東京ドームで流れが止まる。どうしても１つは勝ちたい。

ヤクルト１－７巨人

東京ドームでの巨人戦にいいイメージを持っているヤクルトファンは少ないはずである。交流戦明けの最初のカードが東京ドームでの3連戦と言う事でここで交流戦での良い流れがストップしてしまうのが怖かったのだが、その不安が現実のものになりかけている。それだけに何としてでも明日のゲームに勝ってもらいたいのだが…まずは今日のゲームを簡単に振り返っておきたい。

ハフは普段に比べてストレートの球速アベレージが下がっているように感じた。ストライクゾーンで勝負するタイプの投手で特にストレートとチェンジアップの緩急を上手く使う事に特徴のある投手なだけにストレートの走りが悪いと東京ドームでの巨人打線を止めることは難しくなるのかもしれない。初回にマギーに先制タイムリーヒットを浴びると4回には岡本にソロホームラン、5回にはマギーに3ランホームランを浴びてしまい、5回5失点で負け投手となってしまった。何とか5回2失点くらいでまとめてくれれば良かったのだが、5回は2アウトまでこぎつけたのだが最後にマギーにやられてしまった。
今日に関しては、やはりストレートの走りが普段より悪く感じた事が気になった。年齢的にも決して若くないだけにこれから夏場以降の投球が気になるところである。
リリーフ陣では、ドラフト2位のルーキー大下が初登板を果たした。2軍でも数字を残したとは言い難い中での1軍昇格となったのだが、今日は2回をパーフェクトと最高のデビュー戦となった。ハフとは反対にオープン戦の頃に比べればストレートの球速が増していたため、その分打者が打ちづらさを感じたのではないだろうか？こういった投球をコンスタントに披露してくれれば良いのだが、簡単にはいかないだろう。まずは敗戦処理が続くと思うのだが、20年前、30年前に比べて敗戦処理投手の必要性は比べものにならないくらい高まっている。投手陣の負担を軽減する意味でも負けゲームでも今日のようにしっかりイニングを喰ってもらいたい。

打線は山口俊に完投を許してしまった。ヤクルト打線にとってはこの山口俊は天敵である。昨シーズンはプライベートでのトラブルもあり、ほぼ野球が出来ない環境の中にいたのだが、今シーズンはしっかり修正して野球に取り組んでいる印象である。力のあるストレートを中心とした投球スタイルには年齢以上の若さを感じる。この山口俊をDeNA時代から苦手にしているのである。菅野のように圧倒される印象はないのだが、中々攻略出来ない印象である。元々素材は超一球品の投手だと思うのだが、先発転向後投球のメリハリを付けるのが上手くなった印象がある。
それでも何とか攻略して欲しかったのだが、今日も投手陣が崩れる中で気分よく山口俊に投げられてしまった印象である。リーグ戦再開後気になるのは山田哲の状態である。似たタイプのリードオフマンである巨人の坂本がチャンスメーカーとしてもポイントゲッターとしても機能しているため山田哲の不調ぶりが目立ってしまうのだが、ヒットはおろか出塁すら出来ていないのはヤクルトにとっては大きな痛手である。2016年シーズンの終盤から続いていた大スランプをようやく脱しつつあるかな？と感じているだけに明日は何とか結果を残してもらいたい。山田哲にとってもチームにとっても明日の巨人戦は非常に大切なゲームとなりそうである。


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