると、やはり坂口、大松に何とかしてもらいたかったのだが、上手くいかなかった。

小川が好投していただけに残念なゲームとなってしまった。


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