今日は由規を4回で代えたか…前回続投させた意図は何だったのだろうか?

ヤクルト2-7中日

ナゴヤドームでの3連戦初戦はブキャナンの好投もあり、快勝したのだが結局その後2連敗してしまい、負け越してしまった。今シーズンよく見られる光景ではあるのだが、これで借金は32まで膨らんでしまった。
今日も試合を見れていないので短めに。

先発の由規は今日も四球からつながれて失点するなど乗り切れなかった。初回に味方打線が幸先良く1点を先制してくれたのだが、直後の1回裏に京田に2ベースを許すと大島にタイムリーを浴び、同点に追いつかれてしまう。中10日以上明けての登板となるため、立ち上がりの難しさはあると思うのだが、この辺りで脆さが出てしまうのが、今の由規である。前回の登板でも初回に相手打線に掴まり、その後滅多打ちにあってしまったのだが、今日のゲームでは3回に1アウトから京田に四球を与えてしまうとその後荒木にもヒットでつながれてピンチを広げてしまう。大島は何とか三振に仕留めたものの続くゲレーロに投じたスライダーが甘く入ってしまった。ゲレーロはそれを逃さず、左中間スタンドへ運ばれてしまった。よく「スライダーは甘く入ると長打になりやすい。」と言われるが、今日の一球はまさにそんな感じの一球になってしまった。由規は怪我で長期間離脱し、ボールの質自体は怪我前よりも落ちてしまっていると思うのだが、投球スタイル自体は怪我前とそれ程変わっていないため、ボールの走りがイマイチの日は、相手打線を抑えるだけの術を持ち合わせていないため非常に厳しい投球となってしまう。
前回の登板時にも書いたのだが、①来シーズン開幕時に肩、肘の状態がどの程度まで戻るのか?②新たな投球スタイルを作り上げる事が出来るのか?という2点が由規の課題となりそうである。

ちなみに由規は前回の登板時には1-5とリードされている場面の2アウト1塁というシチュエーションでそのまま打席に入り、続投となったのだが、今日は2-4というスコアで5回表の先頭打者だったのだが、ここで代打を送られ、降板となってしまった。前回登板時の記事→「由規、藤井、山崎、奥村、ちょこっと屋宜」で書かせてもらったのだが、前回の巨人戦で代打を出さずに6回のマウンドに上げたのは中10日で100球程の球数をしっかり投げられるか確認したかったのではないか?と推測したのだが、今日は4回75球で降板となってしまった。前回の登板のことを思えば、しっかり5回のマウンドを任せて、100球前後を投げてもらったほうが来シーズンにつながるような気もするのだが、今日は5回の打席で代打を送った。由規の身に何らかのアクシデントが起こっていなければ良いのだが、もしアクシデントがないとすると何故今日は代えたのか分からない部分がある。前回は続投させ、今回は降板させた意図が伝わってきづらいところである。ちょっとチグハグな采配だったのではないだろうか?

そしてリリーフ陣も試合を落ち着ける事が出来ず、近藤が福田に3ランホームランを打たれてしまった。カーブを読まれたように完璧に捉えられてしまった。福田は思い切りの良いスイングに活路を見出した開花しつつある長距離砲なのだが、ヤクルトバッテリーはちょっと打たれ過ぎな印象もある。まだまだ脆さも併せ持っている打者だと感じるだけにもう少し配球などに工夫が欲しいところである。これで近藤の防御率も5.55まで跳ね上がってしまった。リリーフ陣が明らかに駒不足である。

打線では山田がタイムリー2ベースを含む3安打猛打賞と言うことでようやく数字が上向き始めた。8月の打率は4割を超えており、何とかこのままの調子を維持してもらいたいところである。シーズン終了までに打率を2割7部台~8分台まで上げる事ができるだろうか?
若手の山崎、奥村はノーヒット、藤井も1安打のみということだったのだが、ベテラン吉見との対決が出来たことでまた1つ良い経験が出来たのではないだろうか?プロ野球の世界で一流の実績のある投手の配球や駆け引きなどを経験する事が今後につながるはずである。

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コメント

  1. k より:

    由規は中10日以上空けてますが一応、今年はローテには入ってますからケガ明けもあって投げ込み不足で完全にガス欠になってきましてね(真っ直ぐが142前後では変化球も生きてきませんからね)課題はスタミナとツーシームやカットなど球数を減らす球種を覚えないと来年も厳しいですね(無理したら完全に肩が終わってしまうので本当に由規は難しい立ち位置にいますね)
    あと山田がやっとヒットが続くようになってきましたね、球威がない右投手と左相手なら復調と言っていいでしょうね。問題は右の速球派相手なのでマイコラスや畠、岡田や薮田から打てればですかね(来週結果が出てくれれば、もう大丈夫かなと判断したいですかね)
    それとロッテの伊東監督が今シーズン限りで辞任されましたね、ほぼ勝敗はヤクルトと同じで内容も数字も似たり寄ったりなので真中監督の去就に影響するかなと感じましたね。
    最後にそろそろ本格的に若手と入れ替えて欲しいですね西浦・谷内・武内・荒木・近藤・中澤と渡邉・風張・中尾・土肥・原泉・中島・廣岡あたり何人か上でじっくり見たいですね。

  2. 中国地方のスワローズファン より:

    結局、真中監督には何のビジョンも無いと言う事でしょう。
    行き当たりばったりの采配も多いと思います。

    ロッテの伊東監督は低迷の責任を取って今期限りで辞任されるようです。
    潔い判断で素晴らしいと思います。
    真中監督にもその潔さが欲しい所ですね。

    これで真中監督が来年も続投したらファンも幻滅して観客動員数にも影響が出る可能性が高いと思います。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    若手を見たい気持ちは私にもありますが、試合に勝つと言う事を考えると一気に若返りを図るというのは無茶があるでしょうね。山崎、奥村、藤井を使い続けるのか?それとも他の若手と入れ替えるのか?くらいの選択肢になりますかね?

  4. FIYS より:

    > 中国地方のスワローズファンさんへ

    これだけ負けが混んでしまうと真中監督の去就は気になりますよね。しかし逆にこれだけの成績でも自ら続投を志願したとするとそれはそれで監督向きのメンタルの持ち主のようにも感じますが…

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