山田哲だ！バレンティンだ！青木だ！最高じゃないか！

ヤクルト１２－６ソフトバンク

5連勝の勢いそのままに序盤から打線が爆発し、ここまで交流戦無敗のソフトバンク相手に大勝してみせた。これまでの5連勝は投手陣の粘りによってもたらされたものだったのだが、神宮に戻って打線が爆発してくれた。山田哲、青木、バレンティンという役者が揃い踏みでの大勝は最高である。そして交流戦と言う括りでいくと5連勝の勢いをソフトバンクに完全に止められてしまう事だけは避けたかったために非常に大きな1勝となったのではないだろうか。

今日はとにかく打線である。初回からソフトバンクのベテラン攝津に襲い掛かった。初回は山田哲がヒットで出塁すると青木が左中間を深々と破るタイムリー2ベースを放ち、先制点を奪うと、2回には相手のミスも絡んだ中でチャンスを作ると山田哲が摂津のシンカーを上手く掬い上げる3ランホームランを放ってみせた。3回にはバレンティンが高めに浮いたカーブを完璧に捉えて、追加点を奪うと、4回には青木のセンターバックスクリーンへ飛び込む3ランホームランなど一挙に7点を奪い、勝負を決めてみせた。
山田哲、バレンティン、青木にそれぞれホームランが飛び出すというヤクルトファンにはたまらないゲームとなった。
山田哲は、初回に先制点に繋がるヒットで出塁が出来ていたし、2回の第2打席でもチャンスで摂津のボールに喰らい付きながらタイミングを合わせる事が出来ていた。大ファール後の打ち直しでのホームランということで評価の高いホームランになったのではないだろうか？ソフトバンクバッテリーは投げるボールがなかったのではないだろうか？
バレンティンは、ここの所中々調子が上がらなかったのだが、先日の楽天戦でのライトへの軽打などチームに貢献しようとする姿が見られており、徐々に調子を取り戻してきていた。そんな中でホームランを含む猛打賞と結果を残してみせた。バレンティンの状態が上がってくれば、相手チームもヤクルト打線に脅威を感じるようになるのではないだろうか？
青木は、今日はホームランと2ベース2本での猛打賞ということで、スイングと打球に力強さを感じた。巧いバッティングも青木の特徴ではあるのだが、今日のような力強いバッティングも青木の武器の１つである。初回の左中間への2ベースも4回のバックスクリーンへのホームランもパワーを感じるバッティングとなった。このまま一気に状態を上げる事が出来るだろうか？
ヤクルトが誇る3人のスタープレーヤーによる共演は、それだけでファンの気持ちを明るくしてくれる。これまでの5連勝時とはまた違ったカタルシスを感じさせてくれるゲームとなった。

投手陣はリリーフ陣の勤続疲労が心配されていたのだが、味方の大量得点にも守られ、石川がきっちり6回を3失点でまとめ3勝目を上げてみせた。今宮、市川に嫌な形で一発を浴びてしまったのだが、それ以外は、大きく崩れる事なく試合を作ってくれた。打線の援護があればまだまだこれくらいの投球は可能なはずである。
今日は勝ちパターンで投げている中尾、近藤、石山を休ませながらもきっちり勝ちを拾えたことが大きいのではないだろうか？

P．S　また明らかにボールが飛ぶようになっていませんかね？2011年シーズン、12年シーズンでボールの反発係数によって打球の飛距離は大きく変わることは実証済みなのですが、それ以降私自身疑心暗鬼になってしまっている部分があります。反発係数はともかく今もどの球団の主催試合でも統一された公式球を使っているという認識で良いのですよね？


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