ヤクルト5-4DeNA
リードを奪ってもそのリードを小川が守りきれず、厳しいゲームとなったのだが、最後は何とか逃げ切って見せた。プロ2年目山崎にプロ入り初ホームランが飛び出したり、リベロにタイムリーとホームランが飛び出したり、西浦がセーフティスクイズを決めたりと来季に向けてという意味では収穫のあるゲームとなった。
まずはタイトルにもした山崎について触れてみたい。日大出身、小柄な左打者、背番号31ということで現役時代の真中監督と比べられる事が多いのだが、私の印象からすると真中監督も山崎も大学時代は三拍子揃った外野手なのだが、真中監督はどちらかというと打撃に特徴がある選手で、山崎はスピードに特徴がある選手だと感じている。それだけに山崎がこれからプロの世界で活躍して行くためには、打撃面での技術向上が求められてくるのは間違いない。このゲームではサウスポー石田からプロ入り初ホームランとなる勝ち越し2ランホームランをライトポール際に運んでみせた。
正直まだ非力な印象はあるのだが、結果を求めすぎて自分の足を活かした当て逃げのようなバッティングに走らず、しっかりバットを振り切れている部分は好感が持てる。現在は2番打者として起用される事が多いのだが、送りバントはゲーム中盤~終盤の限られた場面でのみ行っている印象であり、その他の打席は基本的には山崎の打撃に期待する形を取っている。この辺りはチーム方針によって変わってくると思われるため、次期監督が山崎にどういった選手像を期待するかによってプレースタイルを多少いじらなければならなくなるかもしれないが、1軍の試合でしっかり振り切って強い打球を放てるようになったことは山崎の成長である。来シーズン以降真中監督の現役時代に少しでも近付く事が出来るのだろうか?
その他では、ここのところ1番の坂口が大当たりである。この試合でも猛打賞とリードオフマンとしての役割を果たしている。足の状態は余り良さそうではないのだが、それでもスタメンとして出場を続け、しっかり結果を残している。打率もついに3割を突破した。1番坂口がヒットを重ね、2番山崎も若手らしく奮闘しているのだが、復調したと思われた山田がまたしてもスランプに陥っているため、思ったように得点力アップに繋がっていないのがもどかしいところである。
投手陣は小川が、強力DeNA打線の粘りに苦戦したが、7回2/3を被安打6(被本塁打1)与四死球1の3失点でまとめ、7勝目を手にしてみせた。2度のリードを守りきれず、苦労したのだが、この辺りは小川の調子と言うよりは、DeNA打線の調子の良さかな?と感じた。小川自身はストレート、カットボール、チェンジアップを中心とした今シーズンのスタイルでいつも通りの投球を披露してくれたと感じる。本当に引き出しの多い投手だなと感じるのだが、今シーズンはカットボールを上手く使えている印象である。左打者のインコースに食い込み、右打者の外に逃げていく140キロ程度のボールは打者からすると厄介だろう。元々球種の多い投手なのだが、このカットボールを上手く使えているため、少ない球種で勝負する事が出来ている。この投球スタイルが軸になるかどうかは分からないのだが、少ない球種で安定した投球が出来れば投手にとっては投げミスは減らせると思うので、プラス面が多いのではないだろうか?
怪我で離脱したり、リリーフに配置転換され、結果を残せなかったこともあったのだが、今シーズンの小川は良い投球を披露してくれている。何とか2桁勝利を達成してもらいたいのだが、届くだろうか?
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コメント
山崎は真中さんとはタイプが違いますがレギュラーのチャンスを掴みつつありますね、ホームランは出ましたがバント失敗や盗塁失敗がちょくちょくあるので経験を積んで欲しいですかね(あと守備範囲がもっと広くなればレギュラーセンターとして合格ですかね)
それと小川は先発に戻ってから弱気な表情もないですし、投球も真っ直ぐ基本の組み立てでチェンジアップが効いてる印象ですね、唯一勝ち越してる投手なので残り5試合くらいは投げると思うので何とか二桁勝って欲しいですね(打線の援護があれば今の内容ならチャンスありますね)
あとリベロはパワーありますね、あの当りでスタンドインですからね(シーズン通してなら20本以上は行きそうですね)
次は濱口ですがチェンジアップが良いのですがコントロールは良くはないのでストライクボールの見極めが全てですかね(今のヤクルトは左投手ならチャンスありますね)
山崎は確実に将来の1番打者として経験を積み、成長していることは嬉しいですね。
ですが、仮に来季を考えると雄平が戻ってきたら坂口がセンター雄平がライトに入り、山崎はベンチとなると何の意味も成さないと思います。
ファーストやサードとショートも同じです。
ハタケ、川端、大引が戻って来たときに若手はどれだけ残るのか、藤井に奥村と1軍ではまだ通用しないだろうと考えていた選手たちが結果を残しているのは、世代交代を進めるための良き材料となります。
あとは外国人がどうなるのか、2軍にいる若手が来季は出てきそうなのか、そして今年のドラフトで野手の指名は多くなるのかで、山崎を含めた1軍の若手はより厳しい立場になりますし、一気にレギュラーまで登り詰める可能性もありますね。
間違いなく、山崎はその筆頭だと思います。
山崎は確実に将来の1番打者として経験を積み、成長していることは嬉しいですね。
ですが、仮に来季を考えると雄平が戻ってきたら坂口がセンター雄平がライトに入り、山崎はベンチとなると何の意味も成さないと思います。
ファーストやサードとショートも同じです。
ハタケ、川端、大引が戻って来たときに若手はどれだけ残るのか、藤井に奥村と1軍ではまだ通用しないだろうと考えていた選手たちが結果を残しているのは、世代交代を進めるための良き材料となります。
あとは外国人がどうなるのか、2軍にいる若手が来季は出てきそうなのか、そして今年のドラフトで野手の指名は多くなるのかで、山崎を含めた1軍の若手はより厳しい立場になりますし、一気にレギュラーまで登り詰める可能性もありますね。
間違いなく、山崎はその筆頭だと思います。
球の反発係数がおかしいくらいに高かったと思われます
両チームとも打球の速度が速いし伸びるしで、どちらのチームも同じ球なので条件はかわりませんけどちょっと投手陣が可哀想だったです
なのでホームランは忘れた方がいいかもしれませんね
もちろん山崎のスイングは素晴らしかったですけど
リベロも梶谷も乙坂も含めて普段のボールなら届いていなかったのではないでしょうか
> kさんへ
このゲームでは山崎のバント失敗があったのですね。今後どういうプレーヤー像を目指していきますかね?タイプ的に守備、走塁については一流に近いプレーを見せられるくらいにレベルアップしてもらいたいですよね。
> iracaさんへ
若手はこのチャンスを絶対に掴むんだ!という強い気持ちで日々を過ごしてもらいたいですよね。坂口、雄平、畠山、大引、川端といい選手ですが、もう若くはないですからね。今は怪我の影響もあって若手に出場機会が与えられていますが、怪我がなくても勝負できるような選手に成長してもらいたいですよね。
> saboさんへ
打球が伸びているように感じますよね。11年シーズンからのこともあるのでどうしても公式球の反発係数は気になってしまいますよね。柴田のフェンス直撃も思った以上に伸びましたよね。