5点差も守り切れないか…

ヤクルト５－６巨人

3回に5点を奪い、先発のギルメットも先発に転向してから好投を続けており、今日も4回まで無失点投球を続けていただけに、今日はこのまま逃げ切れるかな？とも感じたのだが、5回に四球から崩れ、結局5回持たずに降板するとその後リリーフ陣も踏ん張りきれず、逆転負けとなってしまった。何度同じ言葉を使ったか分からないのだが、今日も寂しいゲームとなってしまった。

先発ギルメットは、先発に転向してから2試合続けて好投し、来シーズンの残留が見えてきていたのだが、個人的にはどうしてもリリーフタイプの投手に見えて仕方なかった。それでも今日も4回までは無失点で抑えるなど、やはり先発として適性があるのかな？と感じさせるような投球は見せてくれていた。それでも5回の崩れ方は少し残念だった。8番の小林にストレートの四球を与えてしまうとそこから1つのアウトを奪うのにも苦労してしまった。球数が70球を超え、多少疲れが出ていたのかもしれないし、もしくはセットポジションでの投球に不安があったのかもしれないが、5点のリードをもらいながらこういう形で崩れてしまったのは、やはり残念である。
来シーズン残留させるのかどうか？また残留させるとしたらどういった起用法になるのか？気になるところである。

リリーフ陣は5回のピンチで登板した石山が亀井を三振に斬って取り、何とかリードを保つことが出来たため、このままリリーフ陣の奮闘で勝利を手繰り寄せたかったのだが、6回に松岡がマギーにタイムリーを浴びると、7回には近藤が亀井に同点ソロホームランを許してしまい、試合を振り出しに戻されてしまった。どちらも2アウトからの失点という事で防いで欲しい失点だった。
こうなると試合の流れは完全に巨人である。8回は秋吉が、マギーに決勝タイムリーを浴びてしまった。CS進出に向けて勝利への執念を見せる巨人と再開が確定した中で戦うヤクルトとの差が出てしまったと言ってしまえばそれまでなのだが、ホーム神宮で5点のリードを守り切れなかったショックは大きい。

打線は今日は3回に巨人先発の吉川光を捉え、ギルメットのヒットからチャンスを作ると四球を挟んで6連打で5点を奪って見せた。今のヤクルトが勝つにはこういう展開しかないかな？と感じていたため、この回の5得点は非常に大きなものになったかな？と感じたのだが、その後は1安打に封じられてしまい、結局逆転負けを許してしまった。本当に打線に元気がない。
唯一同点の7回に相手のエラーもあり、0アウト1，2塁のチャンスを作ったのだが、代わったマシソンに対してバレンティンがファーストファールフライ、山田がレフトフライ、大松がキャッチャーフライに倒れ、勝ちこす事が出来なかった。毎年コンスタントに数字を残しながら投げ続けるマシソンを誉めるべきなのかもしれないが、バレンティン、山田に何とかしてもらいたかった。山田のレフトフライは一瞬スタンドまで行くかな？とも思ったのだが、下半身で粘る事が出来ず、力が加わりきらなかったようで、失速してしまった。これが今シーズンを象徴するような山田の打席となってしまった。

これで92敗目となり、球団ワースト記録がはっきりと見えてきてしまった。苦しい。


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