2018年キャンプも近付いて来たため、今年も個人的なキャンプ、オープン戦のポイントを挙げてみたいと思う。昨シーズン96敗を喫して最下位に沈んだチームを小川監督中心にどう立て直していくか注目していきたいと思う。若手に台頭の兆しが見えてきている事から個人的には2008年に高田監督が就任した時に感じたチームが変わる雰囲気と似たものを感じている。若手の台頭、新戦力のチェックという意味では非常に楽しみなキャンプ、オープン戦となりそうである。
昨年の記事はこちらから→「2017年キャンプのポイント」
1軍キャンプメンバーは次の通り
投手(20名)
由規、石山泰稚、中尾輝、秋吉亮、大下佑馬、原樹理、寺島成輝、石川雅規、蔵本治孝、久古健太郎、ブキャナン、山田大樹、カラシティー、梅野雄吾、アルメンゴ、岩橋慶侍、ハフ、沼田拓巳、中澤雅人、近藤一樹
捕手(4名)
西田明央、松本直樹、中村悠平、古賀優大
内野手(11名)
山田哲人、大引啓次、西浦直亨、川端慎吾、武内晋一、畠山和洋、荒木貴裕、廣岡大志、宮本丈、藤井亮太、奥村展征
外野手(7名)
バレンティン、塩見泰隆、山崎晃大朗、雄平、坂口智隆、上田剛史、鵜久森淳志
早速注目ポイントを挙げたいと思う。
①若手の台頭
・まずはこの項目である。ルーキー含めてフレッシュなメンバーが数多く1軍キャンプに抜擢されている。冒頭にも書かせてもらったのだが、これだけ若手の名前が挙がって来るキャンプは久しぶりのように感じている。開幕1軍切符を手にする若手選手はどの程度いるだろうか?
投手では昨シーズン1軍での先発を経験した中尾、寺島、梅野がどの程度1軍レベルで通用するのか確認してみたい。中尾については、ウインターリーグで結果を残したとの情報もあるため昨シーズンからどの程度成長しているか楽しみである。左のリリーフとして食い込めればチームにとっても大きいはずである。是非成長した姿を見せてもらいたい。
寺島、梅野に関しては、高卒2年目と言う事でまだまだこれからだとは思うのだが、どの程度の投球を見せてくれるか楽しみである。寺島は昨年は怪我もあり、高校時から「伸びたな。」と感じさせるだけの投球を見せる事が出来ていなかった、ボールの質含めて成長した姿を見せてくれるだろうか?梅野は、フォームの安定、制球力の安定が課題である。1軍はまだ少し早いかな?という気もするが、首脳陣に大いにアピールしてもらいたい。
ルーキーでは、大下、蔵本、沼田が1軍キャンプに抜擢された。1人でも開幕時に1軍に残ってブルペン陣を支える存在になってもらいたい。まずはどの程度通用するのかお手並み拝見である。特に2位でサプライズ的に獲得した大下には是非スカウト陣の高い評価に応えてもらいたい。
2軍メンバーでは風張に期待したい。逆に何故1軍メンバーに選ばれなかったのか気になるのだが、オープン戦中には1軍に上がってきてもらいたい。
野手に関しては、先日書いた今シーズンのポイントの記事でも触れさせてもらった奥村、山崎、廣岡がしっかり1軍キャンプに抜擢された。開幕1軍の切符を是非手にしてもらいたい。オープン戦では結果が求められるだけにどの程度の数字を残せるか注目である。
その他ではキャッチャーの古賀が1軍キャンプに抜擢された。まだ高卒2年目なのだが明徳義塾高時代から実戦栄えするタイプの捕手だっただけに楽しみである。いい経験にしてもらいたい。
ルーキーでは塩見、宮本、松本が1軍キャンプに抜擢された。3人ともしっかりとした特徴のある選手だけにその特徴をしっかりアピールしてもらいたい。塩見は身体能力の高さを活かしたプレー、宮本は堅実な守備とノーステップ打法、松本は強肩とヘッドワークでどこまで喰らい付けるだろうか?個人的にはドラフト前の評価の割にドラフトの順位が低かった宮本がどの程度の実力のなのか楽しみである。
2軍キャンプ組では何と言っても渡邉である。結果を残してオープン戦では1軍レベルの投手と対戦する機会を出来るだけ多く作ってもらいたい。
②新戦力チェック
・ルーキー以外では何と言っても新外国人選手である。アルメンゴは中日時代の投球をある程度見ているので起用法に注目なのだが、カラシティー、ハフについては、NPBでどの程度やれるのか、このキャンプ、オープン戦で見えてくる部分が多そうである。カラシティーは先日の記事でも書いたのだが、チーム事情を考えると何としても戦力になってもらいたい。パワー型の大型右腕は希少価値も高くそれだけで武器なのだが、やはり制球力とセットポジションでの投球が課題となりそうである。
ハフは非常に前評判が高いのだが、その前評判通りの投球を披露してくれるだろうか?
投手でもう1人忘れてはいけないのはソフトバンクから移籍して来た山田大である。新天地で復活を掛けた大事なキャンプ、オープン戦となりそうである。
③怪我明けの選手の仕上がり具合
・投手では小川、星、館山は2軍スタートとなった。館山には過剰な期待は掛けられないが、小川、星は出来れば開幕には戻ってきてもらいたい。疲労骨折の回復具合が気になるところである。
野手では川端、畠山、バレンティンがそれぞれ1軍キャンプスタートとなった。ハイペースで仕上げる必要はない選手達なのだが、チームの層の薄さを考えると開幕時点でしっかりとレギュラーを確保してくれるに越したことはないと思っている。どの程度の状況に仕上げることが出来るだろうか?
12球団どのチームのファンでも同じ部分を注目ポイントとして挙げられるようなシンプルな注目ポイントとなってしまったのだが、①の若手の台頭に関しては、ここ10年程でも最も楽しみな状況にあるように感じる。昨シーズン最下位に終わってしまったことと若手に台頭の兆しが出てきた事で新しいヤクルトの息吹を感じるようなキャンプ、オープン戦になるかもしれない。
追記 中尾はインフルエンザ発症で2軍スタートになるようですね…残念。
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コメント
すべて同意です
がキャンプの最大のポイントは怪我のないように、ですね
地獄のキャンプと予告されてますし
そして青木選手が帰ってきました!
ブログの更新楽しみにしてますね
確かに高田監督時代の世代交代の雰囲気は感じますね。だいぶ顔ぶれが変わりましたしね。
①は若手が多く一軍帯同なので楽しみですね、キャンプでケガして離脱していては話にならないので厳しい練習に脱落しないで欲しいですね。気になるのは同感で大下が使えるかですね。あと寺島か梅野がローテに入れるかですかね、野手では奥村か廣岡がショートのポジション取れるかですね。
②は山田大に期待したいですね、間違いなくセ・リーグにはいない大型左腕なのて彼もローテに入ってくれたら大きな戦力かなと。
③は小川の回復具合が気になりますが無理して開幕に間に合わせなくていいかなと、ヤクルトの選手は無理すると大概は離脱していくのでGWくらいに復帰できればですね。
> ななしさんへ
厳しいキャンプに若手がどれだけ喰らい付けるか?大事なポイントになりそうですね。
> kさんへ
山田大はどの程度やれますかね?もし活躍したらソフトバンクというチームの層の厚さを思い知る事になりそうですよね。