荒れる未勝利戦を落ち着かせたのはカラシティー

ヤクルト7-3オリックス

ヤクルト原、オリックスディクソンともに今シーズン未勝利ということでどんなゲームになるかと思われたのだが、原は2回、ディクソンは1回でマウンドを下りることとなってしまった。大荒れの序盤戦だったのだが、そんなゲームを落ち着かせたのはカラシティーだった。間違いなく今日のヒーローはカラシティーである。
時間がないので短めで。

先発の原は、味方打線が初回に6点を獲ってくれていただけに今日こそは今シーズン初勝利なるか?と思われたのだが、ピリッとせず2回にも2点を失ってしまい、2回3失点で降板となってしまった。小川監督をはじめとする首脳陣が原に対して非常に厳しい判断を下した印象である。個人的には2回で降板させるとは思ってもみなかったので驚きの采配ではあったが、「2軍で何をやってきたんだ!」という首脳陣の怒りの采配だったのではないだろうか?
そんな原の後にマウンドに上がったカラシティーは、原同様不調で一旦2軍に落ちていたのだが、原とは違い、2軍でしっかり修正し、1軍のマウンドに戻ってきてくれた。ここ数試合は危なげない投球を披露してくれている。今日もロングリリーフと言っても3イニングくらいだと思っていたのだが、5回の打席でも代打を送らず、結局5イニングを投げて勝ち投手となってみせた。ストレート自体がそこまで変わったわけではないと思うのだが、カットボールを有効活用している印象である。5回で49球、被安打1の無失点というのは素晴らしい数字である。今後も個人的にはリリーフで起用してもらいたいと思っているのだが、どういう起用法になってくるだろうか?

打線は初回の6得点が全てだった。0アウト満塁の場面でバレンティンがダブルプレーに倒れてしまい、その間に奪った1点のみで終わってしまう雰囲気だったのだが、その後打線がつながり、藤井、西浦にタイムリーが飛び出すと中村には3ランホームランが飛び出し、ディクソンを初回でKOしてみせた。今シーズンのディクソンは調子が上がってきていないのだが、それでもバレンティンがダブルプレーに倒れてしまった後に5点を奪えたのは見事だった。脇役である下位打線がよく繋いでくれた。

今日の勝利で昨日の負けを払拭出来たはずである。今日はセリーグチームが全勝という1日だっただけにしっかり勝利を重ねられたことに意味がある。

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コメント

  1. k より:

    やっとオリックス戦の連敗が止まったのと連勝が止まったあとの勝ちはチーム力が上がってる証拠でしょうね(オリックスに勝ち越せば交流戦優勝の可能性が出てきますね)。
    この試合は首脳陣の勝ちに拘った決断とカラシティーにつきますけど確かに今後の起用方法は悩みどころですね、5イニング目はさすがに球が浮きはじめていたので先発で長い回は難しいかなと感じてますし秋吉がいなくなってリリーフも手薄なので判断が難しいですから首脳陣の腕の見せ所ですね(優勝した年のバーネットらリリーフ助っ人3人衆みたいに助っ人先発3本柱になったら面白いとは思いますが)
    あと原樹理はシュート主体は止めた印象でしたけど簡単に追い込んでから決め球がないのでファウルで粘られるのと逆球が多いですね(シュートでなかなか三振は取れませんしね)課題はコントロールと三振を取れる球種が欲しいですよね。
    即二軍だと思いますが下でたくさん三振が取れるようになって無四球投球を続けていけば夏場の投手がキツイ時期にチームの力になれるようになってもらいですね。
    それと川端が猛打賞で状態が上がってきたのは良いですね、ストライクボールの見極めも出来てますしヒットの内容も捉えているので率を3割近くまでもってくれば常時スタメンですかね(あとサード守備についたときにどうなるかですね、守備力ないので不安ですが)
    次は小川と田嶋ですが、やはりオリックスは打線が良くないのでQSは可能でしょうね、問題はイキの良い田嶋を攻略できるかですねコントロールアバウトなところもあるので四球を選べて常にランナーを出した状態で投げさせたいですね(右を並べたいので雄平下げて荒木と畠山スタメンで)

  2. JEF九郎 より:

    先日の2回1/3に続き今度は5回も投げての勝利。素晴らしいですね。起用法に関しては、プレッシャーのかかる7回〜9回は今の中尾、近藤、石山で固定し、今のようなロングリリーフ的な2番手か、6回、又はピンチの際のワンポイントが良い気がします。(2015のロマンや秋吉を、更に便利化した感じでしょうか)三振が取れるから用途は広いですよね。

    川端は2週間位で恐ろしく状態上がりましたね。引っ張る打球も見受けられますし、悪い状態を知らないパのバッテリーからしたら、2015の残像の方が圧倒的に強いと思うので、非常に怖い存在かと思います。(四球も多いですし)
    最初はファンの私ですら即スタメン、しかも大事な3番を任せた事に驚きしかなかったですが、良い見極めかと思います。

    そして多少乱れつつはありますが、中村も要所を押さえた好リードを続けてくれています。最後の3連戦+SBはやもすると全敗もあり得る非常に厳しい闘いが続きますが、ここで一旦区切りとして、兜の緒を締め直して臨んで欲しいところです。

  3. FIYS より:

    > kさんへ

    首脳陣の勝ちに拘った采配がプラスに働きましたね。

    カラシティーの使い方はどうなりますかね?

  4. FIYS より:

    > JEF九郎さんへ

    このゲームはカラシティーに尽きますよね。私もカラシティーはリリーフでの起用を続けてもらいたいと思っています。

    今後の7試合は西武、日本ハム、ソフトバンクと言う事で難しいゲームが続きそうですよね。

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