ヤクルト10-9阪神
山田大が前回の登板に続いて失点を重ねてしまい、厳しいゲームとなったのだが、好調の打線が取り返し、15安打10得点で大乱戦を制してみせた。これで5割復帰である。一気に勝ち星を積み上げていきたいところである。
先発の山田大は前回の登板に続いて相手打線に序盤から掴まり、3回5失点で降板となってしまった。俊介、陽川に浴びたホームランに関しては、決してコースは悪くないように感じたのだが、完璧に捉えられてしまっていた。まだまだ本来の調子からは程遠く、1軍で投げながら調整する時期でもないように感じる。もう一度2軍で調整しなおしてから戻ってきてもらいたい。大柄なのにギクシャクした部分が感じられない綺麗なフォームはそれだけで魅力的である。
リリーフ陣は4回から大下ー原ー中尾ー近藤ー石山とつないで何とか1点差での勝利に繋げてみせた。打線の奮起もあって勝ちパターンの継投に持ち込むことが出来たのだが、これだけ試合が荒れてしまうとリリーフ陣も難しかったはずである。そんな中で最後の3イニングを任された中尾、近藤、石山は、何とか阪神打線の勢いを止めてくれたのではないだろうか?石山は、新外国人のナバーロにタイムリーを浴び、1点差に詰め寄られてしまい、球場も騒然として雰囲気になっていたのだが、それでもその1点で食い止め、クローザーとしての役割は果たしてみせた。
打線はここに来ていよいよ本領発揮という雰囲気が漂い始めてきた。切れ目のない打線で最大4点のビハインドをひっくり返してみせた。層が厚いわけではなく、ベテランも多いため、怪我などのアクシデントは怖いのだが、「線」として繋がり始めている。面白い打線が組めてきた。
1番西浦
・今日は苦しんだが、最後に殊勲打となる勝ち越し2点タイムリーを放ってみせた。昨日に続いて大事な場面で一本出してくれたところに成長を感じる。フォロースルーを変えた事でバットコントロールが上手くなっただろうか?
2番青木
・ラッキーな3ベースもあったのだが、今日も猛打賞という事で絶好調である。インコースのストレートをしっかりライト方向に弾き返す場面も目立ってきており、夏本番を前に一気に調子を上げてきた印象である。5連勝中の成績は、20打数13安打2ホームラン8打点、打率.650と凄まじい数字を残している。さすがスーパースターである。
3番山田哲
・山田哲自身の調子はまだ上がりきっていない印象なのだが、チームの好調に乗せられている印象である。西浦が1番で好調を維持している事から、3番に入れていることも本人にとってはプラスに働いているのかもしれない。ミスターヤクルトスワローズとしてチームを支える一打を放ってもらいたい。
4番バレンティン
・今日はチャンスでタイムリー2本で3打点と結果を残してみせた。打率はそれほど上がってこないのだが、例年に比べて打点は多く、4番らしい仕事をしてくれている印象である。上位打線の出塁率が上がって来る中でチャンスでの打席が増えそうである。
5番雄平
・今日は5番で起用されたのだが、3安打2打点とその起用に応えてみせた。渋いヒットが多かったのだが、バレンティン同様チャンスでしっかり結果を出し、クリーンアップとしての役割を果たしてくれた。
6番坂口
・6番や7番で打撃好調を維持している坂口を起用できるのは大きい。今日もホームランを含む3安打と見事なバッティングを見せてくれた。コンディション面での不安はあると思うのだが、このままキャリアハイの数字を目指して突っ走ってもらいたい。どの打順でもどのポジションでも安定したプレーをみせてくれる坂口の存在は大きい。
7番川端
・まだまだ強い打球が打てていない印象ではあるのだが、その天才的なバットコントロールは健在である。今日も貴重な2点タイムリーを放ったのだが、低目の変化球にバットを巧く合わせる技巧的なバッティングを披露してくれた。ここにパワーが加わってくればもう少し率は上がって来るはずである。
8番中村
・今日はノーヒットと蚊帳の外になってしまったが、バントなど細かいプレーはきっちりこなしてくれている。場面場面で割り切って打席に入ることは出来ているのではないだろうか?
1番~4番までの厚みと5番以降の繋がりが上手くマッチしており、打線として機能し始めている。投手陣の疲れが溜まる時期に打線で勝利を引き寄せるゲームを増やしてもらいたい。
追記
藤井の7回の走塁に関しては、頂けなかった。身体能力は高いのだが、判断力はまだまだという印象である。審判の説明(北條はタッグ行為を行なっていない。)も不可解でした。このゲームの流れを変える大事な場面について触れていなかったので追記しました。
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コメント
いつも楽しく読ませませて頂いております。荒木 大輔入団からファンになりましたファン歴35年位のオッサンです。
この5連勝は交流戦連勝時とは違う内容の連勝だと感じます。
西浦の打撃フォームが変わり打球が強くなったのが好調の原因かと感じます。
また1番山田より西浦が1番になったことにによって2番青木がある程度自由にバットが振れる状態が増えてきてると感じます。1番山田で出塁すると盗塁を考えてある程度見ていかないといけない場面になるので青木が自由にバッティング出来なかったと思いますシロート考えですけど…。
昨日のシングルヒット6連打は、つなぐ野球で結果も出て良かったと思います。また西浦が生まれ変り大変嬉しく思います。
これから先が楽しめそうです。
※PS 誤字だらけで読みにくいと思います。すいません。
南国宮崎より燕の上昇気流を願っております。
序盤の四点ビハインドのゲームをひっくり返したのはチームの強さを感じますね(広島のような試合でした)
打つ方はこのメンバーが力を出しきれば得点は常に期待できますね、梅雨も明けてどこのチームも投手が急にへばってるので打線とリリーフ陣が活躍したところがAS前に一気に突っ走る感になってきましたね。
先発の山田大は右打者に軸となる球がないのがキツいですね、左は内角のシュート系があるのでまだいいのですが球速が140ないのは厳しいですね、二軍に落ちると思いますが来週は小川が戻ってきますが寺島がダメなら先発が1枚足りないですね(個人的に山田大には必ずやってくれると思ったので・・・・)
あと大下はホームラン打たれましたが投げっぷりはいいので少し希望が見えてきましたかね球速も上がってきてるので彼が山田大と入れ替りで先発で計算たつと嬉しいのですが(即戦力での入団なので厳しいところで使ってみて期待に応えらるかみたいですね)
次は岩貞ですが調子落ちなので二回りすれば捕まえられると思いますがハフも球威が落ちているので、この試合のような展開になりそうですね(ハフに踏ん張ってもらうしかないのですが日本の夏場の暑さが苦手そうですね)打線は阪神より上なので打ち合いならヤクルトでしょう、投手はヤクルトも阪神もバテ気味なので誰か調子いいのが抑えるのがカギですかね(ヤクルトなら中尾と大下。阪神は能見と藤川ですかね)
それと石山が最後締めれればですね(好調の陽川への長打を警戒しないといけませんね)
うちのチームに限らず2016年ドラフト組の投手凄くないですか?
> 南国燕さんへ
いつも見て頂きありがとうございます。
私も誤字、脱字が多いですが、ご了承下さい。
調子が出てきたたなかでの青木の頭部死球ということで心配ですね。
> kさんへ
確かに最近の広島のような勝ち方でしたね。西浦、青木、山田哲という打順が機能し始めていたのですが…ここでの青木の頭部死球は痛いですね。
> saboさんへ
新人王は京田と源田ということで珍しく両リーグとも野手だったのですが、投手陣も奮起していますよね。個人的には高卒組の出世争いが楽しみです。